医学部再受験で失敗しないために!
~合格できない人の特徴~
みなさんこんにちは。
前回は医学部の中でも特徴的かつ大切な解剖学実習についてお話ししました。
今回は打って変わって医学部再受験についてお話ししたいと思います。
医学部再受験の闇、合格できない人の末路
私は他学部を卒業した後に医学部再受験を決意、無事浪人生活1年で医学部に合格しています。
浪人時代に通っていた塾には再受験生がとっても多かったです。しかし私が知っている中で再受験で合格を勝ち取ったのは私を入れて3名のみ。他の人たちは結局合格を果たせませんでした。今日は合格できなかった人を何人かご紹介します。
①Aさんの場合
Aさんは看護師として長年勤務した後、医学部受験を決意。金銭的な理由から、医学部受験は国公立にのみ絞っていました。私が出会ったのは受験を初めてすでに5年ほど経った時。いまだに模試ではA判定どころかC判定も危うい状態でした。
②Bさんの場合
Bさんは私立大学の文系を卒業した後に就職はせず、医学部再受験を目指し始めました。私が出会った時は受験を初めて3年目の時。Bさんも私立大学医学部も一応受けるが、国公立医学部を第一志望にしているという状況でした。
2人は結局私が合格した年には合格できず、その後何年経っても連絡はありません。塾の人にも連絡はせずに消息を経っています。私の医学部進学が決まった時に聞いたのは、Bさんがそろそろ就職を考えないとな、と言ってたことです。資格を持っているAさんはその後もすぐに就職できるはずですが、Bさんの場合は新卒で就職することは難しく、険しい道のりになることでしょう。
医学部再受験に失敗する人の特徴
医学部再受験に失敗する人の特徴として以下の2点があると思います。
①現状把握をせずに欲張りすぎる人
Aさんは看護専門学校を卒業しており、Bさんは附属高校から次第に進学していました。一緒に過ごしてきて感じたのは、2人とも元々の基礎学力が高かった訳ではない、ということです。元から国公立の他学部出身者であればセンター入試の対策法や勉強の仕方も把握していたでしょうが、2人はその経験がない状態で、国公立医学部を目指していました。医学部再受験を考えるのであれば、今の状況で自分はどこなら狙えるのか、どれくらい勉強時間が確保できるのかなどを冷静に分析できる力が必要です。
②必死さの足りない人
再受験生は少なくとも、今までの人生から大きなシフトチェンジをして受験勉強を進めています。しかしながら何か自分にプレッシャーをかけるものがなければ、その必死さは生まれません。私の場合は、「もうこれ以上両親に金銭的な負担はかけられない」という思いから、一秒たりとも無駄にしないという思いで毎日勉強していました。自由にしていい時間は1ヶ月に半日ほど。しかしAさんBさんは塾での昼休みに2人で話したり他の塾生も巻き込んでおしゃべりをしていました。私はなるべく勉強時間を確保しようと思い、話しかけられてもあまり積極的に会話することはありませんでした。こういった必死さがあるかどうかで未来が変わったのだと思います。
再受験は過酷だが、人生逆転のチャンス
いかがでしたか?再受験を考えている人にとって少しシビアな話になったかと思います。医学部再受験というのはこれくらいの覚悟が必要なことなんです。
逆に、これくらいの覚悟と努力があれば合格することは可能なんです。
医師になった先の人生と、現状の先に見える将来は大きく異なるかと思います。人生を変えるのも、変えないのも自分の努力次第です。
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