医大生インタビュー(10)
医学部に入学してからのギャップ(聖マリXさん)
それまで大学に行った経験がないと、「大学生活」についてぼんやりとイメージすることはできてもリアルな感覚を持つのは難しいもの。
入学してから高校までとの違いにびっくりすることもあります。
今回の医大生インタビューでは、医学部に実際に入学してみて驚いたこと、意外だったことについて教えていただきました。
外から眺めていた医学部のイメージと内情は違うのでしょうか?
今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!
【お話を聞いた方】
Xさん
【学校・学年】
聖マリアンナ医科大学医学部
【現役・既卒】
2浪合格
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医学部に入学して感じたギャップ
医学部に対して入学前にあるイメージと言えば、解剖や「授業が大変そう」といった漠然としたものが多いのではないでしょうか。
Xさんに医学部に対し、入学前に抱いていたイメージと違っていた部分について伺いました。
医学部に入学して驚いたこと
– 医学部に入ってから驚いたことはありますか?
Xさん:まずびっくりしたのは一般教養が少ないことですね。1年の時から医学の授業がたくさんありました。
授業の空きコマもほとんどないですし、部活も厳しくて休みが少ないことに驚きました。
– 具体的にはどのような厳しさなのでしょうか?
Xさん:一部の運動部は練習が多いので、プライベートの時間が持っていかれてしまいます。
昔は留年しそうになっても休めない部活もあったそうです。今は大学のルールが変わり、そのような部はありません。
また、夏休みも大会があるので、3週間のうち2週間は部活に費やされる部もあります。
もちろん部活にもいいことはあって、試験の過去問や教科書をもらえたり、知り合いのつながりがあると病院実習がやりやすかったりします。
もし大学に残って就職しようと考えているなら、昔よりは弱くなっていますが部活内のつながりもかなり有用です。
部活について
– Xさんはどんな部活をされていますか?
Xさん:私は、運動系の部活とJIMSA(日本国際医学ESS学生連盟)に所属していました。
– JIMSAとはなんですか?
JIMSAとは全国の大学の医療系ESS(English Speaking Society)の交流を目的とした学生団体です。
・ELT(English Learning&Teaching・一般英語部門)
・BM(Basic Medicine・基礎医学部門)
・CM(Clinical Medicine・臨床医学部門)
の3つのセクションがあります。
各セクションで少し異なりますが、具体的にはスライドを作り、英語で学会形式の発表やプレゼンを行ったり、USMLE(アメリカの医師国家試験)の勉強会をしたりしています。
次回の医大生インタビューは「自分の夢と受験生に伝えたいこと」!
部活については女子医とはまた違った雰囲気の聖マリ。
厳しくプライベートとの両立が難しい一方、教科書や過去問といった短期的なものだけでなく、就職時やその後の人間関係構築というメリットも大きいようですね。
次回の医大生インタビューでは、Xさんのこれからの夢と、受験生へのメッセージをお聞きしました。
受験時はどうしても「合格すること」に注目してしまいがちですが、将来のことを考えたらチェックしておきたい項目について教えていただきました。
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