【2023最新】自治医科大学!安心して充実した医大生生活を送れる保障あり!

医学部入試情報

2023年の医師国家試験の合格率が最も高かった大学は、どこだと思いますか?

合格率トップはエリート私立医学部の順天堂大学で、100%でした。

では、第2位の医学部はどこでしょうか。

第2位も私立医学部で、自治医科大学と国際医療福祉大学医学部が同点の99.2%でした。

すべての国公立大医学部を上回る合格率のこれらの私立医学部ですが、自治医科大学は特別な仕組みになっており、地元民で知らない人はいないくらい知名度の高い大学です。

皆さんも少しは耳にしたことがある医学部かと思いますが、国家試験合格率のトップを走ってきた自治医科大学の仕組みを分かりやすく説明します。

「約束」を守り抜けば6年間の学費を返済しなくてよい

学費0円なのは全学生に全額が貸与されるから

「医学部学費ランキング」や「私立医学部の学費一覧」などで、自治医科大が「学費0円」などと表示されているのを見たことはありませんか。

実は、「6年間で約2300万円」という正式な学費はあるのですが、「約束を守り抜く限り」実質的に0円になる制度なのです。(防衛医科大学校と似たシステムです。)

つまり在学中は「入学金や授業料など全額が貸与」され、卒業後、条件を満たせば返還が免除されるというわけです。

この15年間以上にわたって、自治医の医大生の精神的なプレッシャーはないことはなく、長期休みも奇抜なことをしないよう自らにクギを刺して暮らさねばなりませんし、どんな時でも教授に品行方正にふるまうのにもストレスもあるそうです。お酒が飲める年齢になってもまだ青春期ですから、変な噂が立ってメンヘラになり不登校でも起こしたら一巻の終わりなのです。

ですから、サークル等でのいざこざや恋愛破綻が発展して大学に居づらくなったりしても大変です。

そのため、万が一、自治医に入学した後で病気にかかってしまった場合や、家族に異変があった場合などは、遠慮せずに正直に大学関係者に申し出るようにしましょう。

もし約束を守らなかった場合、単に学費総額を払えば済むだけではありません。その「約2300万円に利率を乗じた額」を支払わなければなりません。学費を借金していた利息も課されるのです。自治医科大の学費を何としても浮かすべく、メンタルタフネスを鍛えて卒後の勤続をまっとうしましょう!

僻地医療に貢献したい人には嬉しい勤務地指定

公式サイトより正確な文言を抜粋します。

この修学資金は、大学を卒業後、直ちに、学校法人が修学生の第1次試験の試験地の属する都道府県知事の意見を聴いて指定する公立病院等に医師として勤務し、その勤務期間が修学資金の貸与を受けた期間の2分の3(1.5倍)に相当する期間(その勤務期間のうち2分の1は、知事が指定するへき地等の指定公立病院等に勤務する。)に達した場合は返還が免除されます。

但し、この条件を成就しなかった場合には、貸与金に所定の利率を乗じて得た額を加えて一括返還することになっています。

つまり、分かりやすく噛み砕くと、学費2300万円がタダになる条件は、

①卒後9年間、指定された公立病院等で地域医療等に従事する

②9年間のうち4年半は、僻地(へきち)の指定公立病院に勤務する

③9年間には、2年間の臨床研修と、2年間の後期研修を含む

といったものです。

地域医療と僻地医療の両方に貢献しなければならないのですね。

実際には、自分自身とゆかりのある地で僻地医療に貢献できることに安心と喜びを覚える人も少なくないようで、勤務先病院がないことを恐れる必要がないことから、「一粒で二度おいしい」と感じる「精神的に成熟した医学科生」が多いです。

比較的、「女性や老人に対する地域医療」に貢献したいと願う女性が多めです。

生活費に回せる奨学資金貸与もある

これまで述べてきたのは、「修学資金貸与制度」と呼ばれるものです。

これとは別に、生活費などに回すことができる奨学資金を借りることができる制度もあります。

月5万~15万で、卒後9年以内に割賦で返済する必要があります。

こちらは無利息ですが期限付きで要返済なのですね。

自治医科大学医学部には、奨学資金貸与制度もあります。(中略)申請に基づき無条件で月額50,000円を貸与します。

さらに家庭の経済状態や学業成績などを勘案して選考し、最高月額150,000円まで無利息で貸与する制度です。

なお、卒業後、9年以内に割賦(毎年6月および12月の半年賦均等償還)の方法により返還していただきます。

詳しい公式情報は以下のページをご覧ください。

よい雰囲気の中で確実に医者になることに全員が満足

ここまで読んだ人は、自治医科大には「何が何でも医者になりたい生真面目な人」や「利息付きで学費を返済しなければならないリスクにおびえている人」や「倹約精神や親孝行が素晴らしすぎる人物」が在籍していると想像したかもしれません。

ですが、「9年の配属地・勤務地しばり」という条件をよそに、自治医科大の医学科生は勉強も人生も満喫しているのです。

友情を育てて人脈を築けば、広い視野が開ける。すると、脳に刺激が多く伝わり、前向きに積極的になれる。そうすると、深い医学の世界を知悉する体力や精神力が養われる。そういうことなのです。

若さで不安を跳ねのけて学業に専念するタフさを感じます。

医学科の男女比が6:4程度と、女性学生が多めなのも良い雰囲気づくりに一役買っています。

和気あいあいとした雰囲気で協力し合うことで、士気や道徳性も養われています。国家試験不合格やドロップアウトの可能性におびえることなく、のびのびとそれぞれの生活・友人関係を満喫して医師になれるのは羨ましい限りです。

親元を離れた自立した環境のもと、将来の不安もなく、設備や学習も充実しているため、恋人にめぐまれる人も多いようです。

まとめると、カリキュラム、学習環境、部活、学生生活、友人関係、臨床・実習、設備、国家試験合格率など、きわめて多くの点に医学科生たちは満足しています。実際に自治医大医学科の先輩たちの声を見てみましょう。

・教授も学生も全員優しい
・レポートの確認や手術の仕方などのサポートもしっかりしていた
・ADHDなどの治療施設もある
・医師になるには何が大切かを身をもって体感できる
・医学科生自身がとても優秀で、進んで学ぶ。先生の質もよく、丁寧に教えてくれる
・医学部・看護学部専門の大学ということもあり、設備が充実している
・医師国家試験合格率100%なので、将来への不安もなく、安心して授業を受けられる。
・他大学の医学部より1年早く、BSL(ポリクリ)による実習を行える
・各都道府県の県庁が指定する病院に配属されることで、僻地医療に貢献できる
・CBTを一年早く受けられるため、早く実習が行える
・各都道府県の縦の繋がり、学年ごとの横のつながりが強いため、交流が盛ん
・全員で寮生活をするため、縦と横のつながりを築ける
・6年生専用の自習室など勉強する環境がとても整っている

 

在学生から喜びの声がたえない自治医大ですが、医学部医学科の偏差値は67.5、看護学部看護学科の偏差値は47.5です。

医学部医学科の倍率は2022年が17倍、2021年が18.6倍と、不可能なゾーンではないが生半可な努力では狙うのが難しいです。

合格者のうち女性が37%、現役生が47%と、いずれも比較的高めです。

なお、自治医科大学は栃木県にあります。栃木に赴いてリフレッシュしたい人、全寮制で楽しく安心な医大生生活を送りたい人、卒業後は出身都道府県で地元に貢献したくてたまらない人など、一念発起して受験を検討してみてはいかがでしょうか。

自分の人生を賭けた挑戦・選択であると自覚して、周りの人に相談や説得を行うことから始めてみてはいかがでしょうか。なにごとも一人で成し遂げることはできませんから。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

【2023年版】 現役医大生が選ぶ医学部予備校おすすめTOP5