医学生がバイトをするメリットとデメリットは?費やせる時間はどのくらいある?

現役医大生の実情

医学部は勉強が忙しいというイメージをお持ちの方は多いでしょう。

さらに部活まで入ったらアルバイトをする余裕はないかもしれないと思っていませんか?

ここでは現役医学生の視点から医学生がバイトをするメリットとデメリット、おすすめのバイトをご紹介します!

医学生がバイトをするメリット

人生経験が積める

これは最大のメリットの一つです。医学部に入学したらほぼ確実に将来は医師になります。医師になったあとは医師以外の職業、例えば飲食業やイベント運営などに携わる機会はほぼありません。学生のうちに医学と関係のない業界のバイトで人生経験を積んでおくと視界が広がりますし話のネタも豊富になります。一見将来のキャリアに結びつかないように思えるバイトこそ学生のうちにぜひやっておくべきです。また、サービスを提供する側になってみることでスタッフの気持ちや大変さを身をもって実感することができます。待ち時間が長かったりサービスが行き届かずイライラしてしまったりすることがあっても、スタッフの立場になった経験を思い出せばイライラも軽減するかもしれませんね。

いろいろな人と出会える

医学部に入るとどうしてもまわりは医学生や医者ばかりになってしまいます。医学部の部活はほとんどが医学部内だけで完結してしまいますし、他大との交流があってもほとんどが医学生同士の交流です。医学部では自分から外に出てみないとなかなか違う分野の知り合いをつくることはできませんが、そんな時に手っ取り早くいろいろな人と出会えるのがバイトです。単発のバイトでも意外と人と話す機会がありますし、固定のバイトではより深い付き合いになることもあるでしょう。イベント運営など人とコミュニケーションを取る場面の多いバイトを選ぶと話すチャンスが多くなりますのでおすすめです。

息抜きになる

空きコマなどなく朝からみっちり行われる授業や実習、夜遅くまである無駄に厳しい部活…などが繰り返される単調な生活は結構飽きてきます(笑)。そこでバイトを入れて普段とは違う世界に触れることでかなり新鮮な気分になれます。初めてやる仕事はワクワクしますし、初めて会う人と話すのはかなり楽しいです。大学や学部を聞かれることもよくあり、医学生ということが知れると称賛のまなざしを浴びることが多いのでちょっと得した気分になれることもあります(笑)。バイトのついでに勤務地近くのカフェを開拓してみたりするのも楽しいです。単発のバイトは気分転換したくなった時にその都度入れられるのでおすすめです。

お金を稼げる

これもバイトをする最大のメリットの一つです。大学生活は想像以上にお金がかかります。教科書代やパソコン代、部活関連の出費を自分で支払うとなるとそれだけで数十万円から百万円以上かかります。交際費についても想像以上にかかります。特に20歳を過ぎてお酒が飲めるようになると飲み代がかなりかさみます。実習の打ち上げや友達との飲み会などで毎回3000円以上はかかりますのでかなりの出費です。長期休みや大きな試験が終わったあとは旅行に行くことが多いので旅行代もかかります。大学生になってちょっと良い物を持ちたいと思うと服やバッグ代もかかってきます。お小遣いをたくさんもらえる場合はよいですがそうでない場合が多いと思いますので、大学生活を充実させるためにはバイトをして補填する必要が出てくるかもしれません。

医学生がバイトをするデメリット

時間を取られる

医学部の勉強は特に試験前になると大変です。単発やシフト制のバイトはまだよいですが、完全に曜日固定のバイトだと試験前はかなりきつい思いをすることになります。塾講師や家庭教師のバイトは人気ですが、勤務時間以外にも授業の予習をしたりプリントを作成したりする必要があります。中にはバイトで教える内容を大学の授業中に復習している人もいました。またバイトを入れすぎると友達との時間が取れなくなることもあります。大学生は他の学部に通っている友達も思った以上に忙しく、スケジュールがなかなか合わないことがあります。バイトを優先するあまり友達との時間を疎かにしてしまうのはもったいないのでうまく時間配分をしましょう。

体力が奪われる

大学の授業と部活に加えてバイトまでやるとかなり疲れます。バイトによっては肉体労働だったり早朝から夜遅くまで勤務したりとハードなものもあります。頑張りすぎて身体を壊しては元も子もありませんので自分ができる範囲で予定を入れるようにしましょう。

学業に支障をきたす

上の2つにも関係することですが、バイトに没頭するあまり本業である学業が疎かになってしまっては本末転倒です。実際バイトのしすぎで留年した人もいます。留年すると学費が1年分余分にかかる上に人生の貴重な1年を無駄にすることになります。多くの医学部では留年するとその年の科目はすべて再履修になりますのでかなりの負担となります。

プライドが傷つくこともある(笑)

あまり民度の高くないバイトでは訳の分からない理由で理不尽に怒られることがたまにあります。医学生はプライドが高い人が多そうなので、理不尽に怒られるとプライドが傷付いてしまうかもしれません。それはそれで社会勉強となり良い経験といえばそうなのですが、そういった経験をしたくないという方はバイトを選んだ方がよいでしょう。

医学生におすすめのバイト

塾講師・家庭教師

王道のバイトは塾講師や家庭教師です。医学部に入るだけの学力があればたいていのところは採用してもらえます。時給が高いことも多くおすすめです。大学受験の記憶が新しいうちにトライしてみましょう。

試験監督

大した作業もなく座れることも多いのでとても楽に稼げるバイトです。私は50回ほどやりました(笑)。時給は安いですが勤務時間が長いのでまとまった額を稼ぐことができます。休憩が多く取れる試験ではかなり勉強が捗りましたのでありがたかったです。

飲食

カフェや居酒屋でバイトをしている人もそこそこいます。料亭や焼肉屋、ラーメン屋でバイトをしている同級生もいます。学生のうちしかできない経験ですのでぜひやってみましょう。私はなかなか踏み切れず結局1度もやらないまま学生を終えてしまいそうなので後悔しています。

イベント運営

イベント運営は仕事自体も楽しいですし、いろいろな人と話す機会が多いバイトでもあります。コミュニケーション力に自信がない方は鍛えるチャンスです(笑)。ぜひ勇気をもって応募してみましょう。コンサートや握手会のバイトでは運がよければ会場内に入ってアーティストやアイドルを近くで見られることもありますのでとてもお得です。

医学書の校閲

採用数が少ないバイトではありますが、時給が高く勉強にもなるお得なバイトです。医学生の知り合いも増えます。知識が必要なことがあるため高学年から始める場合が多いようです。

病院の夜間受付

男子に人気の夜勤バイトです。かなりの額を稼ぐことができます。しかしかなりきついバイトでもありますので体力に自信のある男子におすすめです。

医学部に入ったらバイトにも挑戦してみよう!

お金に余裕があるなら無理にバイトをする必要はありませんが、私の大学では何かしらのバイトをしたことのある人が多い印象です。私も色々な経験をしたくて単発でかなりのバイトをやりました(もちろんお金のためでもあります笑)。固定バイトを入れるのは不安という方は単発バイトがおすすめです。学生向けのバイト紹介サイトもありますのでぜひ検索してみてください!

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