医学部生が解説!
医学部を再受験するなら私立がオススメの理由

医学部入試情報

みなさんこんにちは。

今日は、医学部再受験についてお話ししたいと思います。特に私立医学部の再受験がオススメですので、解説していきます!

私立は難易度が低い

なぜ私立医学部がオススメなのか。ズバリ、難易度が低めだからです。

ここから具体的に解説していきます。

医学部再受験を目指す方は、すでに他の大学を卒業された方や働かれていた方が多いですよね。もちろん学費が安い国公立に合格できればな…という思いをもつでしょう。

しかし、国公立大学の医学部に合格するためには一般受験であれば共通テストにおいて5教科7科目で少なくとも80%以上、できれば85%以上の得点率が欲しいというのが現状です。

できますか?

ご自身の中でタイムリミットが1年間なのであれば、それまでの間に共通テストで得点を取り、二次試験でもある程度の点数を取ることは可能でしょうか?もし可能であればぜひ挑戦していただきたいです。

しかし医学部の二次試験で使わない科目まで勉強することに時間を使うのはかなりのハードワークですし、そもそも本番で満遍なく得点できるかもわかりません。実際に私の知り合いで国公立医学部を再受験していた人は何年も勉強に取り組み、その後連絡が取れなくなりました…

次に学士編入制度の活用です。多くの国公立大学では毎年数名、学士以上の人対象に入試が行われています。

文系学部出身者や、有名大学卒でなくとも合格者がいるのがこの制度の特徴です。しかし、旧帝大卒の人や海外大学卒業者が合格者に多いのが私の印象です。たとえ有名大学卒、大手金融会社で働いていた人でも何年も挑戦をして結局一般入試で私立医学部に合格した知り合いもいます。

また、英語や生命科学といった科目が入試科目となる大学が大半ですが、コネが効くのもこの入試の特徴だなと感じております。

合格までの基準が見えづらい入試制度ですので、一般入試と並行しながら挑戦するのが妥当でしょう。

それに比べて私立医学部は3教科4科目で良く、最低限の勉強内容で合格できます。また、合格までに必要なレベルが明確であり、1年でいろんな大学を受験できることで合格できる可能性も広がります。

国公立医学部を目指したい方は、私立医学部に合格できる力を身につけた後に考えることが必要かと思います。

合格のためのポイントは

では具体的に再受験で合格するためのポイントはなんでしょうか?

まず1つ目は、勉強時間の確保です。働きながら、または大学院などに通いながら受験する人も沢山います。その場合、生活と勉強の両立が大切になってきます。効率よく、しかも量も担保しながら勉強することが医学部合格に求められますので、勉強プランを計画しましょう。プランの立て方は、以前私が書いたこちらの記事を参考にしてください↓

2つ目は、医学部再受験の確固たる理由です。これは二次試験の面接でかなり重要です。

正直、私立医学部からしたら現役生をなるべく入れたいと思っています。長く医師として働いてもらえますし、病院という組織にも馴染みやすいためです。そんな中でも再受験生を取りたいと思ってもらえるかは、みなさんの説得力にかかっています。

辻褄の合ってない理由やあまり好印象を抱かれないような理由を言うのはかなり危険です。幸い、医学部不正入試問題が明るみになってきてから、入試における公平性が比較的担保されているように思えます。今のうちに合格を決めましょう。

3つ目は学費の問題です。私立医学部であれば面接の際に再受験生は「学費はどのように工面するか?」といった質問をされることがあります。奨学金にもいろんな種類があり、選んで活用することが重要です。私が以前書いたこちらの記事も参考にしてください↓

また貯金を貯めてそれを学費に充てたり、働きながら学校に通うという手もあります。どのようにすれば自分が通えるか、シミュレーションしておきましょう。

いかに最短で医学部に合格するかを考える

いかがでしたか?

医学部に合格するためにはいろんな側面を考えなくてはいけません。

私立or国公立、入試科目、学費、立地…etc.

どうしても行きたい大学が限られている、などの特別な理由を除き、医学部に合格できればどこでもいいという人も多いかと思います。

どうすれば合格できるのか、一度自分自身と向き合って考えてみると良いでしょう。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

【2023年版】 現役医大生が選ぶ医学部予備校おすすめTOP5