私立の医学部の学費が高額で払えない場合の対処法

みなさんこんにちは。夏本番が近づいてきました。
前回は、医学部入試において避けることのできない面接の対策についてお話ししました。
今回は私大医学部進学に必須の学費問題についてお話ししたいと思います。
私大医学部の奨学金制度
みなさんは自分の志望校にどんな奨学金制度があるかご存知ですか?
①将来働く場所が決定している奨学金
これはいわゆる「地域枠」としてあります。例えば『東京都地域医療医師奨学金』
順天堂大学、杏林大学、東京慈恵会医科大学で実施。条件は以下の3つ。
1 大学卒業後、2年以内に医師国家試験に合格すること。
2 医師国家試験合格後、速やかに医師免許を取得し、卒業した大学の付属病院(ただし、都内に所在する病院に限る。)で初期臨床研修を開始すること。
3 初期臨床研修修了後、引き続き、小児医療、周産期医療、救急医療、へき地医療のいずれかの領域で、医師として、東京都が指定する医療機関に奨学金貸与期間の1.5倍の期間、従事すること。
②入学試験での成績が優秀な人が対象の奨学金
これは各大学で実施していますよね。一例として国際医療福祉大学の医学部特待奨学生奨学金についてご紹介します。
1年次 250万円、2年次以降 230万円 これにに加え入学金150万円を免除
一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、留学生特別選抜、帰国生および外国人学校卒業生特別選抜の成績上位合格者を対象とした制度。定員は50名
自分が受験する大学の奨学金については大学公式HPにて知ることができます。ぜひ確認してみましょう。
奨学金を借りる
まずは、医学部生の中でも有名な「日本学生支援機構奨学金」
大きく分けて貸与型と給付型の2つがあります。給付型は授業料・入学金の免除または減免に加え、最大月額7.5万円ほどの給付奨学金の支給があります。しかしこれは住民税非課税世帯など対象者はかなり限られます。そのため、第1種奨学金は最大月額6.4万円、第2種奨学金は最大月額16万円が貸与されます(自宅外から私立医学部に進学した場合)。
このほかに大学が提示してくれる各企業や自治体が行なっている奨学金があります。
その中でも特に高額な奨学金が準備されているのが、自治体または病院独自の奨学金です。
例えば兵庫県にある公立八鹿病院が独自に設けている奨学金プラン
1~6年生まで借りられる奨学金が合計1,152万円、一定の条件をクリアすれば返済免除となる入学時特別修学資金(1,000万円)と返済義務があるものの無利息の医師修学一時金(1,000万円)を全て活用すると、合計で3,152万円も学費に使うことができます。医学部卒業後にこの病院に6年間勤務すれば、2,152万円の返還が免除されます。
こんなに奨学金を出してくれるとなると、進学した大学の学費にもよりますが、学費で頭を悩ませることが減りますよね!
調べれば調べるほど出てくるのが奨学金情報
いかがでしたか?学費の高い私立医学部でも進学できる!と思っていただけたのではないでしょうか?
奨学金の金額や返済のための条件、募集人数などはその奨学金によってバラバラで、自分から情報を収集していくことが重要です。さらに年度によっては奨学金の募集が停止していたりと、随時調べていかなくてはなりません。
どんな奨学金が自分に合っているのか、ぜひ調べてみましょう!!
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