【2023年最新】大学入試センターが共通テストの「受験案内」等を配布開始!

医学部入試情報

早くも来年の入試に向けて、大学入試センターが正式に2つの書類を配布開始しました。

令和5年度大学入学共通テストのための、「受験案内」と「受験上の配慮案内」です。

最新版の受験案内について

どうすれば手に入る?

今度の共通テストは、2023年1月14日、15日です。まず最初に、まだこれが頭に入っていない受験生は、メモ帳やカレンダー、手帳などにすぐメモしましょう!

そして、共通テスト受験のための公式の受験案内が配布され始めたわけです。その入手方法は2つあります。

大学の窓口に直接取りに行く

共通テストを利用する大学の入試担当窓口で配布されているので、そこへ直接行って入手できます。配布期間は、「9月1日(木)~10月6日(木)」です。

なお、大学入試センターの公式ホームページにて、「大学の窓口に受験案内を取りに行くときは、事前に各大学の入試担当窓口に電話でお問い合わせください」と注意書きがあります。

ここで同時に、「大学入学共通テスト」(共通テスト)を利用する大学の一覧についても、チェックしておきましょう。以下のページに公式情報が掲載されています。なお、掲載される大学については随時更新されているとの事で、報道発表等における共通テスト利用大学数とは必ずしも一致しません。

郵送してもらう

多くの受験生は、郵送してもらった「受験案内」を入手します。これは、「送料と送料支払い時の手数料」を請求者が負担する代わりに、全国学校案内資料管理事務センターの発送サービスで、受験案内が手元に届くものです。

この郵送サービスは、「個人による請求」と、「学校単位の一括請求」の2種類があります。なお、学校単位とは、高校もしくは予備校のことです。

ここでは、「個人による請求」を解説します。まず、請求受付期間は、8月1日(月)~9月25日(日)です。これを過ぎてしまうと、請求期限が終了し郵送してもらえなくなりますので、くれぐれも注意してください。

そして、請求はインターネットを通して行います。何もかもがデジタル化された時代なのですね。詳しいことは以下のページにすべて書かれていますので、受験生は必ず目を通してください。

今度の共通テストを受験する可能性のある受験生は、期間内に必ず、いずれかの方法で冊子体の受験案内を入手してください。

受験案内とは何? どのような内容が書かれている?

では、まだ受験生でない高校生もこの記事を読んでいるという前提で、「そもそも受験案内とは何?」という素朴な疑問に答えていきます。

共通テスト受験案内とは、(来年の)共通テストに関する包括的・総括的な情報が全て記されている「受験概要」「選抜要項」に当たる物で、いわば「共通テスト受験マニュアル」のことです。その受験マニュアルを、大学入試センターがオフィシャルに作っているわけです。共通テストを受験する人は、必ずこのマニュアル(冊子)を精読し、「出願手続き」や「試験の制度」について理解しなければならないと、問題作成者側から告知されています。

共通テスト実施日程

まず2023年1月に実施される共通テストのスケジュールについて、以下の図表のように示されています。出願は2022年9月26日~10月6日です。出願は、必ず行わなければなりません。くれぐれも出願忘れに気を付けてください。

 

試験日・試験時間割

受験生にとって不可欠な重要である本番の試験時間割についても明記されています。

 

初日の1月14日土曜日は、1時間目が地歴公民、2時間目が国語、3時間目が外国語。詳細は以下の通りです。

・地理歴史・公民(世界史A,世界史B,日本史A,日本史B、地理A,地理B,現代社会、倫理、政治・経済、「倫理、政治・経済」)
2科目受験の場合→9:30-11:40
1科目受験の場合→10:40-11:40

・国語 13:00-14:20

・外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)
英語「リーディング」 15:10-16:30
英語「リスニング」  17:10-18:10

 

2日目の1月15日は、1時間目が理科①、2時間目が数学①、3時間目が数学②、4時間目が理科②と、理数系の科目です。

・理科①(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)  9:30-10:30

・数学①(数学Ⅰ、数学Ⅰ・数学A)   11:20-12:30

・数学②(数学Ⅱ、数学Ⅱ・数学B、簿記・会計、情報関係基礎) 13:50-14:50

・理科②(物理、化学、生物、地学) 2科目受験の場合→15:40-17:50

 

遅刻についての公式の厳格な取り決め

なお、とりわけ遅刻については細かく注がついて定められており、以下のように明示されていますので、電車遅延の場合等も含め遅刻については充分注意してください。

・試験開始時刻に遅刻した場合は,試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り,受験を認めます。ただし,リスニングは,試験開始時刻(17時10分)までに入室していない場合は受験することができません。

・「地理歴史,公民」及び「理科②」については,登録した科目数(1科目又は2科目)によって試験開始時刻が異なります。「2科目受験する」と登録した場合は,試験当日に1科目のみを受験する(1科目だけ受験を取りやめる)ことはできません。このため,遅刻者の試験室への入室限度(「地理歴史,公民」は9時50分,「理科②」は16時)までに入室していないと,後半の第2解答科目を含めて,その試験時間は一切受験することができません。また,第1解答科目のみ受験し,途中退室することもできません。なお,第1解答科目と第2解答科目の間の10分間は,トイレ等で一時退室することはできません。

そして、遅刻以外で重要な注記事項について、理科の科目選択が挙げられます。1時間目の「理科①」、すなわち物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎については以下のように定められており、制限時間の60分内で2科目を解き切らなければなりません。

・「理科①」は試験時間60分で必ず2科目を選択解答してください。1科目のみの受験は認めません。

結論は「備えあれば患いなし」

共通テスト受験案内は、地位のあるエスタブリッシュメントの人々、すなわち「かなり年上の偉い先生方」によって書かれているため、言い回しが堅苦しかったり、日本語の表記法が古めかしかったりして、こういった「お役所的な」書類に慣れていない高校生には分かりにくく、一読してもハッキリと意味がつかめない可能性もあります。

ですが、そうは言っても、不正行為、追試験と再試験、志願票と受験票、受験科目の事前登録、出願資格と証明書類、そしてリスニング試験についての詳しい案内など、絶対に内容を理解しておかなければならない項目が沢山あります。そのため、まずは「受験案内」の存在を身近に感じ、記載内容を理解する気になってもらうため、このようなガイダンス記事を出しました。

是が非でも、受験案内について友人や家族と話し合ったら、「もう一度、祖父母や親戚と一緒に受験案内を読んでみる」くらいの粘り強い気持ちで、根気強く付き合ってほしいと思います。受験生の皆さん、来年の春が来るまで、ネバー・ギブ・アップの精神で頑張りましょう!

 

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