徹底解剖!東京慈恵会医科大学の特徴は!?

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東京慈恵会医科大学とは!?

通称「慈恵医大」として知られる東京慈恵会医科大学。都内で医学部を目指す人なら、一度はこの名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。今回は実際に東京慈恵会医科大学に通う医学生が、慈恵医大の特徴や魅力についてお伝えします。

東京慈恵会医科大学といえば、慶應義塾大学、日本医科大学と並んで医学部の「私立御三家」にも数えられている日本最古の私立医科大学のひとつで、その歴史は明治時代にまで遡ります。このような歴史と伝統ある医学校というのは大きな魅力の一つですが、慈恵医大が他大学医学部と一線を画しているのは、やはりその立地でしょう。

立地偏差値日本一!?

東京タワーのふもと、オフィスビルが立ち並ぶ港区の西新橋にキャンパスを構え、いわば東京のど真ん中で最先端の医学を学ぶことができるというのは、他大学にはない慈恵の特徴と言えるでしょう。最寄駅は、御成門、新橋、虎ノ門など5つもあり、アクセス抜群。銀座や霞ヶ関、六本木にも電車で8分以内で行くことができます。医学部立地ランキングで全国NO.1にランクインしたのも納得です。

大学近辺にはおしゃれなカフェからリーズナブルなご飯やさんまで沢山のお店が並び、虎ノ門ヒルズなど商業施設も沢山あるので、授業の合間のランチにも事欠きません。併設されている大学病院も2020年にリニューアルされ、実習等で医療を学ぶ環境・設備も新しく整っているのも強みと言えます。

慈恵といえば西新橋キャンパスがよく知られていますが、西新橋で過ごすのは医学科の2年生からで、1年生の間は西新橋キャンパスから電車で1時間ほどの、調布市に位置する国領キャンパスに通います。決して都会とはいえませんが、その分、喧騒から離れた広々とした立地で、遊びに、勉強に、のびのびと1年間を過ごすことができ、私も1年の時は高校の延長のような気持ちでとても楽しく通っていました。

大きなグラウンドや体育館、プールも完備しているため、運動部には国領キャンパスを活動拠点にしている部活も多くあり、2年生以降も頻繁に通う学生がほとんどです。緑も生き物も多く、私自身も時折国領に足を運ぶ度に、「空気が都会よりもきれいだなあ」と、癒されます。慈恵第三病院も隣接していて、ここで臨床実習を行うこともあります。

両キャンパスについては、大学の受験生応援サイトにも学生の声が載っているので、是非チェックしてみてください。

慈恵医大の沿革

先程少し触れた慈恵の歴史について軽くお話しします。慈恵医大は、「脚気」の治療法を解明した高木兼寛によって、「患者中心の医師の育成」を目指し創設されました。この高木の思いは、建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」として、現在に至るまで受け継がれています。

創始者の高木兼寛は「ビタミンの父」としても知られていますが、脚気の研究をめぐって、かの有名な森鴎外と大論争を繰り広げたこともあるようです。高木が脚気の原因として栄養バランスの偏りを主張したのに対し、森は細菌説を提唱。結果、高木が勝利しました。

また、東京慈恵会の設立には、近年大河ドラマでも取り上げられた渋沢栄一も関わっていました。

大学のホームページに、慈恵医大の歴史や理念について詳しく書かれています。面接対策としても大学の歴史や理念を知っておくことは有用です。是非チェックしてみてください。

東京慈恵会医科大学の学費

東京慈恵医科大学の学費は、次のようになっています。

私立の医学部ということもあり、決して安いとはいえませんが、入学してみると、教育・教員の質、学習や技術の研鑽をする環境のレベルが非常に高く、慈恵医大の教育にはこれだけの価値があると納得できます。

初年度

入学金 100万
授業料 250万
350万

2年次以降

授業料 250万
施設拡充費 130万
380万

特待生制度について

入学試験の成績優秀者上位5名が、特待生として初年度の授業料全額免除

2年次からは前年度の成績優秀者上位5名が、特待生として当該年度の授業料半額免除

となります。

奨学金制度について

奨学金制度については、ホームページに詳しく情報が載っています。ぜひご覧ください。

東京慈恵会医科大学の特徴

充実の留学制度と国際交流!

学祖・高木兼寛については前述しましたが、高木は英国セントトーマス病院医学校に5年間留学し、英国の医療・医学レベルに驚嘆、留学時代の研鑽が彼の医師人生を大きく変えたそうです。この高木の留学経験を踏まえ、慈恵医大では、若い時の海外経験こそ、将来の医師人生に大きな影響を与えると考え、学生の留学を積極的に支援しています。

具体的には、5~6年の病院での臨床実習において、海外の病院や研究機関で実習をすることができ、それらに対して大学や慈恵医師会からの奨学金による援助を受けることが可能です。海外の多くの名門大学とも協力校として協定を結び、毎年基準をクリアし、面接に合格した学生数十名が留学しています。海外に12の協力校を持っているのも大きな魅力です。海外との協力校と受け入れ人数は以下のようになっています。

英国 キングス・カレッジ・ロンドン-GLT医学部(元セント・トーマス病院医学校) 5名

英国 リーズ大学 2名

米国 スタンフォード大学 2名

米国 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) 3名

米国 ハワイ大学 2名

ドイツ ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン 2名

台湾 国立台湾大学 4名

韓国 ソウル国立大学 2名

中国 香港大学 2名

タイ チュラロンコン大学 5名

シンガポール シンガポール国立大学 3名

オーストラリア クイーンズランド大学 2名

また、慈恵で実習を希望する海外からの医学生も多数受け入れており、慈恵の学生が留学生たちと交流する機会も設けられています。

これらの留学・国際交流は、新型コロナウイルスの影響で近年は行われていませんでしたが、近々再開するのではないかと期待が高まります。慈恵医大の留学制度について興味がある方は、大学のホームページもチェックしてみましょう。

高い国家試験合格率

慈恵医大の医師国家試験合格率は、毎年96%前後を推移しており、医学部の中でも上位であるといえます。今年、2022年2月に行われた医師国家試験の合格率は98.1%でした。教員のきめ細やかなフォローと教育、グループ学習・個人学習の場の提供など、大学からの学生への支援も、高い合格率を維持している一因でしょう。

慈恵医大の国家試験合格率については、大学ホームページに詳しく載っています。興味がある方はご覧ください。

 

様々な分野で活躍する卒業生

医学部卒業後は臨床医になるというイメージが強いですが、慈恵医大の卒業生は、臨床医はもちろん、研究医として大きな成果をあげていたり、医系技官や政治家として医療行政に関わっていたり、医療ドラマの監修したりなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

本屋大賞に3年連続ノミネートされ、『仮面病棟』、「天久鷹央シリーズ」等で知られるミステリー作家の知念実希人さんも慈恵医大出身です。知念さんは、内科医の認定医を持ちながら、30冊以上の本を出されています。

医療業界の中のみならず、医療という枠を超えて活躍している卒業生が沢山いるのも、慈恵医大の魅力のひとつと言えるでしょう。

東京慈恵会医科大学のまとめ

ここまで東京慈恵会医科大学の特徴と魅力についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。慈恵医大は、学生が有意義な学生生活を送り、卒後国内外問わず様々な分野で活躍するための支援を惜しまない、あたたかい、そして高度な学び舎です。

本記事に書いていない慈恵医大の魅力もまだまだありますので、ぜひ、オープンキャンパス等にも参加して慈恵医大のことを知ってみてください。

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