【医学部の推薦入試】数学・物理が嫌いだった私の合格体験記

医学部別の合格体験記

「数学の先生に数学の勉強方法をきくな」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

数学が得意な人と苦手な人では根本的に理解の仕方が異なります。

今回は、数理嫌いだった私が苦手を克服した過程を紹介していきます!理系科目が苦手だけど、医学部を目指したい方、ぜひ最後までご覧ください。

高3のスケジュール

高2 2月 紆余曲折ののちに医学部受験を決める

3月 TOEFL受験

高3 4月 本格的に受験勉強開始(勉強時間のほとんどを数学、物理、化学に費やす。他の科目は息抜き程度)/この時点での第一志望:東北大学医学部

8月 学校で数Ⅲと物理の授業を一通り終える。(夏休みの勉強時間:1日8時間ほど)

8月末に受けた河合塾の記述模試で東北大学医学部D判定、金沢大学医学部C判定のため、志望校を金沢大学に変更する

9月   金沢大学医学部一般推薦の書類準備と受験勉強を平行。週に1回数学のセンター問題を解く

10月 育英の金大模試を受験、結果D判定。学校で世界史の授業を一通り終える

11月 学校で化学の授業を一通り終える

12月 センター対策

1月   センター受験、前期日程と後期日程に出願

2月  推薦の面接試験、推薦合格発表

模試の志望校判定では最高がB判定、秋に受けた金大模試ではD判定と、結果をもらう度に暗い気持ちになっていました。しかし、判定が悪いからと言って安易に志望校を下げてはいけません。高めの目標に向けて勉強を続けることで最後まで成績が伸びるからです。最終的な判断は出願の直前で間に合います。

現役や一浪生は推薦入試がねらい目!

私は、学校推薦(一般)の制度を利用して金沢大学に合格しました。

ほとんどの医学部では、「地域枠」と「学校推薦(一般)」を設けています。これらの推薦は現役生か一浪生に限定されることが多く、「高校の評定」+「共通テスト」+「面接」で合否が決まります。

推薦入試では二次試験に参加する必要がありません。勉強が間に合わない現役生にとって、浪人生と数IIIや理科を競わなくてもいいのは大きなメリットです。

地域枠では、卒業後の進路に制限がかかるのに対し、一般枠にそのような制限はありません。そのため、倍率や合格最低点は地域枠に比べるとやや高い傾向にあります。

私が受験したころはセンター試験で、「9割は絶対に取る」と決めていましたが、実際の正答率は89%でした。

必ずしも9割を取らなくても合格の可能性は十分あります。

推薦の締め切りは早く、9月ごろから書類の準備が必要です。理系科目が苦手な受験生は早めに情報をチェックしておきましょう。

こちらのウェブサイトでは、各大学の推薦入試を一覧にまとめてあります。

同級生には、推薦入試で不合格になった後に一般入試で合格した人もいます。

共通テスト対策だけに走らず、二次試験のことも考え、数IIIや理科もしっかり対策しておきましょう。

おすすめの勉強方法と教材

時間の使い方

入試の配点と自分の得意不得意を考慮し勉強時間を配分しましょう。私は世界史が大好きでしたが、勉強したい気持ちを抑えて、物理の問題に行き詰った時に気分転換として世界史の教科書を読んでいました。また、英語の音読もいいリフレッシュになるのでおすすめです。

皆さんそれぞれに息抜きの方法があると思いますが、スマホを使った息抜きはおすすめしません。スマホはYouTubeの底なし沼が広がる危険地帯です。

睡眠時間

私は朝型タイプだったので、11時頃に寝て、朝少し勉強してから登校していました。人によって頭が冴える時間はさまざまですが、くれぐれも朦朧とした意識の中で机にかじりつくことだけは避けましょう。「眠くなったら寝る」「頭が冴えているときに勉強する」これが鉄則です。

こちらで睡眠時間が足りないことによる悪影響について解説してあります。

数学の勉強方法と教材(苦手な人向け)

数学の目標は、遅くとも高3の9月までに青チャートの星3つの問題を完璧に仕上げることです。

苦手な単元があれば、まず教科書をていねいに読みましょう。それでも理解に不安がある場合は、書店にある「〇〇単元について超わかりやすく解説!」系の参考書がおすすめです。苦手な人向けの解説を読むと理解が大きく深まります。

私は、苦手だった数列や確率の練習のために語学春秋社出版『講義の実況中継』を購入し、数Ⅲの練習のためにKADOKAWA出版『数Ⅲの微分積分が面白いほどわかる本』を購入しました。いずれも考え方がていねいに書かれている良書でした。苦手な人向けの解説本であれば、この2つでなくても構いません。

得意な単元は青チャートの星4つ以上の問題に挑戦したり、旺文社出版『標準問題精講』で力を付けたりするのもおすすめです。

なお、マークシート形式の問題は少し慣れが必要なので、高3の8月末くらいから週に一度は時間を測って練習しましょう。本格的な共通テスト対策は12月からで間に合います。

物理の勉強方法と教材(苦手な人向け)

得意な単元もあった数学とは異なり、物理はすべての単元が苦手でした。物理での失敗談をお話ししますね。

自分のレベルに合わない難しい問題集を購入してしまい、それを繰り返し解いているうちに、完全に理解していないにも関わらず、解き方を覚えてしまいました。そのため、少し問題の形が変わると対応できず、最後まで物理に苦しみました。

当たり前のことですが、自分のレベルに合った問題集を選びましょう。よく考えたら解けるくらいがちょうどいいです。

おすすめの問題集は東進ブックス出版『物理レベル別問題集』です。私ははじめ、レベル2の本をもとに勉強を進め、解き終えてからはさらにレベル3の本を購入しました。力学の考え方を基礎から解説しているいい本でした。

多く問題集を紹介してきましたが、学校の授業もおろそかにしてはいけません。学校の授業の前にはぜひ教科書を読んでおきましょう。そうすることで物理の授業が理解しやすくなり、苦手意識がなくなります。

国語の勉強方法について解説している記事があるので、そちらもあわせてご確認ください。

夢を叶えるためなら苦手なことも頑張れるはず

得意不得意は将来を考えるための参考材料になりますが、苦手だから諦めるのはもったいないです。「目標達成のために苦手なことも頑張る!」という意気込みで受験勉強に臨みましょう。

高校生活は学校行事、部活動、課外活動など楽しいイベントがたくさんあります。勉強を頑張った分、それらのイベントはより楽しくなるはずです。

健康な体と心で受験を乗り切ってくださいね。皆さんを応援しています。

Cho Shinnichi

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金沢大学医学部に在学中の医大生ライター。中国生まれ、石川育ち。 臨床の現場に漢方医学を広めるのが人生の目標である。 生粋の文系少女で、文理選択に悩みつつも高...

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