中退経験者が語る! 後悔しない大学受験をするための方法

医学部入試情報

大学に入学後、後悔する人は意外と多いかもしれません。

何を隠そう私もその一人。

今回は、後悔しない大学受験をするための方法について解説します。

1.もっと早くから受験勉強を始めればよかった。

では、受験生は大学に入学後、どんなことに後悔しているのでしょうか。2012年にベネッセが実施した「大学生が振り返る大学受験調査」を参考に、大学受験で後悔していることを探っていきたいと思います。

Q 大学受験を終え、受験対策を振り返り、後悔していることはどんなことですか。(複数回答)

もっと早く高校1年生・2年生の総復習をして基礎固めをしておけばよかった 42.3%
もっと苦手科目・苦手分野の勉強をしておけばよかった 40.5%
受験直前の最後のがんばりが足りなかった 32%
そもそもの勉強時間が足りなかった 31.5%
もっと早くから受験対策を始めればよかった 30.9%
もっと頑張って学力レベル・難易度の高い学校を目指せばよかった 29.5%
もっとふだんの学校の勉強を大切にすればよかった 27.2%
受験対策のやり方をもっと工夫すればよかった 22.6%

(ベネッセ教育研究開発センター『「大学生が振り返る大学受験調査」データ集』より作成。)

もっと早くから勉強を始めればよかったという後悔が一位にきていますね。また、そもそもの勉強時間が足りなかったという人も多いようです。勉強時間が足りなかったという後悔があるようです。また、苦手科目・分野の勉強への取り組みが甘かったという後悔もあります。苦手科目から逃げないということが重要かもしれません。

2.進学した大学についてよく知らずに入学してしまった。

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まず、勉強面での後悔を調べてみました。では、勉強以外にはどんな後悔があったのでしょうか。ベネッセによるアンケート調査を参考にしたいと思います。ベネッセが大学1年生300人に実施したアンケートによると、進路決定に向けて後悔したこと上位3位は以下の通りでした。

進路決定に向けて先輩が後悔したこと

一位 受験を意識した勉強をできなかった。

二位 実際に大学に行かなかった。

三位 大学の情報をしっかり調べなかった。

『【大学受験】進路決定に向けて先輩が後悔したこと』について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

勉強について後悔している人が多い一方で、大学の情報を調べなかった、実際どんな大学か知らずに入学したという後悔もあるようですね。実際、第二位と第三位の悩みは大学についての情報が不足していたという後悔でした。

3.後悔しないためには。

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では、以上の調査を踏まえてどうしたら後悔せずに大学受験を終えられるのか、解決策を考えたいと思います。

①どんな教授がいてどんな分野を勉強できるのか。

まず、大学の情報を調べることについて、受験生だとついつい偏差値が気になってしますかもしれません。しかし、大学の情報を調べる際には、その大学で受ける教育の中身を気にしてみましょう。具体的に気にすべきポイントは2つです。1つ目は、資格が取れるのか。将来目指す職業によっては資格がないと就けない職もあります。例えば、公認心理師や薬剤師など特定の学部、大学に進学しなければ取得が難しい資格もあります。将来目指す職業に資格が必要か、また、資格が必要な場合、その資格は目指す大学で取得できるのか確認しましょう。また、公認心理師など新しくできた資格の場合、年度によっても取得できるかどうか違う場合があります。必ず最新の大学が公式に発表した情報を確認しましょう。2つ目は、大学の学部でどんなことを学べるのかということです。同じ名称の学部で中で学べることは少しずつ違う場合があります。その大学のその学部でどんなことが学べるのか確認してください。特に注意が必要なことは、教授の専門分野です。もし、学びたい分野が細かく決まっている場合は、進学予定の学部の教授の専門分野が、自分の興味と被っているか確認したほうがよいでしょう。

②実際に大学にいくべき。

実際に大学に行きましょう。実際に行ってわかることはたくさんあります。家から遠い、地方で大学進学とともに上京しようと思っている、勉強に集中したい。色んな事情があるかもしれませんが、絶対に見に行ったほうがよいです。

『【2023最新】満枠になる前に予約しよう!医学部のオープンキャンパス情報まとめ』について、詳しく知りたい方は以下のリンクをご参照ください。

③苦手分野から逃げずに早くから勉強しよう。

早く始めればよかった。苦手分野・科目から逃げてしまった。そんな後悔が多いのがアンケートからわかります。苦手科目・分野に取り組むのは大変かもしれませんが、早めに取り組みましょう。苦手だからやる気がでない。やる気がでないので、やらない。やらないので苦手。苦手分野や科目はこういったループにはまりやすいですよね。ここでアドバイスを挙げると、必要な分だけ苦手分野・科目に取り組みましょう。苦手分野・科目だからといって必死にやっても上手くいきません。他の科目や配点を考えて、どれくらい苦手分野・科目の成績を上げれば合格できるのか考えましょう。苦手だからこそ、頭を使って勉強することが大事です。

5.中退経験者が送る大学受験の後悔。

私は大学受験でかなり後悔がありました。私の経緯を簡潔に解説すると、1)第一志望に落ちる、2)第二志望以下の大学に入学、3)大学があまりにも合わずに中退、4)浪人してもう一回再受験し、違う大学に合格する。という流れでした。私が後悔しているポイントは3つあります。1つ目は、第一志望に落ちてからのことをあまり考えていなかったことです。第一志望は決まっていたのですが、第二志望から下を真剣に考えていませんでした。国公立大学のほうが良いと思って、第二志望以下の国公立大学に進学したのですが、その大学の学ぶ内容に興味がもてず、大学に入ってから上手くいきませんでした。ぜひとも、第一志望だけでなく第二志望以下の大学もどこに魅力を感じているのか、どこが悪いのかきちんと検討しておきましょう。2つ目は、大学の雰囲気を重視していなかったことです。学生の雰囲気は非常に重要です。入学したあと同級生と気があわずに、非常に大変でした。自分が馴染めそうかは確認したほうがよいでしょう。

6.後悔しない大学受験をしよう。

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大学受験で後悔するのは辛いもの。ぜひとも、大学選び、そして勉強を始める時期、その方法まで後悔のないように取り組んでいきましょう。

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