大学生の地域別の仕送りガイド!どれくらいがベスト?
大学生で一人暮らしをしたい人も多いと思います。
また、進学先によっては下宿しないと通えない場合も。
今回は、大学生の仕送りについて地域別に調べていきたいと思います。
Contents
1.大学生の1ヶ月の仕送り平均は67,650円
下宿している大学生の仕送りについて、全国大学生協連によるものがあります。第58回学生生活実態調査によると、2022年の1ヶ月の仕送りの平均は、67650円だそうです。2013年から7万円を切ることがなかった1ヶ月の仕送りの平均でしたが、2022年には7万円を切り6万円後半台となりました。
全国大学生協連の分析によると、仕送り額の減少を食費・電話代等の減少で補っているようです。
「第58回学生生活実態調査 概要報告」について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
2.地域別!大学生の生活費
大学生が下宿して暮らしていくなかどれくらいのお金がかかるのでしょうか。今回は、独立行政法人日本学生支援機構が令和2年に約9万人を対象に実施した学生生活調査を参考に、地域ごとに生活費を紹介していきたいと思います。
①東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
大学(昼間部)に通う大学生で、学寮もしくは下宿・アパートなどに住む学生の生活費は学費を合わせて以下のようになりました。やはり寮に住むほうが、費用が抑えられるようです。
学寮 |
下宿、アパート、その他
|
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国立 | 公立 | 私立 | 国立 | 公立 | 私立 | |
東京圏 | 1,488,100 | 1,590,000 | 2,070,800 | 1,892,200 | 1,907,000 | 2,526,500 |
(独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」より作成。)
②京都府・大阪府・兵庫県
京都府・大阪府・兵庫県での学費を合わせた大学生の生活費用は以下の表のようになりました。意外だったのは国立の学生寮に入る場合、首都圏よりも費用が大きかったことです。それ以外の場合は、首都圏よりは生活費用は低くなりました。
学寮 |
下宿、アパート、その他
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国立 | 公立 | 私立 | 国立 | 公立 | 私立 | |
京阪神 | 1,848,200 | 1,152,300 | 1,865,000 | 1,817,300 | 1,783,100 | 2,451,500 |
(独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」より作成。)
③上記以外の地域
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・京都府・大阪府・兵庫県以外の全ての地域の平均です。やはり首都圏や都市部に比べては、費用が低くなりました。
学寮 |
下宿、アパート、その他
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国立 | 公立 | 私立 | 国立 | 公立 | 私立 | |
その他 | 1,201,700 | 1,331,000 | 2,218,100 | 1,699,600 | 1,662,800 | 2,306,600 |
(独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」より作成。)
今回は、学費を合わせた大学生の生活費用を紹介しました。狙っている志望校の学費をこの金額から引けば、大学生が一人暮らしする費用の想定が出来るのではないでしょうか。
独立行政法人日本学生支援機構による「令和2年度 学生生活調査結果」について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
3.大学生が稼げるアルバイトの現実的なラインは?
前半で紹介した全国大学生協連の第58回学生生活実態調査によると、下宿生が1ヶ月にアルバイトで稼ぐ平均は、32340円です。2021年では29130円でしたが、2022年は3210円も増えて32340円となりました。全国的な最低賃金の引き上げや、コロナの状況が落ち着いてきたことも関係して、アルバイトで稼ぎやすくなったのかもしれません。
また、独立行政法人日本学生支援機構による「令和2年度 学生生活調査結果」によると、大学生(昼間部)のアルバイトによる収入は、年間で366,500円だそうです。ひと月で3万円前後の収入で、年間にすると35万円前後というのが大学生がアルバイトで稼ぐ平均でしょう。
以下の表は、以下の表は、大学生(昼間部)のアルバイトで働いている時間ごとにどれくらいの割合占めるかを表したものです。
設置者別・週間平均生活時間(大学昼間部)
0時間 | 1~5時間 | 6~10時間 | 11~15時間 | 16~20時間 | 21~25時間 | 26~30時間 | 31時間以上 | 無回答 | |
アルバイト・定職 | 27.9% | 9.9% | 17.3% | 19.7% | 14.7% | 5.9% | 1.9% | 2.1% | 0.5% |
(独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」より作成。)
アルバイトをしている大学生は週に6~10時間もしくは11~15時間働いている人が多いようです。
4.よく相談して仕送り額を決めよう
家庭によって仕送り額は様々だと思います。大学に通い始めてからアルバイトをできるのか、家賃はどれくらいのところに済むのか、色々なことをよく相談してから仕送り額を決めていきましょう。
参考情報:
全国大学生活協同組合連合会 「第58回学生生活実態調査 概要報告」
独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」
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