【大学受験数学】基礎固めは重要!ポイントは1つの問題集に絞ること
こちらの記事で、数学苦手は克服できること、そのためには基礎の積み重ねが大切であることを書きました。
今回はその「基礎」に重点を当ててステップやポイントを紹介します!
「数学苦手は克服できる!大切なのは基礎の積み重ね!」の記事はこちらからご覧ください!
こちらの記事では、オススメの問題集も紹介しています。今回の記事のステップやポイントを参考にしてぜひ使用してみてください。
Contents
医学部などの難関学部でも数学の基礎固めが大切!
よく「基礎が大切」ということは耳にすると思いますが、「そうはいっても、難関大学では基礎より応用でしょ?」と思っている方も多いと思います。
しかしそれは間違えです。その理由を筆者の体験談も交えながら紹介します。
基礎>応用である理由
まず最初に「応用より基礎」である理由を解説します。
例えば応用問題集からはじめたとしましょう。
そうすると分からないところやつまずくところがたくさん出てくると思います。
応用問題集のため、その1つ1つに対する解説はなく、自分で調べていかなくてはいけません。
時間がかかりますよね。非効率です。
ほかの例としては、英語長文が分かりやすいでしょう。
英語の長文は単語と文法の組み合わせです。
そのため単語と文法を十分に習得してから長文問題集に取り組むようにしたほうが効率がよいのです。
基礎を疎かにしていた筆者の失敗談
今、偉そうに筆を執っていますが、わたしも基礎を疎かにしてしまって後悔した1人です。
中学1年生のころから定期テストの順位は1桁で、先生からも「できるね」と言われていました。
自分では「基礎が定着していない感じがするな」と思いつつも先生が勧めるままに応用問題集に取り組んでしまっていました。
応用問題集なので時間もかかっていましたが、それを医学部を目指す高校3年生まで続けていました。
その結果、「さあ医学部を目指そう」と思ったときに基礎が抜けすぎていることに気がつきました。
そこからとにかく基礎基礎基礎を積み重ね、何とか医学部に現役合格することができました。
勉強習慣が早くからついていたことはよかったのですが、やはり早いうちから基礎をやっておけばよりスムーズに医学部受験に挑めたと思います。
基礎固めのステップを紹介!まずは公式を覚えることから
「基礎固めっていってもどうやればいいの?」実際に基礎固めのステップを紹介します。
①教科書や参考書で公式を暗記する
まずは公式を暗記することです。
数学は暗記科目というイメージはないかもしれませんが、公式を覚えていないと何も解けないです。
とくに数3は覚える公式が多く、わたしも苦労しました。
個人的にがっつり予習をする必要はなく復習の方が大切だと思いますが、学校の授業の前に教科書で公式はみておくと良いでしょう。
予習と復習の優先度についてはこちらの記事で詳しく解説されています。
②例題や練習問題を解く
公式を把握したら例題問題や練習問題を解きましょう。
授業内で取り組んだ場合も復習の際に必ず解きなおしましょう。
このとき、「何も見ずに解けるか」を確認しましょう。
例題の場合は下に答えが書いてあることも多く、できている気になりやすいです。
③解答を確認
解いたら解答を確認しましょう。
意外と重要な1文が抜けていることもあります。答えが合っていればOKにするのではなく、過程も解答通りにかけているか確かめましょう。
④できるまで解き直す
解答を確認したら、最初から最後まで解けるようになるまで解きなおしましょう。
解答を見ずに自力で、ミスなく解けることを目標にしましょう。
スラスラと解けるようになったら、スピードを上げていきましょう。
基礎固めのポイントは繰り返すこと
ここまでで基礎の大切さは実感していただけたと思います。次は基礎固めにおけるポイントを紹介します。
ずばり、「とにかく解答を見ずに解くことを繰り返すこと」が大切です。
1つの問題集につき少なくとも3回以上はやろう
どの教科にも言えることですが、とにかく繰り返すことが大切です。
1回出来たからOKとして、それっきりやらないという方はいませんか?
公式をみたから、授業を聞いた直後だったからできたかもしれません。
また何も見ずに解けたとしてもかなりの時間がかかっていたかもしれません。
それでは試験本番で同じような問題が出たときに解けなくなってしまいます。
わたしも中学生のころに「答えられたOK!まあこのくらいなら解きなおしせずに試験で出ても答えられるだろう」と思って解きなおしをしなかった問題がそのまんま試験に出て、結局混乱してしまって答えられなかったことがありました。
そのときは習った直後だったので「簡単」と思えたのですが、その後他の色々な単元を習ううちに、いざその問題が出たときに「あれ、これどうやって解くんだっけと」混乱してしまったのです。
問題集は少なくとも3周はして、定着するまで繰り返し周回しましょう。
周回することで「さっき習ったからできた」ということが回避できます。
いくつもの問題集に手を付けるのではなく、1つの問題集を繰り返し行って仕上げましょう。
インプットよりもアウトプットを意識しよう
インプットとは要するに「眺める」ことです。
反対にアウトプットは「答えや参考となる部分を見ずに自分で解く」ことです。
数学だと公式や解答を眺めることが「インプット」で、問題を何も見ずに解いている状態が「アウトプット」です。
インプットは見ている状態なので自分の本当の力ではありませんが、アウトプットは自力で解いているので解けたらそれは自分の本当の実力です。
もちろん、答えを見ることは大切です。「最初から全て自力で解こう!」と思ってしまうと莫大な時間がかかってしまいます。
分からないときは解答を書き写すのではなく、解答を確認してから自力で解いてみるようにしましょう。
基礎固めに「いつまで」はない!受験が終わるまで最優先しよう
よく「いつまで基礎に取り組めばよいか」という質問を受けます。
しかし、基礎固めに期限はありません。受験が終わるまでずっと大切で最優先すべきです。
応用問題は基礎の積み重ねにより解けます。基礎の大切さはわかっていても、実際に取り組めている人は多くはいないため他の受験生にアドバンテージもとることができます。
受験本番に解きなおしをするときも、基礎を最優先に復習しましょう。
基礎は面白みこそありませんが、必ずあなたの力になります!
焦らず、基礎的な内容を繰り返していきましょう!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。