【2023最新情報】勉強に集中できる環境!国際化と医学研究者の埼玉医科大学!

医学部入試情報

本日は、埼玉医科大学についてです。

埼玉医科大学は、「少人数教育が充実していること」「精神科が優秀であること」で有名な私立の医療系総合大学です。

名称からして公立大学のように見えますが、れっきとした私立大学ですのでご注意を。

2023年に実施された医師国家試験では、合格率は91.5%と9割を超えており、新卒者に絞ると93.2%と高いです。

自由によって養われる実直さや堅実さ

周りに何もないために惑わされることもない立地

埼玉医科大学は、「電車の本数とバスの本数がともに少なく、都内に比べて相当不便」「キャンパスの周りに何もない立地」「キャンパスが山のほうにある」といった「地方感」が強いのですが、それにもかかわらず、在学生による同大学の評判はかなり良いです。

また、遊ぶ場所がない一方で、軽佻浮薄な喧噪に惑わされることなく、落ち着いて学業や友人づくりに集中できます。若者であれば誰だって都会では遊びたくなりますから、医大生らしい堅実な生活を送りたい人にはぴったり。

でも、6年間で4000万円近い学費等がかかりますので、その点だけはご注意を。裏を返せば、学費総額の高さゆえに、「よい大学なのに優秀な受験生が集まらず、偏差値も62.5とやや低めである」と言えるでしょう。

私立大学医学部にあっては、いわゆる「底辺偏差値」が底上げされたこともあり、とにかく学費総額が安い大学に優秀な受験生が殺到し、偏差値(や倍率)が上がる傾向にあります。また、数学が課されないなど「緩い条件」の私立医学部には浪人生や私立専願多浪生が殺到しものすごい倍率になります。

埼玉医科大学は、私立だけあって、「施設がキレイ」「建物が新しい」「機器が充実」と評判が高いです。

大学院充実、手厚い学生支援、国際化推進

埼玉医科大学医学部の最大の特徴は、卒業生の約3分の1が博士号を取得しているという事実で、大学院における研究に力を注いでいることや、堅実な医大生の向学心や研究熱心の証左となっています。

医学博士を取得するというのは立派なことです。「トップレベルの医学部は無理だけど、しっかり医学部を学んで、ちゃんとした医師になりたい」という真面目な気風の人がもともと集まってきていて、そこに同大学の着実志向の環境、立地、学風、方針が注ぎ込まれることで、「時代を作っていく医学博士」がたくさん誕生しているのです。

また、充実した臨床実習、手厚い学生支援も評判が高いのですが、国際化や交換留学等についてはこれからさらに推進していくとの事です。

大学の先生方は「自分から進んで質問・相談に行けば親身になって応じてくれる」ため、受け身の態勢の人は、大学入学後に積極的になってみましょう!

「建学の理念」が敷衍された医療人像

実は埼玉医科大学は1972年の創立なのですが、その際に「建学の理念」が謳われ、それは3点目に「師弟同行の学風の育成」を含むもので、大変真面目なものでした。

「師弟同行」とは、「教師が生徒に寄り添い、共に歩んでいくこと」という意味で、この四字熟語自体は古色蒼然としているものの、教育理念としては欧米の人文主義を咀嚼したもので、教員の権力が強かった当時としては新鮮なものだったのです。

そののち、情報社会化、国際化、患者意思尊重といった時代の変化を経て、「建学の理念」を昨今の社会情勢に見合うように発展させたものが「期待する医療人像」です。

 

毛呂山の地から発信される国際性

この「医療人像」については、「豊かな人間性を育成すべく、常に倫理観を磨き、教養を積むこと」や、「社会的視野を持って地域ならびに国際社会の保健・医療に貢献する」といった点は他の医学部でも類似の内容が謳われていますが、やはり特筆すべきは「国際水準」や「国際的視野」をはっきりと打ち出していることです。

日本人医師のほうから海外に出ていく機会も増えるとともに、少子化に伴う労働者受け入れで「移民社会」になっていく日本においては、非常に重要なことです。

否応なしに世界中の国がグローバル化していく中で、日本においても「移民2世を差別しない」「他の宗教への偏見をなくす」「他の人種や文化を尊重する」といった「個人の意識の中」や「会社の中」「学校の中」における国際的視野がますます求められてます。大学として国際的意識を強調している埼玉医科大学はその意味でとても進んでおり、この点においては他の医学部の模範です。

その「国際水準」の項を以下に抜粋します。

2. 国際水準の医学・医療の実践

  • 医療人は、生涯にわたり常に最新の知識・技術を学び、自信を持って国際的に最も質の高い医療を提供するよう心掛けなければならない。
  • 医療人は、医療における課題を自ら解決する意欲と探求心を持ち、国際的視野をもって医学・医療の進歩に貢献することを心掛けなければならない。

建学の精神や医療人像について公式サイトを参照したい人は以下のリンクよりご覧ください。

蛇足ながら1点だけ申し上げれば、「スチューデントドクターもしくは医師になってから、インターネット上などの英語文献を必要に応じて読みこなす英語力」をつけることができれば、もう何も言うことはないでしょう。

対面授業が再開しサークル活動も

ここからは、医学科を中心に、埼玉医科大学の在学生の声を抜粋して紹介していきます。参考程度に読んで頂けたらと思います。

・自分の学びたいことを学べるのは良い。入ってから周りを見るのではなくて自分が何をしたいかが重要だと思う。

・困ったことがあればなんでも相談できるような制度は設けられている。

・最新機器や機械の数が多く、他の大学には置いてないものも多いのでとても良い。

・対面授業になってからサークルも開始でき、人との交流が多くなってとても良い。

・国家試験合格率は毎年高い。先生方との距離が近いため、勉強面や生活面等あらゆることをすぐ相談できる。

・みんないい先生ばかり。医療系の大学ということもあり、感染対策もしっかりしている。

・友人関係や、先生のサポートも、充実している。真面目に勉強したい人や、追求したい方にはおすすめ。

・医学科は、大学1、2年生のときは基礎を中心に数学、理科、英語などを復習し、医学的な内容について少しずつ触れていく。 大学3年生以降は、本格的な臨床現場に出たときに扱うような各分野の疾患や特色などについて学んでいく。

・一人暮らしの人が多いので、誰かの家に集まって遊ぶこともできるし、連絡を取り合って、予定を合わせてご飯に行ったりするのは割と当たり前のようにできる。バイトすれば、お金にも困らないのでエンジョイできるはず。

・面接の対策はそこまで必要ない大学だと思う。面接の形式:4人の先生に1つ1つそれぞれ質問をされてそれに答えていく形式。面接で訊かれた質問:この大学を志望した理由はなんですか? 何かボランティアなどはやっていましたか? 入りたい部活はありますか?

・医学部の小論文では特に医療問題やその他倫理観について問われることが多かったので、そのようなものについての新聞の記事やインターネットの記事をたまに読む感じ。また時事ネタについてしっかりと把握した。

 

様々な奨学金制度・特待生制度がある!

医学部長の言葉にもあるように、埼玉医科大学は、前期、後期の一般選抜、共通テスト利用選抜、そして一般公募枠、埼玉県地域枠、特別枠などの学校推薦型選抜、帰国生選抜などの様々な入学者選抜を準備しています。

また第1種から第3種の特待生制度、埼玉県地域枠医学生奨学金、埼玉医科大学医学部特別奨学金、研究医枠奨学金など、様々な奨学金制度・特待生制度を設けています。

受験を検討したくなったら、ぜひ奨学金等の利用も積極的に考えてみて下さい!

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