【処方箋の保存版】受験勉強をしたいのに体調が悪い時、どうする?
「勉強をしなければいけないのに体調を崩してしまった…」「最近ずっと何だか体調が良くない…」
長い受験生活の中で、多くの方が一度は体調不良を経験するでしょう。
実際筆者も高校三年生の二月、受験シーズン真っ只中に風邪を引いて寝込んでしまいました。
今回は、受験生が体調が悪い時にどうすれば良いか、またどのような勉強すれば良いのか紹介します。
Contents
受験生は体調不良を起こしやすい?
ストレスによる体調不良
受験生の皆さんの中には、受験に対するプレッシャーからストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
過度なストレスは身体や心に悪い影響を与えます。
ストレスを感じると、脳の指令によって、主に体を活動状態にする働きを持つ交感神経の働きが、リラックスさせる働きを持つ副交感神経より活発になります。
つまり、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
それによって、体のさまざまな部分に不調をきたしてしまうことがあります。
ストレスの初期症状には、以下のような症状が挙げられます。
- 胃がもたれる
- 頭が重い
- 肩こりがある
- 朝の目覚めが悪い
- 顔や体に湿疹が頻繁に見られる
ストレスによる体調不良について、詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
さらに、このストレス状態が長く続くと、「受験うつ」を引き起こすことがあります。「受験うつ」についてはこちらの記事もぜひご覧ください。
ストレスで風邪を引きやすくなる!?
また、ストレスはそれ自体が体調不良を引き起こすばかりでなく、免疫力を低下させ、風邪を引きやすくしてしまいます。
先ほど説明したように、ストレスによって自律神経のバランスが崩れることで、自律神経がコントロールする免疫システム、つまりウイルスや細菌などが身体に侵入した時に素早く排除するシステムの力が弱まるのです。
風邪を頻繁に引くようになった、口内炎ができやすくなった、と感じる方は特に注意してください。 ストレスと免疫力の低下の関係について詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
体調不良の時にするべきこと
しっかり休息を取る
まずは何より、きちんと休むことが大切です。
風邪の時に無理をして勉強をすると、風邪を悪化させたり、長引かせたりしかねません。
また、体調不良で勉強をしても勉強の効率は上がらないでしょう。
健康な身体の状態があってこそ、集中して勉強をすることができ、効率も上がることは間違いありません。 自分の心身を労って、必要そうであれば病院を受診して薬を飲んで、睡眠時間を十分にとりましょう。
免疫力を高めるためにリラックスしたり、回復力を高めるためにきちんと栄養を摂ったりすることも重要です。
「耳」だけでできる勉強をする
少しずつ体調が回復してきて、どうしても何か勉強をしたい、勉強を休む方がむしろストレスになってしまう、でもまだ文字を読む気にはなれない、という方は「耳」を使った勉強がおすすめです。
英語の音源を流してリスニングの練習をしたり、音声教材を聞いたりなどは、耳だけででき、身体への負担を最小限にすることができます。
例えば、社会科目の勉強は音声教材が多く発売されていますね。
筆者が受験生の時は、センター試験(現:共通テスト)の社会科目、倫理、政治・経済の教材の一つとして『聴くだけ 倫理、政治・経済』を活用していました。
日本史なら、『石川晶康日本史B講義の実況中継』などもCDがついています。
上記2教材については以下のページから詳細をご覧いただけます。
「目」だけでできる勉強をする
さらに体調が回復し、まだ机に向かって文字を書くのは大変だけど読むことはできる、という方は、以前に覚えた一問一答や単語の復習をしたり、前に解いた問題の解答を読んだりなど、目で読むだけでできる勉強をすることがおすすめです。
新しいことを覚える暗記は、かなりの集中力が必要になりますが、覚えたことを思い出すことはそれに比べて負担が少なくなります。
例えば、理科ならば無機化学や有機化学の知識を確認してみましょう。
また、以前解いた数学の問題の解法を確認するなら、問題を見て、指針を立て、使用する公式を思い出すという勉強ができるでしょう。
ただし、体調がまだ完全に回復していない状態で無理をすることが禁物です。疲れたと感じたらすぐに休むことを忘れずに、体調の回復を最優先にしてください。
まとめ
今回は、受験生活の中で、体調が悪くなってしまったときにどうしたら良いか、受験生が体調を崩しやすい原因をふまえて紹介しました。
いつも元気に勉強できることが理想ですが、長く、ストレスも多い受験生活の中で体調を崩してしまうことはどうしてもあるでしょう。
また、受験生の方は特に、勉強しない期間ができてしまうことは不安になるかと思います。
体調不良の時はまず十分に休息をとり、勉強をするにしても無理をしないことが大切です。しっかりと心身ともに休めて、受験という長期戦を乗り切ってください。
神奈川生まれ、東京育ちで、東京医科歯科大学医学部に在学中のライター。
バックパッカーとして世界を旅したいという夢を持つ。
服の好みが数ヶ月単位で変わることが悩み。
受験生時代の得意科目は古文と生物。普段は優柔不断だが、物理から生物に鞍替えすることは1日で決断した。
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