東京慈恵会医科大学医学部の特徴は!?他大学との違いや入学難易度のまとめ

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東京慈恵会医科大学医学部とは!?

東京慈恵会医科大学とは!?

みなさんは東京慈恵会医科大学をご存知ですか?長くて覚えにくいですが実は歴史と伝統のある医科大学なのです。

東京慈恵会医科大学は東京都にある私立の医科大学で、医学部医学科と医学部看護学科が設置されています。「慈恵医大」の通称で親しまれています。医学科の2〜6年生が学ぶ、メインの西新橋キャンパスと医学科1年生と看護学科が学ぶ国領キャンパスがあります。

西新橋キャンパス

西新橋キャンパスは、東京都港区にあります。オフィス街や飲み屋街として知られる新橋駅から近く、周囲にはビルが立ち並んでいます。大学の本館は17階建て、附属病院は21階建てと慈恵医大も高層ビルになっています。新橋駅以外にも地下鉄の御成門駅、虎ノ門駅、神谷町駅などからアクセス可能です。

附属病院は、外来受診者が1日平均2600人、手術件数は年間11400件と国内有数の診療実績を誇ります。4年生の後期から始まる臨床実習はこの附属病院で主に行われます。2020年に外来棟がリニューアルされ、新しい病院で医学を学ぶことができます。東京都指定の総合周産期母子医療センターにも指定され、高度な小児周産期医療が提供されています。

大学から少し歩くと虎ノ門ヒルズがあり、新橋のオフィス街も近いので飲食店が非常に充実しているのが特徴です。授業の合間にランチに行ったり、授業後に飲みに行ったりするのも店に困りません。少し足を伸ばせば東京駅の方や六本木にも行くことができ、非常に楽しいです。

国領キャンパス

国領キャンパスは、東京都調布市にあります。西新橋キャンパスからは電車で1時間ほどの距離にあります。最寄駅は京王線の国領駅です。

1年生のうちはこの国領キャンパスで学ぶほか、体育館やグラウンドなどが置かれているため多くの運動部が国領キャンパスで活動しています。分院である第三病院も併設されており、実習で国領キャンパスに行くこともあります。

国領キャンパスは西新橋キャンパスに比べて土地が広く、緑も豊かです。都会から少し離れた落ち着いた環境で勉学や部活に打ち込むことができます。

慈恵医大の歴史と特徴的な建学の精神

慈恵医大は1881年に高木兼寛によって創立された成医会講習所が元となっています。高木兼寛は海軍の医師でした。当時流行っていた脚気の原因について、栄養失調が原因であるという説を唱えていました。このことで当時陸軍の軍医であった、かの有名な森鴎外と対立しました。のちに高木の説は立証され、名声を上げることとなりました。

高木はイギリスのセントトーマス病院医学校で学んだのち、当時主流であったドイツ医学ではなくイギリス医学を日本に広めようと医師の養成所を作ったのです。「病気を診ずして病人を診よ」を建学の精神として、医学的力量だけでなく人間的力量を備えた医師の養成を目指しました。

その後成医会講習所は皇室の支援を受け、「慈恵」の名を賜ることとなりました。その後大学令や学制改革を経て東京慈恵会医科大学となり、現在に至ります。

慈恵医大では、創立から140年が経った現在でも、「病気を診ずして病人を診よ」の精神は受け継がれています。病気だけに着目し、病気を治すことだけにフォーカスするのではなく、患者さんひとりひとりと真摯に向き合い、生活や背景を尊重しながら患者本位の医療を提供できる医師になれるように学んでいます。

大学のホームページに詳しい歴史や理念が載っていますので、気になる方は見てみてくださいね!

東京慈恵会医科大学の偏差値

東京慈恵会医科大学の偏差値は70.0です。慶應義塾大学、日本医科大学と並んで私立医学部の御三家とされています。同じレベルの関東の私立医学部としては日本医科大学、順天堂大学などがあります。関東の国公立大学では、千葉大学の後期や東京医科歯科大学と同レベルです。併願校としては、私立では日本医科大学、順天堂大学の他に慶應義塾大学、国際医療福祉大学、昭和大学などがあります。国公立では、東京大学をはじめとする旧帝国大学や、東京医科歯科大学、千葉大学、横浜市立大学、筑波大学などがあります。

東京慈恵会医科大学の受験科目

東京慈恵会医科大学医学部医学科の入学試験は、一般入試のみが実施されています。1次試験は2022年は2月9日に行われました。英語、数学、理科(物理、化学、生物から2科目選択)が実施されます。配点は英語、数学が100点ずつ、理科が200点です。どの科目も難易度が高いのですが、難しすぎて差がつかないこともしばしばあるため、標準レベルの問題を抑えておけば合格点に達することが可能です。

2次試験は、2022年は2月19、20、21日の3日間の中から大学に指定された1日に実施されました。小論文と面接の試験があります。

小論文は、資料を読んで自分の意見を述べる形式で、2000文字程度の長文を書くことになります。合格発表までの期間が短いためきちんと読まれていないのでは?という意見もありますが、担当の先生によるとかなり丁寧に1枚1枚読んでいるとのことです。ただ、凝った内容を書くことよりも内容のわかりやすさや論理性が重要です。

面接試験は、複数のブースをローテーションして異なる設問に答えるMMIと呼ばれる方式が採用されています。願書をもとに行われる面接のほか、新聞記事や資料を読んでそれをもとに回答する面接があります。受験者1人に対して一度に話す面接官は1人ですのでとても話しやすいです。慈恵の先生方は優しい方が多く、圧迫されることはありません。リラックスしてありのままの自分を表現しましょう。

入試に関する最新情報は公式ホームページをご覧ください!参考までに去年のものを載せておきますね。

東京慈恵会医科大学の学費

東京慈恵会医科大学の学費は、初年度が入学金100万円と授業料250万円の計350万円、2年目以降が授業料250万円と施設拡充費130万円の計380万円です。成績上位者5名は特待生として、1年次は授業料全額、2年次以降は授業料半額が免除されます。そのほか、奨学金の制度も各種整備されています。詳しくは大学のホームページをご覧ください。

東京慈恵会医科大学の特徴

母校愛が強い!

慈恵医大の学生や卒業生は、母校愛の強い人が多いです。海外で活躍されていた先生方が教授として慈恵医大に戻ってこられることもしばしばあります。先生方は慈恵の後輩たちをとても可愛がっていて、特に部活動のつながりが強固です。同級生同士も固い絆で結ばれていて、定期試験や国家試験の直前にはみんなで協力して試験に落ちる人が出ないように一緒に勉強します。

ダンスパーティーがある!

毎年秋頃に、文化祭のイベントの一つとしてダンスパーティーがあります。帝国ホテルの宴会場を貸し切り、プロのバンドを迎えて社交ダンスをします。学生はスーツやドレスで参加し、ダンスや立食パーティーを楽しみます。これは、創立者の高木兼寛先生が学生にフロックコートを着せて洋食に招きマナーを習得させていたことが起源となっています。慈恵医大は礼節やマナーを重んじる風潮があり、高木先生のお考えは現在でも受け継がれているのです。

特徴的な臨床実習

慈恵医大では、4年生の後期から全ての診療科を回る全科臨床実習が1年間実施されます。それが終わると、5年生の後期から診療参加型臨床実習が1年間実施されます。この診療参加型臨床実習では、自分の興味がある診療科を選択して実習することができます。附属病院や分院のほか、関東近郊にいくつか関連病院があるため、いろいろな病院で実習の機会が得られます。また、離島や山間部での地域医療実習や、海外での実習も希望すれば行うこともできます。海外での実習に参加する学生には英語での診察技法を学ぶ講義も開講されており、万全のサポートを受けて実習に臨むことができます。

あの建物のモデルになった!?

西新橋キャンパスにF棟と呼ばれる建物があります。この建物は、かつて病棟として使われ、現在では研究棟となっている築約90年の古い建物です。実はこの建物、富士急ハイランドのお化け屋敷である「慈急病院」のモデルとなっていると言われているのです!実際のF棟も、どこか不気味な雰囲気がありお化け屋敷のような怖さがあります。

京都府立医科大学との交流戦

毎年4月に、運動部は京都府立医科大学との交流戦を行います(近年は新型コロナウイルスの影響で中止)。京都府立医科大学は創立以来慈恵医大との関係が深く、大学単位での付き合いがあります。開催地は1年ごとに東京を京都を入れ替えます。交流戦だけでなく大学主催のレセプションが行われるほか、各部活動で交流会を実施します。京都の人たちとも仲良くなることができ、とても楽しい行事です。

 

東京慈恵会医科大学のまとめ

いかがでしたか?東京慈恵会医科大学は長い歴史があり、素晴らしい設備や行事にも恵まれています。先生方や先輩たちは皆優しく、縦のつながりも横のつながりもとても強い大学です。入試問題は難問が多く、特に現役生の方は苦戦するかもしれません。しかし、実際入学する学生の約半分は現役生ですので、難問を無理して解こうとせず標準的な問題を落とさないことが大切です。

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