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共通テストの科目別難易度を徹底解説!

Exam Information
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共通テストは、旧センター試験と比べて科目ごとに多かれ少なかれ変更があり、科目ごとにどれだけ難しくなったのかを知りたい人は多いと思います。今回は、「共通テストの科目別の難易度が知りたい」という方のために、科目ごとに細分化して共通テストの難易度を解説していきます。

共通テストの科目別難易度を最速で解説します

国語

現代文、古文、漢文いずれも、センター試験と比べれば、難化しています。例年のセンター試験と比べて、設問数は減少し、解答数は増加しました。第1問では、「文章を理解するためのノート」を題材にした設問が、第2問では、詩と文章という複数のテキストを比較対照させる設問があるなど、複数の文章や資料を関連付けて考える力が求められる出題が目立ちます。

その一方で、素材文の難易度は、それほど高くありません。第1問は、標準的な難易度の評論からの出題ですし、第2問は古い時代の小説ではあるものの、読みやすい文章であります。

第3問の古文は、和歌が五首も出題されており、それらを解釈することが必要な設問があるほか、選択肢も紛らわしいため、やや難しいと言えます。第4問の漢文は、複数の素材文が提示され、それらを比較対照させる設問が2題あり、意味を捉えにくい語句が扱われた設問もあるため、やはり、やや難しいと言えます。

英語(リーディング)

センター試験より、かなり難化しています。大問すべてが読解問題となり、題材は日常的なものから意見文や叙述文まで幅広く扱われています。設問は、意見と事実の区別を問うもの、プレゼンテーションのスライドを完成させるもの、解答として当てはまる選択肢を2つ以上選ぶものなど、多彩でバラエティに富んでいます。焦らず、問題文で問われていることを正確に答える訓練が必要です。読解する文章の総語数が増え、多面的に情報を処理する能力が求められています。

発音問題や文法問題など知識があればすぐに解答できた設問がまったくなくなり、すべて読解問題になったため、英文の読解に時間がかかるようになりました。速読力と精読力の双方が求められる分、国語より難化していると言えます。

英語(リスニング)

センター試験より、少し難しくなりました。音声情報、図表などの視覚情報を組み合わせて答える問題が増えました。各場面や目的に応じた内容理解が必要な、より実践的な英語力が問われるようになりました。第3問以降は音声が1回しか流れなくなったことも、少し難化した一因です。

また、センター試験と同じく30分の試験時間であるのに対し、読み上げられる英文の総語数が1142語であったセンター試験から、共通テストでは1528語と英文量が増加しています。

世界史A

従来のセンター試験に比べ、やや難化していると言えます。共通テストでは、単なる暗記では得点できず、さまざまな史料を丁寧に読み込まなければ太刀打ちできない設問が目立っています。単純な歴史用語の暗記ではなく、用語の意義を深いところまで理解しているかが問われる設問も増えています。また、史料となる文章を日本語として精読することが必要となったほか、戦後史からの出題が大幅に増加しました。

全体的に、史料やグラフを読み取って判断する問題が多いです。このタイプの設問は、史料やグラフから読み取った情報と、歴史的知識を組み合わせて考え判断する問題なので、論理的思考力の有無でも差が付きます。

世界史B

センター試験より難化しています。多彩な史料を正確に読み取ることが求めらるほか、思考力を要する問題が大幅に増加したため、旧センター試験のような用語の暗記だけでは太刀打ちできなくなっています。リード文と設問の関連性も大幅に高まりました。

史料をたくさん読む必要があるほか、設問形式が複雑になりました。第2問はグラフを読み取る設問を含み、その他のすべての大問に、史料となる文章を読ませる設問が含まれています。

日本史A

難易度は、例年のセンター試験と同じレベルです。祖父との会話、手紙、生徒のまとめ学習、授業プリントなど様々な場面設定が設けられた、多彩な出題形式が目立ちます。明治時代から平成時代まで幅広く出題されています。教科書や参考書に載っていない史料もあり、史料そのものは多彩ですが、読み取りは難しくないので落ち着いて解けるかが鍵です。

グラフや史料を読解して考えなければならない設問など、単純な知識だけでは得点までたどり着かない設問がみられます。その一方で、歴史的事柄の年号(西暦)の知識が必要とされる問題もあります。

日本史B

センター試験より、やや難化しています。大問数6つというのはセンター試験から変更ありませんが、設問数は4個減少して32個となりました。史料、地図、写真などの多様な資料が複数示され、史料を読解して判断・思考する力が求められています。社会経済史と現代史分野の出題が増加しました。その一方で、基礎的な知識を問う設問もあります。

小問によって難易度は異なっていますが、全体としては標準レベルの問題に収まっています。でも、多様な史料を読み解かなければならない設問が増加し、受験生には共通テストの「肝」である思考力・判断力が求められています。

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地理A

例年のセンター試験並みの難易度です。大問全体で1つのテーマを持つものが見られました。たとえば、食生活を題材に、関連する基本的な知識や、地理的思考力が試される大問がありました。全ての大問を通して教科書や参考書に載っていない図表やグラフが多く、情報を正確に読み取る力こそ求められていますが、出題内容は決して難しくなく、教科書に載っている知識で解けるように構成されています。図表やグラフも、ほとんどは読み解きやすいもので、資料の読解に際して高度な判断力が問われているものはありませんでした。

地理B

センター試験より、やや難しくなりました。仮想の地域の地図や、国土地理院の地図など、多様な資料が複数示されて、地理的に資料を読み取る力と、地理的思考力が問われています。探究活動や、授業の場という場面設定で展開される大問もありました。必要とされる知識は決して高度なものではありませんが、素早く正確に資料を読み解く力が問われています。

大問数、設問数ともに減少した一方で、図表やグラフなどの資料の読み取り問題がほとんど全てになりました。地理的内容を述べた文の正誤を判定する設問がまったくなくなったので、解答に時間が掛かります。いかに素早く正確に多くの資料を読み解いていくかが問われているでしょう。

現代社会

例年のセンター試験並みの難易度です。身近なテーマから現代社会の課題があぶり出されるような出題形式で、出題形式が全体的に多様化し、社会的な思考力が求められています。多種多様な資料が示されており、また文章量は全体としてセンター試験より増加しています。様々な資料や文章を正確に読み取り思考する必要がある一方で、丁寧に読み解けば解答できるといえます。

知識問題については、センター試験と同程度の難易度です。新形式の設問は、設問の指示が回りくどく理解するの時間はかかりますが、答えなければならない内容そのものは教科書に載っている標準的な知識で対応できます。

倫理

例年のセンター試験より、ほんの少し易化しています。出題分野は、源流思想、青年期と現代の諸課題などです。従来のリード文だけでなく、生徒の会話やレポートを読ませるといった形式上の変化があります。思想家の思想を理解していることを前提に、現代の倫理的諸課題について多くの資料をもとに考えさせる問題が出題されました。その一方、取り組みやすい問題も増えました。

資料と、人物の会話の両方を比較対照しなければ解けない問題など、思考力や判断力、考察力、読解力が問われる問題が増加しました。

政治・経済

例年のセンター試験より、やや難化しています。基礎的事項の深い理解が求められているほか、自分で思考・判断して具体的な事象にあてはめる問題や、資料を読み取る問題がみられます。

設問数は減りましたが、資料や文章を読み解かなければ答えられない問題が増加しました。教科書レベルの知識だけでなく、設問の指示にしたがって表や図やグラフなどの資料を読み解くのに時間を要します。

倫理、政治・経済

倫理分野ではセンター試験と難易度の変化が見られない一方で、政治・経済分野についてはやや難化しました。倫理分野は、基本的な知識を問う問題がほとんどですが、「文章資料」と「人物の会話」を関連付けて比較対照させて考えさせる、思考力や読解力が求められる問題が出ました。政治・経済分野では、資料や模式図が示されて考察しなければならない問題が出ました。また、政治・経済分野では、設問の指示が回りくどく理解するのに時間を要するものや、正しい記述の組合せを考えさせる設問など、選択肢の構成が複雑化しています。でも、教科書の知識を使う(応用する)ことで解答できる問題です。

数学Ⅰ

センター試験より、やや難化しています。日常生活に関わる題材を扱った問題や、対話形式の問題が出題されました。また、具体的な数値ではなく、一般的に条件が変化したときに適するものを選ぶ形式など、一部の出題形式が刷新されました。

数学Ⅰ・数学A

難易度は、例年のセンター試験並みです。センター試験と大問数や配点は変わらない一方で、試験時間が増加し、問題文の量や計算量も増加しました。大問の一部で会話形式の問題が出題され、「2次関数」では陸上競技のストライドとピッチに関する現実の事象が扱われました。

日常の事象を題材とした問題や、会話文の問題が出題され、出題形式に刷新が見られました。また、誘導小問がなく、本質的な思考力が求められる設問が多いのも特徴です。

数学Ⅱ

例年のセンター試験より、計算量が減ったことで、やや易化しています。大問数、配点ともにセンター試験と同じです。前半で具体的な数値を計算し、後半で前半の結果を利用して一般化し帰納的に考えさせる構成の大問が見られます。前半の設問を具体的な条件として後半の設問に利用できるような誘導があり、一般化したものを選ぶというタイプの目新しい設問も見られます。

数学Ⅱ・数学B

難易度は、例年のセンター試験並みです。センター試験と比較して、大問数と配点は変わらず、問題のページ数は増加する一方で、計算量はやや減少しました。関数の性質やグラフの特徴を考察させる問題や、会話形式での問題が出題されました。また、「確率分布と統計的な推測」が大問3で出題されました。

 

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Dietrich

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東京大学大学院修了。東京都出身。三多摩地域の自然をこよなく愛し、よくサイクリングを楽しむ。また大のドイツ通で、クラシック音楽鑑賞が趣味。英語とドイツ語とフラ...

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