金沢大学医学部の入試特徴と攻略法!【受験情報まとめ2022年最新版】

医学部入試情報

北陸最難関の医学部「金沢大学医学部」に合格するには、どの方法で出願し何を重点的に勉強したらいいか、在校生が徹底解説していきます!

以前、金沢大学の特徴について解説したのでそちらもあわせてご確認ください。

金沢大学医学部受験の種類と方法

金沢大学医学部の受験方法は大きくわけて、一般入試と推薦入試の2種類あります。

一般入試に後期日程はなく、前期日程のみの勝負になります。募集定員は84名です。

推薦入試

推薦入試には一般推薦と地域枠推薦があります。推薦はいずれも現役生のみが出願できます。高校の成績と共通テスト、面接で合格が決まり、二次試験を受験しなくていいことから、現役生にとってかなり”おいしい”制度です。

・一般推薦(募集定員:15名)

・地域枠推薦(募集定員 石川県枠:10名 富山県枠:2名)

いずれも高校の評定が4.3(5点満点)の現役生に応募資格が与えられます。地域枠推薦とは、県が学費と生活費を支給する代わりに、卒業後、県内の指定する医療機関に9年間勤めることを義務づける制度です。一般推薦の合格者に卒後の制限はありません。

同級生の中には、推薦を受験したものの不合格となり、その後一般入試に再挑戦し合格した者もいます。現役生であればチャンスを多くするという意味でも推薦に出願することをお勧めします。

これらの他にも、A-lympiad特別選抜(世界の高校生を対象にした数学を用いた問題解決コンテスト)、帰国子女入試、私費外国人留学生入試があります。

金沢大学医学部の受験難易度

偏差値や倍率

受験情報ウェブサイトによりばらつきはありますが、金沢大学医学部の偏差値はおよそ65.0~71.0です。これは82校ある医学部の中で26番目に高く、全国の医学部の中でやや難しい方であると言えます。

毎年300人以上志願しますが、志願者数が募集定員の3.5倍程度(295人程度)を超えた場合は、共通テストによる”足きり”があります。2022年度は320人が志願し、足切りされたものや受験を放棄したものを除くと、実際には229人が受験しました。

なお、推薦はいずれも受験人数が30人と限られており、志願者がこれを超える場合に”足きり”が行われます。

倍率についてはこちらの「旺文社 大学受験パスナビ」にくわしく記載されています。

併願校

私立の医学部に出願したり、近くの富山大学や福井大学の後期日程に出願したりするパターンが多いです。

金沢大学医学部の試験科目や配点

生物受験不可!

共通テストは他の医学部と同じように、英語、数学、国語、理科2科目、社会1科目を選択し受験します。

しかし二次試験の理科は物理・化学と決められており、生物選択者は受験できないので注意しましょう。

二次試験の配分が高い

共通テスト:450点

二次試験:数学300点、理科300点、英語300点、面接150点

合計:1500点(共通テスト30%、二次試験70%)

二次試験の配分が高く、共通テストで多少失敗しても二次試験で挽回できる可能性は十分にあります。

推薦入試は共通テストの国語が圧縮される

共通テスト:800点(国語100点、数学200点、英語200点、理科200点、社会100点)

面接:200点

合計:1000点(共通テスト80%、面接20%)

推薦入試はほとんど共通テストの成績で合格が決まります。最低でも8割後半は取っておきましょう。

面接

先生3人からの質問に答えていくスタイルです。質問内容は受験生によって大きく異なるようでした。

私は、医者になりたい理由、地域医療について、ボランティア活動の経験について聞かれたことを覚えています。他には、部活動のこと、友達関係のこと、自分の性格についてを聞かれた受験生もいました。

当たり前のことになりますが、志望動機や目指す医師像を考え、最近の医療関連のニュースを調べておけば問題ないでしょう。

受験科目は以上ですが、英語外部試験で一定の点数以上であると証明できれば最終の合否判定に加味する、という制度もあります。TOEFL-iBT 95点以上が目安となります。詳しい要件は募集要項をご覧ください。

金沢大学医学部受験にかかる費用

共通テスト受験料:1万8000円

金沢大学医学部受験料:1万7000円

これに加え、二次試験の際の交通費や宿泊費がかかります。

金沢大学医学部受験に合格するためには

現役生は推薦のチャンスを活用し、一般入試での合格を目指すには重点的に二次試験の練習をしましょう。

金沢大学の二次試験は数学や物理に難問が多いといわれています。しかし難問は他の受験生も解けないので、標準的な問題でしっかり得点を取れれば合格が見えてきます。

医者の人生は勉強の人生です。高校生の今からキャリアが始まっていると思って、受験勉強を乗り越えていきましょう。皆さんを応援しています。

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