私の医学部合格体験記⑤
〜杏林大学・一次試験編〜

医学部入試情報

みなさんこんにちは。

前回は金沢医科大学の入試に関してお話ししました。

今回は杏林大学の入試での体験についてお話させて頂きます。

モヤモヤを抱えたままでの受験…

当時の受験スケジュールは、

1日目 岩手医科大学
2日目 金沢医科大学
3日目 杏林大学

と連チャンで受験でした。

以前お話ししましたが、岩手医科大学の数学で泣き、金沢医科大学の英語で意気消沈した後の杏林大学の受験だったので、気分は全くもって晴れていない中での受験でした。

最初は生物・化学でした。私が受験した年の前年がこの2科目が易化していたため過去問では点数が取れたのですが、本番では感覚的に6割、良くても7割行くかどうかでした。

杏林の数学はマークシート式になっていますが、少しクセのある問題のため、今まで5割以上解けたことがありませんでした。

ですので、理科2科目が終わって昼休みに入った時には、「あ、どうせ落ちたな」と思っていました。

そうすると、心が軽くなったのか、周りを見渡す心の余裕が生まれたんです。

周囲には数千人の受験生。でもそのうち医学生として入学できるのはたったの100人ちょっと。限られた人しか突破できない奇跡みたいなものを望んで勉強してるのか、とふと思いました。そしたら

「別に医学部に落ちたって死ぬわけじゃないし、まいっか!!」

って、試験会場で笑顔になれたんです。周りからしたら気持ち悪いですよね笑

そして午後、数学・英語と受験が続きました。

あれ?解けてる。

数学の時間が始まりました。

「まぁどうせどの問題もよくわかんないだろうから1番後ろからやってみよっかな〜」

と軽い気持ちで1番後ろから解いていきました。

・・・・・・・・・なぜか解けました。7割以上も。

「あれ?奇跡??」なんて考えているうちに大問1に到着。

開いてびっくり。見たこともない確率の問題だったんです。

全然得意じゃないし、まぁ適当に計算してみるか〜と思ってマークシートを埋めていったんです。

・・・・・・・・・完答したんです。

「嘘でしょ???」って心の中でつぶやいてました。

過去問も合わせて、今までで一番解けました。

次の英語は「わ〜読める〜〜〜」という感覚でスラスラと英文を読めました笑

でも試験科目が終わった後、「これなら行ける、一次試験突破するかも!」という感情ではなく「まぁ落ちても受かってもどっちでもいいや。どうせ死なないし」という気持ちでした笑

自分でも驚くくらい落ち着いていたんですよね。あんなに医学部合格に固執していたのに心が晴れやかになっている自分がいました。

そして後日、一次試験通過の連絡が。その時も

「まぁ二次で落ちるっしょ。ギリギリ通っただけだしな〜」っていう気持ちでした。

この心の落ち着きが杏林での奇跡も、これから続く奇跡も生んでくれたんです。

いかに心に余裕を持つことが重要か。身をもって体験しました。

次回は二次試験での体験をお書きします。

 

 

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