勉強は時間帯で効率が変わる!?効果があがる勉強時間は?

医学部対策の勉強法

受験生の一つの大きな悩みとして、どのように受験勉強を進めていったら効率的なのか、というものがあります。周りの友達が自分より進んだ範囲を問題演習していたり、難易度の高い問題を解いていたりして、自分の勉強方法があっているのかどうか不安になると思います。大学入試本番までの限られた時間の中で、どのように計画を立てていけばよいのかを伝授します。

1週間を分類しよう

まず、一日のうち、自由に使える時間がどの程度あるかによって1週間を分類します。

  • 学校がある日
  • 学校も部活もある日
  • 土日で部活のある日・ない日
  • 一日自由な日
  • 学校も塾もある日

など、部活をしているか、塾に通っているかなどで人により一週間のうちの自由時間が確保できる日も変わってくるでしょう。

基本的に、学校のある日は朝の勉強時間は限られていて、主な勉強時間として学校が終わった放課後、夜になります。

休日に塾がある場合、午前中は時間があって、夜にも少し時間が取れるといった具合に、日によって使える時間は様々です。

午前・午後・夜 でやることをリストアップ

使える時間は人により、日により様々ですが、大まかに1日を3つの時間帯に分けて、やることをリストアップします。

塾の宿題、学校の課題、自分で進めている勉強など、やることも毎週刷新されていきますが、自分がするべきこととやりたいことの目安をつけて書き出すことでより効率的に学習を進めることができます。

予定をどの程度詳しく組むのが良いかというのも人により異なります。大雑把に朝・午後・夜でやることを決めると効率的に進む、という人もいれば、一時間単位でやることを決める、時間を細かく区切ってやることを決めたほうが勉強が進みやすい、という人もいます。自分がどのタイプかわからなければ、どちらの方法も試してみて、自分に合ったやり方を見つけていきましょう。

自分の好きな科目や得意な科目はほかの科目に比べて取り組みやすく、その科目の課題だけをどんどんこなしていくことになりかねません。やるべきことは、自分の不得意な分野と向き合い、それを克服していくことが必要です。例えば、得意な科目のテストで、90点を100点にするのは非常に労力のいることですが、苦手な科目のテストで基礎を底上げすることで60点を70点にすることのほうが、得意なテストで高得点勝負にかけるよりコスパが良いのです。

一般的に、就寝前は暗記科目をしたほうがよいといわれていますが、翌日の朝は何をすればよいのでしょうか。次項から時間帯別におすすめの科目を紹介していきます。

朝におすすめの科目

朝は、脳が最も活発に働く時間だといわれています。睡眠により脳が十分な休息をとった朝のほうが活性化しているのです。睡眠により前日の記憶が整理され、リフレッシュされた状態にあります。

まず、目が覚めたら前日の夜に暗記したことの復習をしましょう。エビングハウスの忘却曲線というものを知っていますか。暗記したものは、20分後には42%を忘れているということです。さらに一回覚えたものをそのまま放置していれば1時間後には56%を忘れ、1日後には74%を忘れてしまうのです。暗記事項は、一回で覚えようとするのではなく、繰り返すことで知識を定着させていこうという気持ちでいたほうが、忘れてしまってもあきらめずに頑張れるからです。

英単語、古文単語、社会、生物、その他の科目のこまごまとした暗記項目を復習していきましょう。毎日コツコツと積むことのできた知識は長期記憶として定着し、学習にとても効果的です。

朝が学習に良い効果をもたらすというのは、一日の時間を有効活用できることにもあります。朝早く起きて勉強するというのは、一日のリズムを作る上でとても大事な鍵となるでしょう。朝早く起きるのは、慣れないうちはつらいことですが、毎日繰り返していくうちに早起きする生活に慣れていくことができます。朝早く起きるために睡眠時間を削るというのは禁忌ですので避けましょう

エビングハウスの忘却曲線に基づいた復習のすすめについてはこちらをクリック

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午前中におすすめの科目

午前中は、ひらめきを必要とする科目がおすすめです。理科や数学など、午前中の、まだ疲れていない状態で頭を使う科目を進めていきましょう。疲労感がたまると考えている途中に気が散ってしまったり、集中できなくなってしまったりすることもあるので、元気な午前中に数学など、手も頭も動かさなければならない科目をすると良いです。

また、疲れていない状態で自分が今最もすべき課題、勉強をすることも大切です。やるべきことを明確化すると、自分の中で優先順序をつけることができるのでやることのリストアップが重要なのです。

午後におすすめの科目

お昼ご飯を食べて眠くなってくる人も多いでしょう。あまりにも強く眠気を感じる場合は、昼寝をするのも一つの手段です。15分の昼寝は疲れを取り除くのに効果を発揮します。長すぎる昼寝(30分以上)は夜の睡眠に影響があるので適度に調節していきましょう。ご飯を食べた後に眠くなるのは血糖値が関係していて、急いでご飯を食べるなどして急に血糖値が上がると眠くなりやすいといわれています。自分に合ったご飯の量とタイミングを見つけましょう。

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午後におすすめの科目は、理数系の応用力・思考力が必要な問題・文系科目でも記述問題や英語の長文・英作文問題です。

物理・化学は、特に難問になるとミスをせずに考察しながら最後まで解く力が必要とされるので、英語の長文問題では細かい表現に注目しながらも、文章のアウトラインをつかんでいくために概要を理解する力が試されています。各教科でどのような解き方が理想像となるのかを意識しながら勉強を進めていきましょう。

夜におすすめの科目

夜、就寝前などにおすすめなのは暗記科目です。夜の睡眠によって人間の記憶は整理されているので、夜寝る前の時間というのは記憶に際して非常に貴重な時間となるのです。

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さいごに

自分に合った勉強法がわからないときはぜひ参考にしてみてください。学習効果の高い勉強法をすることで努力が結果へと近づきます。自分に合った勉強スタイルを確立することが継続につながっていきます。

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