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共通テスト2022年の受験者数は?これからの傾向も分析!

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共通テストが導入されて2年目の2022年。
これまでのセンター試験との出題形式の違いや平均点の変動などに驚いた人も多いのではないでしょうか。
「現役生と浪人生の比率はどうなんだろう」「ほかの人はどんな科目を選んでいるのだろうか」など、全体の動向の変化が気になってきますよね。

 

この記事では、2022年の共通テスト受験者数やその推移、科目ごとの受験者数などとその結果わかる傾向などについて解説します。
2023年以降の共通テスト受験を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

共通テスト2022の受験者数

 

大学入試センターの「令和4年度大学入学共通テストの志願者数について」によると、2022年の共通テストの志願者数は本試験と追試を合わせて535,245人でした。
この数は2021年度に比べて約5000人(本試験のみの比較。前年比 -0.9%)減っていますが、高校卒業見込者全体の数の減り(約2万人、2%ほど減少しています)に比べてるとこの減少率は穏やかなため、高校生の受験率そのものは上昇していると考えられます。

 

今回、追試を受けた人数が過去最高となっていますが、これは新型コロナウイルスや試験2日目に津波注意報があったことが原因です。

 

出願資格別の内訳は、高校学校等卒業見込者(現役生)が84.0%(前年比 -0.5)、高等学校等卒業者(浪人生)は15.1%( -19.3%)、それ以外(高認合格者・高専3年修了者・海外の学校・専修学校高等課程終了等)が計0.8%( -12.7%)。
90%以上が普通科出身です。

 

高専も高等専修学校も耳慣れない人が多いかもしれませんが、どちらも中学卒業後通える高等教育機関です。
高専とは高等専門学校のことで、実践的な技術者になることを目的として5年間通う教育機関で、高等専修学校は、早くから専門的な教育を受けたい人向けに資格取得や職業訓練を主な目的として教育を行う教育機関です。高専は工業系と商船系が、専修学校は看護系が多くなっています。(ちなみに、高専は5年の過程を修了してから大学へ編入することも可能です)

 

高校卒業見込者全体のうち共通テストを受験した割合は45.1%。
つまり、高校を卒業した人のうちの半数弱が共通テストを受けていることになります。
浪人生は70.0%が1浪、12.4%が2浪、17.6%が3浪以上となっており、3浪以上が多いように見えます。

ただし、これは再受験生なども含んだ数のため実際の浪人生の数はそれよりも少なくなっているでしょう。

 

共通テスト受験者数の推移

共通テスト受験者数は以下のように推移しています。

 

受験者数(人) 受験率(%)
2022 488,384 92.08
2021 484,114 90.45
2020 527,072 94.51
2019 546,198 94.69
2018 554,212 95.12
2017 547,892 95.13
2016 563,768 95.22

(独立行政法人 大学入試センターの大学入学共通テスト及びセンター試験志願者数・受験者数等の推移より)

コロナの影響が大きかった2021年に比べて多くの人が受験していますが、まだコロナ以前ほどには受験率は回復していません。

 

そもそも共通テストを受ける意味はあまりなかったが、学校で全員申し込みしたためになんとなく受験していた私大専願者や、学校型推薦などですでに合格している人などが棄権していると考えられます。

 

受験生が多い科目

受験生が多い科目は国語と外国語(リーディングもしくは筆記)・英語リスニングで、外国語は98.8%、国語も94.8%が受験しています。
次いで多いのが数学①と地理歴史、数学②で70%〜75%程度、一番低い理科①が30.5%の受験率です。

 

地理歴史・理科②の科目選択率は以下のようになっています。

 

 

【地理歴史・公民】

世界史B 日本史B 地理B 現代社会 倫理 政経 倫政
科目選択率(%) 22.0 39.0 37.5 11.5 4.0 8.3 7.9
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高校での開講率、科目履修率共に世界史のほうが高く、半数近くの生徒は地理を履修していないにもかかわらず、実際に入試に使用される率としては世界史より地理のほうが高くなっています。平成27年度公立高等学校における教育課程の編成・実施状況調査の結果についてによる)

 

世界史に比べて覚える内容が少なく常識で賄える部分が大きい点、独学で勉強しやすい点などから地理選択が可能な受験生は積極的に地理を受験しているものと見られ、特に1科目のみ受験する人(多くが理系と考えられます)から支持を受けています。

 

地理歴史と公民を2科目選択する場合は、日本史Bは現代社会(17.6%:以下選択者の割合)と日本史B+政治・経済(12.3%)、倫理、政治・経済(11.3%)との組み合わせが、世界史Bは倫理、政治・経済(8.0%)と現代社会(7.7%)が人気です。
地理Bは現代社会や世界史Bと組み合わせる人が多くなりますが、そもそも2科目選択者には地理選択をしている人が少なく、その数は地歴公民の2科目選択者のうちの6%ほど、8000人程度となっています。

 

【理科②】

物理 化学 生物 地学
1科目目と2科目目の合計科目選択率(%) 37.8 46.9 14.9 0.3

理科の科目で人気なのは物理と化学となっており、2科目選択の場合は物理+化学を選択する人が7割以上です。

 

ただし理科①、つまり「理科基礎」を選択する場合は、生物基礎+化学基礎の組み合わせが多く、57.3%となっています。

理系の場合はより出願範囲の広い物理+化学を、文系の場合は暗記で高得点を取りやすい生物基礎+化学基礎、あるいは地学基礎を選択するのが主流になっています。

 

 

 

国立型・私立型の割合

全受験者の平均受験科目数は5.59となっています。
国立型、つまり7科目受験した人が全受験者のうち56.0%、私立型、つまり3科目受験した人が21.3%です。

 

つまり、実際に共通テストを受験しているうち、だいたい3分の2以上は国立大学を受験する層ということになるでしょう。
「私立受験者でも受験する意味がある」と言われる共通テストですが、私大受験のためだけに共通テスト(センター試験含む)を受ける人は意外とそこまでいないのです。

 

自分が私大専願で共通テストを受けるかどうか迷った時は、その点も加味して考えるといいかもしれません。

 

受験者数から考える、これからの共通テストの予測

 

これからの共通テストはどう変化するのでしょうか。

 

まず、現役生中心の受験率はこれからも続くだろうと考えられます。
特に令和7年(2025)年からは『地理総合』や『情報』、『公共』など新しい科目も始まるため、より浪人を避け、現役合格を狙う傾向になるはずです。

 

学校推薦型選抜などで合格する割合も増え、相対的に現役生以外の合格枠が少なくなっているため、浪人は医学部などの偏差値上位大学、あるいは美大などを目指す人などが多くなってくるでしょう。

 

新型コロナウイルスの影響も少なくなるため、来年の志願者数や受験率もここ2年ほどよりも高くなると考えられます。
ただし、長期的に見れば高校生の数が減るため、受験者は徐々に減っていくでしょう。
大学に進む人の割合は増えているため、人口減少の割合より受験者数の減りは穏やかになるはずです。

 

しかし、10年前、20年前の入試と比べてみても分かるように、「受験者数が変化する=入試の難易度が変化する」とはならないと考えられます。
来年の共通テスト受験を考えている人は、まずはしっかり自分の勉強と向き合い、少しでもライバルより高得点を取れるように頑張りましょう!

 

 

 

 

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二木原 恭子

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九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。 勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。 受験時は特に世界史に苦労...

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