医大生インタビュー(11)
将来の夢と受験生へ(聖マリXさん)
「医者になりたい」という大枠は一緒でも、どんな科に進みたいか、どんな医者を目指すかというのは人それぞれ。
Xさんへの医大生インタビューでは最後に「どんな医者になりたいか」を伺いました。
受験生・医学部合格生に伝えたいことについてもメッセージを頂いていますよ。
今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!
【お話を聞いた方】
Xさん
【学校・学年】
聖マリアンナ医科大学医学部
【現役・既卒】
2浪合格
前回の記事はこちら
医者としての夢と受験生へのメッセージ
今回は「これからどんな医者になりたいか」と「受験生へ伝えたいこと」をお伺いしました。
志望校を決める時、偏差値や学費以外に気をつけておいたほうが良いことはあるのでしょうか?
これからどんな医者を目指すか
– これからの目標などはありますか?
Xさん:実現可能かどうかはさておき、夢としては「新しく腎臓の機能を代替できるものを作りたい」というのがあります。
今は腎臓の機能が低下すると、血液透析・腹膜透析・腎臓移植の3つの選択肢しかありません。
どれも患者さんに大きな負担やデメリットがあるため、もっと負担の軽い方法を開発できたらと思っています。
現実的な目標としては、まずは内科専門医になり、その中でも腎臓のスペシャリティを磨きたいと思っています。
そして50歳くらいになったら自分のクリニックを開き、理想の治療をしたいですね。
医学部志望の受験生に伝えたいこと
– 医学部志望の受験生に伝えたいことはありますか?
Xさん:「医学部に入ってしまえばどこでも一緒」などと予備校や学校の先生に言われることもあるかもしれませんが、実際はそうではありません。
例えば最先端の治療をしていたり専門性が高かったりする病院など、人気の病院にマッチング(医学部の就活のようなもの)で行けるかは、学校によってかなり差があります。
病院毎にカラーのようなものがあり、出身大学によって行きやすい病院やそうでないところが存在するからです。
ですので、もし将来的に働きたい病院がある場合は、その病院はどの学校の出身者が多いかなども気にしてみたらいいと思います。
また、USMLE(アメリカの医師国家試験)は持っているとそのマッチングの際に有利になることがありますが、国際認証を受けている学校でないと受験できません。
もし海外に行きたい、そうでなくともUSMLEを受けたいと思っている人は、志望校が国際認証を受けているかもチェックしておきましょう。
あとは、部活についてですね。
確かに、多くの人は運動部に入ります。そういう雰囲気はあります。
しかし部活はハードなところもあるので、もし生活費などの理由でバイトが必須なのが分かっている場合、最初はゆるそうな文化部で様子を見たり、夏ぐらいまで入部を見送るといいかもしれません。
バイトとの両立ができる部活かどうか、新入生の時点では分からないですからね。
次回の医大生インタビューは「国際医療福祉に合格した勉強法」!
高学年ともあり、就職も視野に入れた話をしてくださったXさん。
医学部でも、どの大学に進むかは学校生活だけでなく、その後の進路や就職に大きな影響を与えてくるようです。
偏差値、学費、将来設計……どの医学部に進みたいかを考える時は、優先順位をつけてじっくりと比較検討しなくてはいけませんね。
次回からの医大生インタビューでは、国際医療福祉大学の1年生の先輩にお話をお伺いします。
「英語が難しい」というイメージのある国際医療福祉。
初回は、入るまでの勉強方法を中心に話してもらいました。
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