勉強中の受験生におすすめの飲み物はこれ!効果を知って勉強に役立てよう

医学部コラム

自習するときには水分補給や休憩のために飲み物が必需品!という人も多いでしょう。
筆者も自習するときは紙パックの紅茶をお供に勉強していました。

 

受験勉強をしているのですから、もし選ぶ飲み物によって集中力アップなどの効果があったら嬉しいですよね。
そこで今回の記事では、受験勉強中に飲みたい飲み物・逆にあまりおすすめできない飲み物とその理由を解説します。

 

味や匂いなどの好みで飲み物を選ぶのもいいですが、たまには効果から選んでみてはいかがでしょうか?

 

勉強中におすすめの飲み物5選

 

塾の自習室などは空調が効いているため、意識して水分補給をしないとしらずしらずのうちに脱水になってしまうことも。
以下では勉強中に飲みたい飲み物と、その効果を紹介します。

 

コーヒー

勉強中に飲むものとして人気が高いコーヒー。

 

ご存じの方も多いでしょうが、覚醒作用のあるカフェインの含有量が多いため高い眠気覚まし効果が期待でき、眠くなりがちな勉強との相性がよい飲み物です。
カフェインには目覚まし以外にも、筋肉や神経などを刺激して疲労回復をしてくれる効果もあるとされているため、疲れたときにも最適。

 

香りにはリラックス効果もあるため、休憩時に飲む飲み物としても良いでしょう。
空腹時にブラックコーヒーだけを飲んでしまうと胃が荒れてしまうこともあるため、おやつも一緒に食べるようにするのがおすすめです。

 

カフェインを取りすぎてしまうと寝れなくなってしまったり、常にコーヒーばかり飲んでいると歯にコーヒーの色素(ステインの汚れ)がついてしまうことも。
カフェインへの耐性は人によるためあくまで目安ですが、飲むのは1日2〜3杯程度までにとどめておくようにしましょう。

 

紅茶

コーヒーほどではありませんが、カフェインを含んでいるのが紅茶。
産地や茶葉によっても異なりますが、大体コーヒーの半分くらいのカフェイン量なのでもっと飲み物を飲みたい!という人にもおすすめ。

 

紅茶には炭水化物を分解する酵素を抑える働きもあるため、糖の分解・吸収を穏やかにして血糖値を上げにくくする効果が期待できます。
つまり、「紅茶を飲めば、血糖値の急激な変化による眠気を抑えられるかもしれない」ということです。
ご飯と一緒に飲む飲み物として、昼食時や夕食時にチョイスするといいかもしれません。

 

レモンや牛乳以外にも、ジンジャーティーやフルーツティーなど、さまざまなアレンジがしやすく自分好みの飲み方がしやすいのも特徴。

 

紅茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を穏やかにしてしまう働きがあるため、貧血を気にする人は避けたほうがよいでしょう。

 

 

緑茶

緑茶にもカフェインが含まれています。
特に玉露が含むカフェインはコーヒー以上なので、カフェインの目覚まし効果などを期待して飲み物を選ぶなら、玉露入りのお茶をチョイスするようにしましょう。

 

緑茶はビタミンCが豊富に含まれているため、免疫力アップや疲労回復効果が期待できるでしょう。
急須で入れたお茶であれば1杯で1日の10分の1のビタミンCが摂取できますし、ペットボトルのお茶にも加工段階で減ってしまったものを補うために添加物としてビタミンCが入っています。

 

また、緑茶の中に含まれるテアニンには心身のリラックス効果が期待できるため、ほっと一息つきたいときにもぴったりです。

 

市販の紅茶やコーヒーは砂糖やミルクなどが入っているものが多いですが、緑茶は基本的に全部無糖なので自分好みのローカロリー飲料を選びやすい点も魅力です。

 

フルーツジュース・野菜ジュース

「気持ちをリフレッシュさせたい!」「エネルギー補給も兼ねたい!」というときはフルーツジュースや野菜ジュースがおすすめ。

 

フルーツジュースには糖分が含まれているため、エネルギー不足で疲れてきたときに飲めばまた勉強を頑張れるようになるでしょう。
柑橘系の香りには集中力アップの効果も期待できます。

 

野菜ジュースなら糖分以外にもリコピンやβカロテン、食物繊維といった不足しがちな栄養素が含まれているため、食事内容が偏りがちな受験時の強いサポーターになってくれるはずです。

 

ただし、糖分が入っているためジュースの飲み過ぎはカロリー過多になってしまいます。
常にゴクゴクと飲むのではなく、テンションを上げたいときや、ご褒美として飲むようにするとよいでしょう。

 

誰にでもおすすめできるのが水。
カフェインと糖分がないため一見何の効果もないように見えますが、だからこそ純粋に水分補給ができますし、飲み過ぎを心配する必要もありません。
炭酸水を選べば、カフェインに頼らず眠気覚まし効果・リフレッシュ効果も得られます。

 

つまり、シーンを選ばずどんなときにでも水は飲めるということ!
食事中でも寝る前でも、リラックスタイムにもOK。
「飲み物の効果を考えて使い分けるのは面倒」「何本も買いたくない」というときにぴったりなのです。
コンビニや自動販売機などで値段が安いのも嬉しい点ですね。

 

ちなみに厚生労働省によると、1日1,200mlを目安に水を飲むと良いとされています。
結構な量がありますね。
意識的に水を飲まないと、すぐ脱水になってしまうということがわかります。

 

逆に避けたほうがよい飲み物は?

 

逆に、勉強中に避けたほうが良い飲み物はあるのでしょうか。以下で理由とともに解説しますので、もし今「勉強中に飲んでた!」という物があれば見直すといいかもしれません。

 

牛乳

牛乳には乳糖やタンパク質、カルシウムなどのたくさんの栄養が含まれています。
そのため栄養的にはとても良い飲み物なのですが、問題は「トリプトファン」という物質が含まれていること。

 

トリプトファンは睡眠を促す物質のもとになるため、安眠効果が期待できます。
そのため、牛乳を飲むと眠くなってしまう可能性があるのです。

 

就寝前はいいですが、「これから頑張ろう!」というときは避けたほうが無難です。

 

カフェオレやココアにも牛乳は含まれていますが、これらの場合はコーヒーのカフェイン効果やココアのポリフェノール効果もあるため、一概に悪いとは言えません。
メリットとデメリット、自分の好みなどから考えて選択しましょう。

 

スポーツドリンク

スポーツドリンクは『運動時の水分補給』として作られた飲み物です。
そのため糖分が多く、運動をしていないのにスポーツドリンクを飲んでいると簡単に糖分過多になってしまいます。

 

スポーツドリンクを勉強中に飲みたいのであれば、薄めて飲むのがおすすめ。
コスパも良くなりますし、甘さも控えめになるので飲みやすくなりますよ。

 

エナジードリンクはあり?

 

「これでないと目が覚めない」「疲れてしまって集中力を維持できない」などの理由から飲んでいる人も多いであろうエナジードリンクはどうなのでしょうか。

 

結論から言うと、エナジードリンクは「飲みすぎなければOK」です。
エナジードリンクはカフェインや糖分が多く、疲労回復効果が期待できるアルギニンなども含まれているため、上手に活用すれば勉強のパフォーマンスを上げてくれるでしょう。

 

ただし、カフェインが多いため1日に何本も飲んではいけません。
無理にエナジードリンクで目を覚まし、睡眠時間を削って勉強する、などの使用法もNG。
カフェインには利尿作用もあるため、途中でトイレに行きたくならないよう試験直前などに飲むのも避けたほうが良いでしょう。

 

飲み物で集中力を高めよう!

勉強中に飲み物を口にするのは、単純に水分補給をするだけでなく、リラックスやリフレッシュの意味合いもあります。
しかし、どうせ飲み物を飲みながら勉強するのであれば、少しでも良い効果があるものを選びたいですよね。

 

「今日は何を飲もうかな」と思ったら、ぜひ今回紹介した5つの飲み物から選んでみてはいかがでしょうか。

 

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