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医師はやっぱり頭がいいの?実際のところを教えちゃいます

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医師は頭のいい人が多い⁉︎

確かに頭のいい人は多い

皆さんは医師に対してどんなイメージを持っていますか?ひょっとしたら、「頭がいい」「真面目」「成績優秀」と言ったようなイメージを持っているかもしれません。実際に、病院実習などで頭のいい先生方に出会うことは多いですし、同級生にも頭のいい人は多い印象です。

ただ、頭のいい人というのも、タイプが分かれている印象があります。記憶力が良く、要点を抑えるのでテストで高得点を叩き出せるようなタイプと、隅々まで覚えている訳ではないけれども思考力が高く的確な判断ができる人です。もちろん、両者を兼ね備えた人もいます。

効率の良い人が多い!

医学部低学年の頃は、医学の基礎的な内容をじっくり学ぶことになるので、暗記すべき知識が膨大です。なので、記憶力が高く、かつ効率的に勉強ができる人が有利ですし、「頭がいい」「優秀」とみなされます。教科書や講義の内容を隅々まで理解している人もいますが、試験に受かって進級して行くためにはテストに出やすい範囲だけをしっかり抑えておけば十分。さすが受験戦争を勝ち抜いてきただけあって、効率的な勉強法を心得ている人が多いなといった印象です。

ただ、高学年になって臨床実習が始まったり、医師になって診療に携わったりすると、知識をもとに深く考えて実践する能力が要求されます。例えば、患者さんに病気のことをわかりやすく噛み砕いて説明したり、症状や検査結果から病気について考察したりする能力が必要です。これは必ずしも知識量が多い人が有利なわけではなく、頭の柔らかい人が有利です。

知識だけでは戦えない

医療の世界では、必ずしも教科書通りにいかないことがしばしばあります。そんな時に、冷静に状況を分析して論理的に考察できることは非常に大切です。また、しばしば他の医師や看護師などと意見が食い違ってしまうこともありますが、無難な落とし所を見つけられることも大切です。そんな応用力や対応力を持っていて、どんな状況でも冷静に分析し的確に考察できる人こそが、真の頭のいい人なのかなとも思います。

特に医学部の教授には、知識偏重型ではなく応用力や対応力が高い先生方が多い印象です。そういった人は知識をただ暗記するのではなく、物事の本質を理解して論理的に話を展開していることが多いので、講義や説明を聞いていて非常にわかりやすいですし、きっと患者さんも納得するだろうなといった印象を受けます。若い先生方でも、プレゼンや診察から頭の良さが溢れ出ている先生方はいらっしゃいます。患者さんや他の医療職が予想外の質問を投げてきたり、不測の事態が起こったりしてもきちんと納得するような返答ができる柔軟な対応力は、ぜひ獲得しなければならないと思っています。

頭がいい=名医なの?

頭の良さより大事なもの

では、「頭のいい医師」こそが名医と言えるのでしょうか?確かに頭の良さは大切ですが、医師という職業は患者さんや他の職種の方々と関わる機会が多いです。1人で仕事をするのではなく、色々な人と協力しながら仕事をしていくことになります。ですので、信頼関係を構築する能力というのが必須です。そこで必要になるのは、主に人間性とコミュニケーション能力でしょう。

まず人間性ですが、どんなに頭が良くても人間性が低ければ他者と良好な関係は構築できません。他者に対して誠実に向き合い、相手の心情を察して共感することが求められます。嘘をついたり自己中心的であったりする人は、どんなに頭が良くても良い医師とは思えません。実際に病院で実習をしていても、華やかな経歴と技術を持っていて、話も論理的で頭脳明晰なのに他者を見下したり倫理観が欠如したりしている人もいて、残念だなと思うことがあります。

次にコミュニケーション能力ですが、どんなに頭が良くて秀逸な発想を持っていてもうまく伝えられなければ意味がありません。また、相手の話を聞くことができなければ相手にしてもらえないでしょう。もちろん研究者など患者さんとほとんど関わらない道に進むこともできますが、ほとんどの人は患者さんと関わることになります。相手の目を見てハキハキ喋らなければ、信頼を勝ち取ることはできないでしょう。コミュニケーション能力を高めることについては医学部の授業でも言われますし、さまざまな医師向けの記事も出ています。

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「頭がいい」=万能ではない!

「頭のいい医師」ときくと、なんでも自分で判断して自分でこなしてしまうような人を想像するかもしれません。確かにそんな人がいれば理想かもしれませんが、ほとんどの人はそんなことはできませんし、自分の能力を過信して独断で物事を進めるのは危険です。

本当に優秀な医師は、「必要なときに助けを求められる能力」を持っています。例えば自分でいくら考えても症状の原因がわからない患者さんがきたとき、自己判断で適当な判断を下すのではなく、もっと熟練した先生に依頼をするといったようなことです。「自分の手には負えない」というのは逃げではありません。適当な判断をして取り返しのつかないことになるなら、懸命な判断です。ただ、自分のできないことを認めるわけですから謙虚な人間性が必要です。また、依頼をするという行為にはコミュニケーション能力が必須です。

知識を詰め込んで「頭のいい」「優秀な」医師になったと過信するくらいなら、人間性とコミュニケーション能力を高めて他の人の力を借りながらも的確な判断ができる医師になった方が良いでしょう。ただ、判断や対応が的確な頭のいい人は、自然とこう言った判断ができています。

まとめ

医師という職業は、知識を詰め込んだ人が優秀という訳ではなく、対応力や判断力が求められます。また、患者さんや他の医療職の方々と関わる機会も多いので、人間性の高さやコミュニケーション能力が求められます。本当に頭のいい医師というのは、状況を客観的に冷静に捉え、わかりやすく適切な言葉で自分の考えを発信し、他者の意見に耳を傾けて分析し、適切な判断を下すことができる人でしょう。

筆者も、持っている知識と経験をベースに適切な判断を下すことができるような医師になりたいと考えているので、これから研鑽を積んでいきたいです!

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Shotaro Hirata

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東京慈恵会医科大学で日々奮闘している医学生ライター。 横浜の聖光学院高校を卒業後、東京慈恵会医科大学に現役合格。数学が得意ではなかったが、得意科目の英語の成...

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