聖マリアンナ医科大学医学科の合格体験記 -高3から医学部を目指し現役合格!-

医学部別の合格体験記

「やっぱり医学部って早くから目指さないと合格できないのかな…?」そう思っている方は少なくないと思います。

今回は、高校3年生から医学部受験を決め、塾に通わず聖マリアンナ医科大学に現役合格した私の高校3年間の軌跡を共有します!

聖マリアンナ医科大学の概要、受験情報については、それぞれ以下の記事からご覧ください。

 

高校1年生 行っていたのは高校の定期テスト対策のみ

中高一貫に通っていたため、高校受験をせずエスカレーター式に高校へと進学しました。中学生時代から定期テストで高い順位を取れるよう勉強していて、高校進学後も順位は常に1桁台でした。ほぼ毎日習い事や部活動に励んでいたので、勉強は学校で完結させることを意識していました。

高校で配布された教材のみで力をつけた時期

高校で配布された教科書・問題集のみ使用していました。どの教科でも宿題はすぐに取り組むようにしていました。また予習・復習もできるだけ取り組むようにしていました。

各教科ごとに抜粋して勉強方法を紹介します。

国語は毎回行われる漢字テストで満点を取れるように準備はしていましたが、もともと国語が得意だったのでその他に関しては特に時間をかけていませんでした。

社会などの暗記教科はノート2つに板書を写してテスト前に焦らないようにしていました。

英語は毎回単語テストが行われたので満点が取れるように行き帰りの電車で詰め込んでいました。数学・物理は宿題で出た問題集の範囲は答えを見ずに最後まで自分の手で書けるまで解いていました。

化学・生物は先生がプリントを配ってくれたので、それを赤シートで隠して繰り返し覚えていました。

 

工夫を凝らして毎日3時間ほど自学自習

授業時間を除いて毎日2~3時間ほど勉強していました。

習い事と部活動、そして課外活動もあって忙しかったので休み時間や習い事・高校の行き帰りなど隙間時間を活用して小テスト対策をしていました。宿題は授業中に取り組めるところまで取り組み、残りは帰宅後すぐに取り組むようにしていました。また朝早く登校して残っている宿題や授業の予習復習を行っていました。

 

原理原則が身についておらず後悔

定期テストのための丸暗記する勉強方法になっていて、しっかり原理原則が身についていなかったため高校3年生でとても苦労することになりました。

また高校1年生の中頃まで文系に進もうと考えていたので、理系科目が文系科目よりも疎かになっていました。

勉強時間は確保できていたため、文理選択に悩んでいたとしても満遍なく原理原則を押さえて学習していればもっとスムーズに医学部受験に臨めたと思います。

高校2年生 理系を選択したものの進路に悩む日々

文系科目が得意だけど、興味があるのは理系だったので文理選択はギリギリまで悩んでいましたが、理系を選択し2年生に進級しました。

周りが希望大学・学部を決めていく中、私は医療系に進みたいという漠然とした希望こそあったものの「これがやりたい!」というものが見つからず悩んでいました。

ただ受験は意識していたので、引き続き定期テストでは順位をキープできるよう勉強しつつ市販の問題集も加えて勉強していました。

市販問題集も使用! 理系科目は基礎的問題集に

引き続き高校で配布された教科書・問題集を使用していました。

追加した市販問題集として、英語は「やっておきたい英語長文」シリーズ、数学は「青チャート」、化学は「化学重要問題集」、物理は「物理のエッセンス」で勉強していました。

しかし、数学と化学は基礎が身についていないうちから取り組んでしまっていたので、結果的に上滑りを起こしてしまいました。このことに高校2年生の終盤で気づき、より基礎的な問題集に変更しました。

 

高校1年次より勉強時間を増やした

平日は3~4時間(授業時間を除く)、休日は6~8時間ほど勉強していました。

塾には通っておらず、主に学校と家で勉強していました。朝早く学校に行き教室で勉強し、授業終わりに学校の図書館に残って勉強し、帰宅してご飯を食べてまた勉強していました。中学受験のときも塾は週3回各2時間ずつのみでそれ以外は家で勉強していたので、「家だから集中力が落ちてしまうな」と感じたことはありませんでした。

 

「医学部医学科」が頭に浮かんだ高校2年生の冬

医療系に進みたいと思っていたので、看護師、薬剤師、助産師などが頭に浮かんでいましたがやはり自分の手で治療を行える医師という職業に興味を持ちはじめました。ただ医学部医学科が難しいということや入学してからも大変なことは重々承知していたので、まだ決意とまでは行きませんでした。ただ「医学部医学科」が頭に浮かんでからはより一層勉強に励み、そこで基礎がかなり抜けていることに気づきました。数学は「青チャート」から高校で配布された問題集1点集中へと変えて数1Aからやり直し、化学と物理は「宇宙一分かりやすい」シリーズに変更しました。

「宇宙一分かりやすい」シリーズはイラストも豊富なので原理原則の理解にとても役立ちました。

現在「宇宙一分かりやすい高校物理 力学・波動」「宇宙一分かりやすい高校物理 電磁気・熱・原子」「宇宙一分かりやすい 理論化学」「宇宙一分かりやすい 無機化学」「宇宙一分かりやすい 有機化学」「宇宙一分かりやすい高校生物 生物基礎」の6つが出版されています。

 

高校3年生で医学部受験を決意!猛勉強開始!

色々と考えた末、高校3年生に進級してすぐに医学部医学科を受験しようと決意しました。そこから猛勉強!何とか現役合格することができました。

問題集は高校2年生のものを引き続き使用しました。何度も何度もやって問題を見た瞬間に解法が思いつくくらいまで持っていきました。

授業がある日の1日のスケジュール

授業がある日のスケジュールは以下の通りです。基本的に学校で勉強して、家ではリラックスタイムを取るというようにメリハリをつけることを心がけていました。

5:30 起床

6:30~7:30 通学(英単語、文法)

7:30~8:30 教室で勉強

8:30~16:00 授業

16:20~17:50 図書館で勉強

17:50~19:00 帰宅(古文単語or地理の暗記)

19:00~21:00 夕食、入浴

21:00~22:30 1日の勉強の振り返り、翌日の勉強スケジュールを立てる

 

授業が無い日の1日のスケジュール

授業が無い日の1日のスケジュールは以下の通りです。夏休み以降、高校の授業はなく塾にも通っていなかったので、夏休み~受験終了までこのスケジュールを維持していました。

6:00 起床

6:30~7:30 勉強(前日の復習)

7:30~8:00 朝食

8:00~12:00 勉強

12:00~13:00 昼食、休憩

13:00~19:00 勉強

19:00~20:30 夕食、入浴

20:30~23:00 勉強

各教科バランス良く勉強しつつ、特に数学と理科に優先順位を置いて勉強していました。英語は毎日同じ分量で単語と文法を行っていました。国語と社会は30分ずつくらい時間を取っていました。

 

私立専願に切り替えた

もともと国公立志望でしたが共通テストで失敗してしまったため、私立医学部専願に切り替えました。関東圏の私立医学部を6校ほど受験し、そのなかで正規合格を頂けた聖マリアンナ医科大学に進学しました。

 

受験はメンタル面と生活面のキープが大切!

限界になる前に誰かに相談しよう

受験勉強はとてもストレスがかかると思います。私はかなりプレッシャーやストレスを感じやすく、泣いてしまうこともよくありました。また塾にも通っておらず周りに医学部を志す友人もいなかったので孤独感も常に感じていました。そのようなときは母に話しを聞いてもらったり、ノートに気持ちを書き出したりして気持ちを切り替えるようにしていました。

メンタル面の強弱は人それぞれなので「こんなことで弱音を吐いていいのかな」と思う必要は全くありません。限界になってしまう前に信頼できる誰かに相談しましょう。きっと話しを聞いてくれます。

睡眠時間は人それぞれ。自分に合った時間を取ろう!

よく「睡眠時間は8時間は確保した方が良い」など耳にすると思います。受験生は特に睡眠時間について気になっている方は多いのではないでしょうか。

経験上、無理して8時間とる必要はなく、試してみてご自身に合った睡眠時間をできるだけキープしていくことが大切だと思います。私は、高校2年生の冬休みに、23時に就寝し目覚ましをかけずに起きる、ということを5日間ほど行いました。その結果大体6時半に目が覚めたので、それ以降7時間半を目安に睡眠時間を確保していきました。自分に合った睡眠時間を見つけてキープすると体調も崩しにくくなり勉強のリズムも付きやすいのでオススメです!

 

高校3年生から本格的に医学部受験に向けて勉強を始め、しかも進学校ではなかったためとても大変でしたが、中学生時代から勉強習慣がついていたことが役立ちました。「何をやって良いか分からない…」という方はまずは勉強時間の確保からはじめてみましょう!

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