受験生は勉強しない日を作ってもいい?メリットとデメリットをご紹介

医学部受験のメンタル対策

朝から晩まで勉強漬けの毎日が続くと疲れてしまいますよね。

受験生が丸1日勉強しない日を作ってもよいのか、メリットとデメリットをご説明します。

丸1日勉強しない日を作るメリット

息抜きになる

ずっと勉強を続けていると、どうしてもやる気が出ないときや気が乗らないときが出てきてしまいます。そんな時に思い切って休みを取ることはかなりの息抜きになります。丸1日あれば少し遠くに足を伸ばすことができます。山や海など自然に触れてリフレッシュするのがおすすめです。温泉などもいいですね。勉強で疲れた目や凝った身体をほぐしましょう。受験生におすすめの息抜き法は以下の記事でご紹介しましたので参考にしてください。

勉強にメリハリがつく

受験勉強は長期間にわたって続きます。そんな受験勉強を最後まで全力で続けるためにはメリハリをつけることが大切です。だらだらとずっと勉強を続けるよりも、短期間集中して休息をしっかりとることを繰り返した方が効率が良いです。「50分集中したら10分休憩する」ということを繰り返すのがよいと言われていますが、それを長い期間に応用してもいいと思います。2週間頑張ったら1日休む、1ヶ月頑張ったら1日休むといったように長いスパンでもメリハリをつけて勉強することをおすすめします。

モチベーションを上げられる

丸1日あれば志望大学が家から少し遠くても見に行くことができます。志望大学を訪問し、合格してキャンパスに通う自分を想像するとモチベーションがかなり上がります。オープンキャンパスや学祭などに参加するのもおすすめです。また将来なりたい職業がある方は職業体験に参加するのもおすすめです。例えば将来医師を目指している方は1日医師体験を開催している病院がありますので探してみましょう。受験生のうちから本物の医療現場に触れることで医学部合格へのモチベーションになること間違いなしです。

気持ちの切り替えができる

受験勉強には不安がつきものです。ずっと不安な気持ちで勉強を続けると能率が落ちてしまいますし、精神面でもよくありません。そこで丸1日勉強以外のことをすることで一旦勉強のことを忘れてみましょう。「笑う門には福来る」と言いますが、これは医学的にも正しいことです。笑うことでドーパミンやセロトニンなどの幸せホルモンと呼ばれるホルモンが分泌され、ストレスホルモンであるコルチゾールが抑制されます。笑うことはリラックス効果やストレス軽減効果があるため、たくさん笑えるような楽しいことをしてみましょう。また運動することでもセロトニンなどのストレス軽減効果のあるホルモンを出すことができます。先ほどもおすすめしましたが、登山などで体を動かすと不安な気持ちを減らすのに役立ちます。

思い出作りができる

大学に入学したら実家を離れて一人暮らしを始める方もいらっしゃると思います。一人暮らしが始まると家族と会える回数が減ってしまいます。そうなる前に丸1日休む日を作って家族と日帰り旅行に行ったりコンサートに行ったりするのもおすすめです。

丸1日勉強をしない日を作るデメリット

勉強が遅れる

当たり前ですが、他の受験生が一生懸命勉強している間に丸1日分休むとそれだけ差をつけられてしまいます。できるだけ差を縮められるよう、勉強すると決めた日は全力で勉強に集中して量・質ともに充実させましょう。よく「1日12時間勉強しろ」などと言われますが、勉強は時間ではなく量と質です。メリハリをつけて中身の伴った勉強をしてください。

罪悪感が生まれる

受験生なのに遊んでしまっていいのかな、と罪悪感を感じてしまうことがあります。そうなるとせっかくの休みも十分に楽しめずリフレッシュも不完全になってしまい、むしろ1日無駄にしてしまうことにもなりかねません。そんな時は朝早めに起きて少しだけ勉強してみましょう。寝る前に少し勉強してから寝るというのもおすすめです。完全休養日という点からは離れてしまいますが、そうすることで「少しでも勉強したから大丈夫」という安心感が生まれ、満足して休みの日を終えることができます。

疲れてしまう

丸1日休みだからといって羽目を外して遊びすぎてしまうと逆に疲れがたまって翌日以降に響いてしまいます。遊びすぎて体調を崩してしまっては本末転倒ですので、遊ぶ予定を立てるなら節度を守った計画にしてください。また外に出かけない場合でも、睡眠のとりすぎは疲労がたまる原因になります。休みの日でも普段と同じ時間か遅くても2時間後には起床しましょう。昼寝をしすぎると夜眠れなくなり生活リズムが崩れる原因になりますので昼寝をするときは30分以内、午後3時までに取るようにしてください。

だらだら何日も休んでしまう

丸1日勉強しない日を作るデメリットの中で1番怖いのが勉強の習慣がなくなってしまうことです。受験勉強よりも遊ぶ方がずっと楽しいことは想像しなくても分かります。しかしあくまでも受験生ですので翌日以降はしっかりと気持ちを切り替えて受験勉強に専念してください。切り替えができない方は、例えば「丸1日あける日を月に1回」ではなく「午前中は勉強して午後に出かける日を月2回」などと工夫してください。丸1日遊んだ翌日は友達と勉強する約束をしてもよいでしょう。約束という強制力があることで無理やりでも受験勉強のペースに生活を戻すことができます。

丸1日勉強をしない日を作る上でのポイント

・規則正しい生活をする

休みの日だからといって寝坊はせず普段通りの時間に起きて朝ごはんをしっかり食べましょう。生活リズムを一定に保つことは受験生活においてかなり大切なことです。

・適度な運動をする

先ほども触れましたが、運動することはかなりのリフレッシュになります。また受験生は体力が低下しがちですので休みを有効に活用して体力をつけましょう。

・1日中スマホをいじらない

自分がスマホを触っている時、どんな姿勢でいるか気にしたことはありますか?多くの人は猫背になっていたり変な姿勢だったりするはずです。姿勢が悪い状態が続くと体の軸が歪んで慢性的な肩こりや頭痛などさまざまな不調を引き起こす原因になります。小さい画面を長時間見続けることは眼精疲労の原因になりますし、画面から発せられるブルーライトの影響も多くのことが指摘されています。せっかくの休日ですからスマホに時間を浪費せず、有効に活用しましょう。

丸1日勉強をしない日を作っても大丈夫!

いかがだったでしょうか。ここに挙げたポイントに気を付ければ、受験生でも丸1日勉強をしない日を作って構いません。うまく息抜きをしながら受験という長期戦を制しましょう!

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