受験生の読書がいいのか迷ったら読んでください

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これから受験を迎える受験生の皆さんの中には、読書が好きだという方も多いのではないでしょうか。小説、エッセイ、論説文、詩…ジャンルを問わず、本を読むのはとても楽しいですよね。

そこで気になるのが受験勉強と読書の時間のバランスです。受験生になったら、読書をすることも我慢して、勉強に打ち込まなければいけないのではないか?そう考えている受験生の皆さんは、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。この記事を読み終わる頃には、きっと自分の中で方針が固まっていることでしょう。

受験生の読書はあり?なし?

結論を最初に言うと、受験生の読書はありです。ただし、いくつかの条件があります。

読書を続けることで文章を読む能力が鍛えられる

ほとんどの受験生の方は、受験で国語を用いると思います。共通テストの受験科目にも国語は含まれており、ほとんどの場合長文の小説文や論説文が出題され、そこから内容を読み取るという問題が出題されています。

そもそも、文章を読むことが苦手、文字を追うことが苦痛…という方もいると思います。文章を読むのが苦手な人は、まず問題文を読むのにも一苦労です。そんな人には、文章を読むことに慣れると言う面でも読書をすることが有効だと思います。さらに、問題文を早く読み、内容を把握することができれば、残った時間を問題を解く時間に充てることができます。読書を続けることで、問題文を早く読む能力、内容を正確に把握する能力が鍛えられます。

また、入学試験において漢字や熟語、故事成語などを出題する大学も一定数存在します。本を読むことで、自分が知らなかった漢字や熟語、故事成語や表現を学ぶことができる上、豊富な語彙力を受験に活かすことができるでしょう。

読書を続けることで集中力が鍛えられる

ついつい読書に没頭して時間を忘れてしまう、なんてこともあるのではないでしょうか。一つのことに長く集中できる能力は勉強にも同じように生かすことができます。ただし、読書に熱中しすぎて、勉強に割くことのできる時間が減ってしまうことは避けたいですね。

読書は脳を活性化させる

タイトルの通り、読書が脳を活性化させるという研究結果が報告されています。

“英国・オックスフォード大学のジョン・シュタイン名誉教授は「読書は脳全体を使用する活動であるため、脳のトレーニングになる」と述べています。
本に書かれている物語をイメージすることによって、大脳が活性化されるのです。”(マナトピより引用

更に、読書には物忘れを抑える効果が期待できると言われています。

“米国・カリフォルニア大学バークレイ校のスーザン・ランダウ博士は「日常的に読書や文章を書くなどの知的活動を行っている人ほど、晩年になってアルツハイマー病にかかりにくい」と述べています。”(マナトピより引用

また、6分間読書を行うことで、約60%ものストレスが軽減されるという実験結果も報告されています。

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どうですか?これだけ聞くと、読書をすることはメリットだらけなのではないかと思いますよね。

本を読むメリットについてはコチラをクリック

東大生が「受験前」に読書量を増やすワケについてはコチラをクリック

本を読むことによるデメリット

一番大きなデメリットは、本を読むことに時間を使いすぎてしまい、本来集中すべきである受験勉強が疎かになってしまうという点です。面白い長編小説や、何巻も続いている作品だと、ページをめくる手が止まらなくなってしまうこともありますよね。本来であれば素晴らしいことですが、受験生の本業は勉強です。途中で読むことを中断しやすい短編小説や、受験の知識に直結する時事問題などを取り扱った本を選ぶことがおすすめです。

個人的には、実際に大学受験について扱ったテーマのものなど、その本を読むことで勉強に対するモチベーションが上がるようなものがいいのではないかと思います。

受験生におすすめの本についてはコチラをクリック

本を読むタイミング

本を読むタイミングも注意すべきポイントです。勉強と勉強の合間に息抜きとして読書をすればいいのではないか?と思っている受験生の皆さん。読書をしている間にも脳は働いているので、勉強と勉強の合間に本を読むことはおすすめできません。

脳を使いすぎることで、肝心の勉強中に集中力が落ちてしまうこともあります。休憩時間には仮眠を取ったり、外の景色を眺めるなど、脳を休ませることがいいでしょう。休憩時間に読書をすることで、次に勉強を再開したときにも前読んでいた本の内容が気になってしまい、勉強に手がつかないというような事態も予測されます。本を読むのであれば、朝起きてまだ脳がぼーっとしている時間や、寝る前にするのがおすすめです。

寝る前の読書の利点についてはコチラをクリック

 

直接的に関係することは少ない

いかがだったでしょうか。読書をすることで集中力が上がったり、物忘れを抑える効果が期待できたり、ストレス軽減につながることが期待できたりとさまざまなメリットが挙げられました。一方で読書をすることで勉強に割くことのできる時間が減ってしまうというデメリットもあります。

読書に割く時間や読む本の種類、読むタイミングなどに気を遣うことで受験勉強と読書は充分に両立できると思います。娯楽を完全に断ち切ってストイックに勉強できたら素晴らしいですが、ほとんどの人にとって娯楽を完全に断ち切るということは難しいのではないかと思います。本腰を入れて勉強しながらも、合間で時間を作り、読書をするのが一番良いのではないでしょうか。

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ebi

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藤田医科大学の3年生。読書とNetflixを見ることが好きで、休日は友達とカフェ巡りを楽しんでいます。約40都府県を旅行したことがある旅行好きで、コロナが落...

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