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共通テストの出題傾向は?対策の立て方を徹底解説

Exam Information
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旧センター試験から共通テストに変更され、難化したとか、出題傾向が変わったなどと言われる中、共通テストの出題傾向に不安を抱く受験生も多いと思います。本日は、「共通テストの傾向をしり、合格につなげたい」という方々のために、共通テストの問題の傾向や、対策の立て方を解説します。

共通テストに求められる力とは?

新しい学習指導要領では、「学力の3要素」を以下のように説明しています。

・「知識・技能」

学んで暗記すべきことを知っているという十分な知識・技能のことです。
共通テストだからと言って、知識が必要ないというわけでありません。

・「思考力・判断力・表現力」

「知識・技能」に基づいた、さらに応用的な思考力が問われるのです。具体的には、複数のテキストを読まされる問題や、複数の資料を見比べて説く問題にあたります。

・「主体性・多様性・協働性」

「思考・判断・表現」を基盤としつつ、他者と意見を出し合いながら、肯定的かつ協同的に「答えのない問題」に取り組んで、説得力のある論述を書いていく力です。具体的には、「先生との会話」を読み解いて解く問題がこれに当たります。

これらが「大学入学共通テスト」に求められる力となります。

共通テストで新しくなった点。センター試験と何が変わる?

では、「大学入学共通テスト」で新しくなった点は、どのような内容でしょうか。
このテストでは、センター試験のような知識偏重型の試験から、思考力・判断力・表現力を活用させる出題をすること、主体性・協働性・多様性が求められる設問を作ること、などが変更点です。

複数の資料・文献から様々な情報を組み合わせて考えなければ正答にたどり着かない問題や、「正しいものを全て選べ」という問題など、単に知識があれば解ける問題ではなく、思考力・判断力・表現力を働かせ、主体性・協働性・多様性がなければ解けない問題に移行しています。教科書レベルの知識をもとにして、さらに応用的な思考力を主体性をもって発動させなければならないのです。

つまり、簡単に言うと、「持っている知識」を「どのように応用させるか」が大事な出題が増えているわけです。

共通テスト英語の傾向と対策

センター試験の「筆記」は「リーディング」と名前が変わり、配点が200点から100点に減らされます。その一方で、「リスニング」の配点は50点から100点に増加し、旧来は4:1だったリーディングとリスニングの配点が、1:1になります。ただし、これは素点配点で、大学側が比率を調整可能です。

リーディング」では、多様な素材文を読んで正確に要点を読解する力、想像力を使って文章の内容を元に推理する問題などが出題され、センター試験で出題されていた、発音、アクセント、文法、語順整序などを単独で問う問題は全て出題されなくなりました。結果として、大問全てが「長文読解」という形式にはなりますが、文法知識が必要なくなったわけではありません。むしろ、発音やアクセントや文法を1つ覚えていれば解ける問題がなくなったことで、これまでより堅固な語彙力が問われています。

リスニング」では、英語の音声が1回しか読み上げられない問題もあるので、対策していない受験生は戸惑うと思います。
リスニングとリーディングの配点は、大学側が自由に比率を変えて使えるので、1:1のままで使用する大学、センター試験と同じく4:1に換算して使う大学、独自に3:1の比率を用いる大学など、さまざまに分かれています。

リーディングでは、最終的に時間との戦いとなるため、最後は「速読力」がモノを言います。文法、単語力、熟語力を磨く初期の段階で、ある程度の短めの文章を完璧に正確に読み切る力を鍛えましょう。それから、読む文章を長くしていくと同時に、スピーディに読み進める力もつけていきます。

共通テストの英語において、文法の勉強がある程度必要だという内容は、以下の記事にまとめられておりますので、ご参照ください。

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リーディング対策の手順としては、「精読」→「速読」となります。慣れないうちは、1文1文の構造を分析しながら読み、共通テストレベルの英文に即座に対応できるような「精読力」を鍛えましょう。次に、長い文章を早く読み切る「速読力」を鍛えていきます。

共通テストは、過去問があまりありませんので、旧センター試験の過去問を解いていくことが有効です。旧センター試験の過去問を解くことで、共通テストリーディングの長文読解力が身につくだけでなく、国公立大や難関私立大の個別試験にも対応できる「総合力」(文法力や語法力を含む)を養うことができます。センター試験の過去問をたくさん解けば、英語の基礎から応用まで総合的な力が身につくことを覚えておきましょう。

共通テスト国語の傾向と対策

国語においては、けっきょく記述式問題の出題が見送られ、現代文は大問2問で、大問3が古文、大問4が漢文と、設問形式は旧センター試験と変わりません。

また、共通テストでは大問1が論理的な文章、大問2が詩を含む文学的な文章が素材文となります。

また、公式発表で、「大問ごとに一つの題材で問題を作成するのではなく、異なる種類や異なる分野の文章を組み合わせた問題を出題する」と宣言されている通り、テキスト(文章)を2種類以上読まされ、さらに表などの資料も関連付けて読み解いて解答するというスタイルがスタンダードになって来ています。また、文章の題材としては、英語リーディングと同じく、学校生活を題材にしたものも出題されますが、全く学術的な評論も出題されるので、多種多様であります。

そして、テキストを読んで得た知識や、資料を読み比べて得られた知見をもとに、さらに思考力を発展させて解くような設問が多いです。身につけた知識をどう活用するか、さまざまな角度から問われる問題が多く、実生活や日常生活における知恵の活用法なども題材になります。
特に、さまざまなスタイルのテキスト、表、図、地図、グラフ、イラストといった複数の資料を見比べて重要なことを瞬時に読み取り、得られた情報を分析してテキストに絡めて(関連付けて)解釈する、といった瞬発力や応用的な思考力が問われます。

では、そのような新傾向の共通テスト国語に関しては、どのような対策が効果的なのでしょうか。

その一つとして、出題されたテキストを読みながら意見と事実を区別していく習慣を身につけ、筆者の意見の根拠を複数の資料の中から見つけ出す練習をすることです。具体的には、共通テストの過去問や予想問題、類題演習を解く中で、選択肢を選ぶにあたっての論的根拠を必ず問題文の中から探していくことです。

共通テスト現代文で高得点をとるテクニックについては、以下の記事にまとめられております。

共通テスト古典の対策法については、以下の記事にまとめられております。

共通テスト数学の傾向と対策

数学では、「数学Ⅰ、数学Ⅰ・数学A」の解答時間が60分から70分に変更になりました。

「数学Ⅰ、数学Ⅰ・数学A」において、国語と同様に記述式問題の導入は見送られましたが、旧センター試験と比べて出題量が増えることから、解答時間が10分増えました。
具体的には、公式発表では「数学的な問題過程を重視する」とされており、問題文で示された事象や出来事から数学的事項を自ら見出し、式を立てて解決し、それらから得られる考察結果を応用していくことになります。回りくどい問題文を読んで数学的に考える時間や、数学的思考のステップが増えたので、そのための時間が増えました。

「なぜそのような計算をする必要があるのか」、「それによってどういうことを解決するのか」の説明が、問題文中で丁寧になされている問題もあります。
長い問題文を読んで、背景事情を説明している部分と、立式に必要な数学的部分とに区別して、適切な数学的処理を与える過程が重視されており、情報処理量は増えており「数学的思考能力」といわゆる「地頭」の両方が求められています。共通テストで新たに試される「思考力、判断力、表現力、主体性」とは、このように「知識、暗記力」にとどまらない「地頭」と呼べることも多いです。そして、計算量は減っています。ひたすら計算力や数学的処理能力が求められた旧センター試験とは、出題形式や設問の角度が異なっています。国語と同様に、日常の出来事を題材にした設問もあります。

では、新傾向の共通テスト数学は、どのように対策すればよいのでしょうか。

先ほども申し上げたように、共通テストではセンター試験に比べて計算量が減少しているのは確かですが、やはり計算力と数学的処理能力が基礎基盤であり、まずはこれらを鍛えるしかありません。英語と同様に、最後は時間との戦いになりますから素早い計算能力を磨いたうえで、過去問や予想問題、類題を解いていき形式的な事情に慣れていく手順となります。

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Dietrich

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東京大学大学院修了。三多摩地域の自然をこよなく愛し、よくサイクリングを楽しむ。また大のドイツ通で、クラシック音楽鑑賞が趣味。英語とドイツ語の勉強も趣味。嫌煙...

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