【速報2022】あの大学も!?大学人気ランキングの最新版が発表

医学部入試情報

誰でも、自分の好きな大学や、自分の好みの大学、あるいは憧れの大学といったものがあると思います。

それが東京に集中している人や、東京・大阪・名古屋などに分散している人もいるでしょうし、地方に自分のあこがれの大学がある人もいると思います。

このたび、JSコーポレーションが、「大学人気ランキング」の2022年最新版を発表しました。国立、公立、私立に分けて30位までランキングされています。(なお、これらのランキングは、高校生が答えたアンケートによるものであり、大学の研究や教育について客観的に調査した結果ではありません)

人気の大学 国立大学編

トップ10大学

まず、国立大学のTOP10から見ていきたいと思います。

1位 東京大学

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2位 筑波大学

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3位 大阪大学

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4位 東北大学

5位 千葉大学

6位 京都大学

7位 北海道大学

8位 神戸大学

9位 名古屋大学

10位 岩手大学

1位には、言わずと知れた、国際的にも名声の高い東京大学がランクインしました。首位譲らず善戦を果たした、といった趣で、なんだか日本の名門のスタンダードが地位を保ったようで嬉しくなりますね。研究、教育、出版、言論・文化、国際化、いずれの点においても名実ともに日本トップの大学です。近未来を思わせるキャンパスでは、文系理系ともに最先端の知に触れることができます。また、まだまだコロナ禍ではありますが、入場無料のシンポジウムや講演会の類も復活してきましたので、ホームページ等でお確かめください。

続く2位には、なんと、筑波大学がランクインしています。7つある旧帝国大学のうち、九州大学を除く6つがトップ10にランクインしているのですが、それらを押しのけての堂々の銀メダルです。「つくばエクスプレス」の開業で都心部から通勤しやすくなったのも勿論あると思いますが、やはり学風の良さ、人間的な風通しの良さも評判です。

3位には、大阪大学がランクインしています。大阪外国語大学が大阪大学に吸収されて「大阪大学外国語学部」となったのは記憶に新しいですが、まさにそれに象徴されるように、6位の京都大学を大きく引き離しての銅メダルであり、文系理系ともに優秀な研究が発表されているほか、活発に論壇風発するような活気のあるキャンパスも人気の理由の一つです。

4位は、東北大学ですね。活気のあるキャンパス、朗らかな学風などと共に、堅実で油断のない研究・教育が高く評価されています。東北地方の豊かな自然を一点に背負い、多彩な人材を一点に集めています。私の知り合いの研究者も、博士号取得後に東北大学の助教になりましたが、自然も豊かで人間的にも豊かであると申しておりました。

以上、筑波大学を除いて、東大、阪大、東北大は、広い学閥と長い歴史、豊かな伝統を誇る旧帝国大学となります。

5位は、千葉大学ですね。東京近郊の人気のある国立大学と言えば、他に埼玉大学が思い浮かび、どちらの大学も先生方が良い大学にしようと努めておられて、ハラスメントのない学風のいい大学だというイメージがあります。でも、埼玉大学は18位ですから、千葉大学は医学部を筆頭に、高い研究教育水準を誇っており、学閥や歴史・伝統といったヒエラルキー(格付け)やネームバリューの点でも、旧帝大に次ぐ水準を誇っていると言えそうです。

6位は京都大学、7位は北海道大学となります。いずれも、地方色が豊かに息づく都市に屹立する旧帝国大学であり、言わずと知れた京都は、日本で最も長い歴史と伝統を誇る、独特の文化的雰囲気の横溢する、外国人にも人気の国際都市ですから、恵まれた環境である京都の地で研究や勉強に没頭できるというのは一生モノの経験でしょう。一方、北海道大学も、札幌駅北口から徒歩7分で行ける便利な場所にある、文化と自然の交錯する活気ある大学です。

ただ、そうは言っても、非常に長い間「関東の東大、関西の京大」というように、京大は東大と肩を並べて論じられてきましたから、それを考えると京大の6位というのは少し低いランキングかなと思います。

8位は神戸大学、9位は名古屋大学、10位は岩手大学となっています。旧帝国大学の1つである名古屋大学が、旧帝大でない神戸大学と岩手大学にサンドイッチされる形になっています。よく「京阪神」という地域のくくり方をしますが、京都と大阪と神戸は互いに近い位置にあり、文化的・社会的・経済的・政治的にひとまとまりになっています。その京都、大阪、神戸に加え、名古屋も歴史的・文化的・伝統的に同じ地域圏に属しています。

ですから、大阪大学、京都大学、神戸大学、名古屋大学が3位~9位にランクインしたことは、関西文化圏の活躍ぶりをうかがわせるものなのです。私は東京育ちなのですが、これらの関西弁が使われる地域は、日本独特の文化や風習が残っている「日本文化の粋」と考えていますから、このたびの大学の善戦は、個人的に大変うれしく思います。

神戸大学は、旧帝大ではないものの、千葉大学と同じく優れた研究、学閥、歴史、伝統を誇っており、文系分野においては非常に優れた研究を行って素晴らしい本を書いている教授が多いことで知られています。その一方、名古屋大学は、「優れた研究と教育の歴史を誇り、学閥や伝統も素晴らしいものを誇っているが、決しておごり高ぶることなく、穏やかに慎ましく、でも着実かつ堅実にエリートを養成している」といったイメージの大学です。

11位から30位まで

そのほかに国立大学トップ30にランクインした大学を私がいくつかピックアップしますね。11位が横浜国立大学、14位がお茶の水女子大学、15位が九州大学、16位が一橋大学、18位が先ほど言及した埼玉大学になります。

横浜国立大学は、医学部があることも手伝って、いわば「神奈川県における千葉大学」とでもいうような、堅牢な地位を占めています。研究・教育のレベルの高さ、ネームバリューやヒエラルキーの高さ、学風の良さなどが総合的に高校生の人気に反映されていると言えます。

お茶の水女子大学は、他の大学に比べれば耳にする機会が少ないかもしれませんが、堅実にランクインしていますね。その一方、旧帝国大学の一つである九州大学が、唯一トップ10に入らずに15位というランクになっています。

16位の一橋大学は、文系の研究大学としては東大、京大に次ぐレベルを誇っていますね。文系分野で博士号を取得して大学教授になる人が東大・京大に次いで多いほか、博士論文の水準も極めて高いものがあります。

では、20位以降です。24位が東京工業大学、26位が東京藝術大学、28位が東京外国語大学と、それぞれ専門的な内容を学んでスペシャリストを養成するタイプの国立大学がランクインしています。なお、いっとき東京農工大学が研究・教育の面から注目された時期がありましたが、やはり東工大は、研究・教育のレベルの高さはもちろんのこと、ネームバリューやヒエラルキー、学閥、優れた卒業生の輩出の点でも優れていることに間違いないです。

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人気の大学 私立大学編

では、私立大学の人気ランキングについても、紙面の許す限り追っていきたいと思います。

トップ10について

1位が青山学院大学、2位が近畿大学、3位が関西大学、4位が慶応義塾大学です。

近畿大学と慶應義塾大学は、医学部があることで知られています。また、3位の関西大学は、関西の難関私立大学群を示す「関関同立」の1つですね。「関関同立」は、関東の人気私立大学であるMARCHと並んで語られることが多く、今年の大学人気ランキングでは、同志社大学が9位に、立命館大学が10位にランクインし、善戦しています(それぞれ偏差値などについては、学部ごとの違い、年度ごとに違いがあるため、最新情報をお確かめください)。関東圏の人は「関関同立」を知らないという人も少なくないようですので、この機会に覚えておきましょう。

一方、MARCHについては、1位の青山学院大学はもちろんのこと、明治大学が5位に、中央大学が8位にランクインして、堅実ぶりを発揮しています。明治大学は、ホームページを見たり卒業生から声を聴いたりすると、先生方がリベラルアーツ教育を豊かにしようと全身全霊を尽くしている様子がうかがえます。一方、中央大学は伝統的には法学部が有名ですが、法曹だけでなく優れた経営者も多数輩出し、堅実路線をたどっているという印象があります。

そして、なんといっても驚くべきは、1位の青山学院大学ですね。ハイカラでミッション系のオシャレな大学であることは昔から有名ですが、カリスマ性あふれるファッション文化などが高校生の心をわしづかみにしている様子がうかがえます。

そのほか、6位には学風の良さと、長い伝統、優れた人脈と学閥で人気の早稲田大学がランクインし、7位にはとりわけ外国語教育で有名な上智大学がランクインしています。

私立大学の中では高い偏差値を誇る慶応大学が4位、早稲田大学が6位という事で、将来の出世を踏まえ経済的成功を夢見つつも、早慶以外の特色ある多彩な私立大学にも高校生の心が引かれている様子が見て取れますね。

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11位以降について

11位以降には、日本大学、帝京大学、福岡大学、順天堂大学など、医学部のある大学も善戦してランクインしています。ご自身の興味に応じて、いろいろと調べてみたら幅が広がると思います。

最後に

以上、高校生へのアンケートを基にした大学人気ランキングを紹介してきましたが、これらの情報をもとに、大学を好きになって、前向きに大学入試に取り組み、楽しく受験勉強に取り掛かっていただければ幸いです。

もちろん、これらの順位付けは絶対的なものではありませんが、様々な大学に前向きに興味を持つための一つの材料として活用することができます。これを機に、充実したキャンパスライフを送っている自分のイメージを膨らませながら、将来就きたい職業や、夢の叶え方について、身近な人と話し合ってみてはいかがでしょうか。

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