大学受験をやめたい受験生へ!!現役医大生がアドバイスします

医学部受験のメンタル対策

「大学受験 やめたい」

そう思ったことはありませんか。きっと多くの受験生が一度は考えたことがあるはずです。今回は受験をやめたいと思ったあなたに、現役医大生からアドバイスをお送りします。

大学受験をやめたいと思う理由

成績が伸びない

勉強を頑張っているのに成績が伸びない時期がありますよね。一般的には、現役生は部活を引退してから成績が上がる、または夏をこえて秋ぐらいに成績が上がるなどと言われています。しかし受験が近づくにつれ、他の受験生も実力を付けているので相対的に成績が上がりにくくなります。頑張っているのに結果が付いてこないと、果たして自分の努力は意味があるのか、無駄ではないのかとつい考えてしまいがちです。

勉強に疲れた

毎日勉強していると心も体も疲れてきて、もう諦めたくなることがあります。私も受験生の秋以降、何度も「受験勉強が苦しすぎて今にもやめたい」という気持ちになりました。当たり前のようにみなさんは毎日勉強をしていると思いますが、実は毎日勉強を続けるのはとても大変で、そして立派なことです。まずは、いつも頑張っている自分を認めてあげましょう。

家庭の経済的な事情

受験にはとてもお金がかかります。受験する学校ごとに受験料、交通費、宿泊費、そして合格してからの入学金、授業料、引越しなど、数え上げるときりがありません。例えば遠方の大学を受験し、入学するまでに平均で約200万円かかると言われています。さらに私立大学医学部は入学金だけで100万円から200万円かかるところが多く、一般家庭の受験生にとって厳しい金額でしょう。

大学受験をやめたい時の対処法

成績が伸びない時はやり方を変えてみよう

頑張っているのに成績が伸びないときは、環境や方法を変えてみましょう。たとえば、勉強の場所を変えて集中力を高めたり、新しい勉強方法を試したりするのが効果的です。

おすすめの勉強場所はこちらをご参照ください。

いろいろな勉強方法がある中で、私がこれまで試してきた方法たちをご紹介しますね。

・毎日全科目を少しずつ勉強する

・特定の科目だけを3日かけて集中的に強化する

・To Doリストを作り、勉強内容を可視化する

・勉強時間管理アプリを使う

・朝4時に起きる

・間違えた問題を集めたノートを作る

・歴史の授業プリントのキーワードを修正テープで隠す

・教科書を繰り返し読む  etc…

いろいろな勉強方法を試してみて、自分に合うやり方を見つけましょう。

勉強に疲れた時は思い切ってちょっと休んでみる

勉強に疲れ、もう受験を諦めたいと思ったときは、一日勉強をしない日を作ってしっかり休息を取るのがおすすめです。しっかり休むことで、次の日には受験勉強を継続する力が回復するはずです。一日勉強しなくても成績にあまり影響ありません。受験勉強においては、休むときと頑張るときのメリハリがとても重要です。

さまざまな奨学金について情報収集する

経済的に豊かでなくても大学を目指すことは十分可能です。おすすめの奨学金制度をいくつかご紹介します。

①各国公立大学の授業料減免制度(両親の収入証明が必要)

②日本学生支援機構奨学金

住民税非課税世帯を対象に給付型の奨学金と、多くの大学生が利用している貸与型の奨学金があります。詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。

医学部を目指す場合

③地域枠

地域枠のメリットとデメリットについて、こちらで解説しています。

④自治医科大学(卒後出身県で9年勤務する代わりに、学費無料)

⑤防衛医科大学校(卒後9年間指定の施設で勤務する代わりに、学費無料、さらに月額約11万円の手当が支給される)

⑥産業医科大学(入学時に6年間の学費総額2300万円貸与し、卒後9年間産業医として勤務すれば返還免除)

⑦慶応義塾大学、北里大学、国際医療福祉大学などの特待生

⑧その他民間の奨学金

奨学金ごとに金額や卒後の条件が異なるので、しっかり情報収集しましょう。医学部には奨学金を借りている同級生がたくさんいます。経済的な事情で進学をあきらめる前に、制度について知っておくことが必要です。

悩んだときは一旦答えを保留にしよう

落ち込んでいる時に重要な決定をしてはいけない

体調や気分が一時的に不安定になっているときに、諦めたくなってしまいがちです。ふとやめたい、と思ったときは一旦答えを保留にしましょう。しばらくすると考えが変わるかもしれません。

ひとりで抱え込まずに相談する

ひとりで悩んでいると、頭の中で問題はますます大きく膨らんでいきます。家族や先生、信頼できる友人に相談することで、悩んでいた問題が実はそんなに深刻な問題ではないと気づくことができるでしょう。人に話すことで、悩みは小さくなっていきます。

最後に:頑張っている自分を認めてあげよう

もし今、受験をやめようかと悩んでいるなら、焦って答えを出すのではなく、まずは一息つきましょう。しっかり休息をとり、ゆっくり寝れば考えが変わるかもしれません。

毎日勉強しているのは立派なことです。たとえ思うように成績が伸びなくても、知識と思考力を身につけているはずです。ぜひこれまでの努力を活かせる未来を選んでください。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

【2023年版】 現役医大生が選ぶ医学部予備校おすすめTOP5