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共通テスト対策の問題集はどれがいい?
3タイプに分けて解説します

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冬が近づいてくると気になる共通テスト。
しかし、「共通テストで点を取るために問題集で勉強をしたいな」と思っても、本屋に行くと「共通テスト対策にはこれ!」という問題集が多すぎて迷ってしまいますよね。

 

そこで、今回の記事では「共通テスト対策の問題集には何を使えばいいのか」を紹介します。

 

共通テスト対策をしたいからといって、ただ目についた問題集をやっていると成績アップまでに大幅な遠回りをしてしまうことも。
教科や自分の得意教科に合わせて問題集の使い分けをすることが大切です。

 

共通テスト対策の問題集3タイプ

 

共通テスト対策の問題集には、大きく分けて以下の3つのタイプが存在します。

 

・参考書タイプ
・問題演習タイプ
・予想問題パックタイプ

それぞれのオススメ問題集と具体例は以下の通り。

 

《参考書タイプの共通テスト問題集》
・『面白いほど』シリーズ(KADOKAWA)
・『満点のコツ』シリーズ(教学社)

《問題演習タイプの共通テスト問題集》
・共通テスト総合問題集(河合塾。いわゆる『黒本』)
・大学入学共通テスト実戦問題集(駿台。いわゆる『青本』)
・共通テスト実戦模試(Z会。表紙は緑色)

《予想問題パックタイプの共通テスト問題集》
・共通テスト対策問題パック(河合塾。ピンク色)
・共通テスト実践パッケージ問題(駿台。青色)
・共通テスト予想問題パック(Z会。緑色)

 

簡単に言ってしまえば、
「共通テストの解き方・考え方」から解説が載っているのが「参考書タイプ」、
分厚い本になっておりマーク模試を集めたような形式になっているのが「問題演習タイプ」、
実際の共通問題のように1教科ずつ薄い冊子やマークシートのセットになっており、本番さながらの問題演習ができるのが「予想問題パックタイプ」です。

 

センターの過去問は有効?

「共通テストの前身である、センター試験の過去問もやったほうがいいの?」と疑問に思う人も多いでしょう。
結論から言ってしまえば、センター試験時代の過去問については「時間があって、やりたいならやればいい」程度のものです。

 

というのも、共通テストはたしかにセンター試験と似通った部分もありますが、センター試験以上に思考力を要求されるようになっていますし、特に英語などは大きく問題形式を変えているからです。
そのため沢山解いても実力の伸びには繋がりにくいですし、問題形式に慣れる事もできません。

 

共通テストまでの時間は有限ですし、その後には二次試験や一般試験が待ち構えています。
一生懸命あまり似ていない、しかもより易しいセンターの問題をするよりも、予想問題や私大の過去問をしたほうが実力養成・問題慣れの面から考えると効率的です。

 

ただし、「良問はセンター過去問の中からまた使いまわしをする可能性がある」と明言されていますし、社会や理科は共通テストとセンター試験で問題形式に比較的変化が少ないため、センター過去問を解くことに全く意味がないということはありません。
また、センター形式に似た私大対策としても有効です。

 

各タイプの問題集の使い方

 

受験に使う科目によって、どの問題集タイプを使うべきかは異なります。
自分はどの問題集を使うべきか把握しておきましょう。

 

参考書タイプの問題集の使い方

・『面白いほど』シリーズ(KADOKAWA)
・『満点のコツ』シリーズ(教学社)

これら参考書タイプを使うべきはズバリ「共通テストしか使わない科目・教科」か「どうにもこうにも不得意な教科」かのどちらか。

 

具体的にいうと、国立文系の生物基礎や化学基礎、国立理系の古文・漢文、文理問わずリスニングや公民分野など。
あるいは「二次試験/一般試験でも使うけれど、10月時点で共通テストで50点台以下しか取れない科目」。

 

参考書タイプの問題集は基礎から共通テストで点を取るためには何を覚えたらいいのか、問題のどこに注目すればいいのかをしっかり教えてくれます。
単元ごとにポイントがまとめられているので、そこを覚えるだけでかなり得点が取れるようになるはずです。

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『面白いほど』『満点のコツ』どちらを使ってもいいですが、「これ!」と決めた一冊をとにかく完璧にしましょう。
ゼロからとにかく共通テストで点を取れるところまで持っていきたい、というときに最適です。

 

問題演習タイプの問題集の使い方

・共通テスト総合問題集(河合塾。いわゆる『黒本』)
・大学入学共通テスト実戦問題集(駿台。いわゆる『青本』)
・共通テスト実戦模試(Z会。表紙は緑色)

これら問題演習タイプを使うべき科目は「二次試験や一般試験で使う教科」。
具体的には、文系なら英語・国語・歴史or数学、理系なら英語・数学・理科でしょう。

 

というのも、二次試験や一般入試で使う教科は今更「単元ごとのポイント」をまとめて覚えたりする必要はなく(しっかり勉強していれば共通テスト対策に入る時期には内容理解・暗記は終わっているはずです……もしそうでないなら上記の『参考書タイプ』を使いましょう!)、問題となるのは「いかに短時間で」「高得点を取るか」という部分。

 

そのためには、自分の知識に抜けがないか、覚えた知識をミスなく活用できるかという問題演習を繰り返すことが大切になります。
そこで、共通テスト形式の問題をとにかくたくさん解くために問題演習タイプの問題集を活用するのです。

 

これら予想問題の難易度は、河合塾<駿台<Z会 の順で難しくなります。
駿台は特に理系が難しめ、Z会は全体的に難易度が高め。
取り組む優先順位も、河合塾→駿台(→時間があればZ会)です。

 

一般的に共通テストに難易度が一番近く、癖もないのでおすすめされるのが河合塾ですが、「余裕を持って共通テスト本番を迎えたい」「難関校を目指す」という人は駿台やZ会までやっておきたいところ。
普段から難しい問題に取り組んでおくことで、本番で「なあんだこれくらいなら簡単だ」と精神的余裕を持つことができます。

 

予想問題パックタイプの使い方

・共通テスト対策問題パック(河合塾。ピンク色)
・共通テスト実践パッケージ問題(駿台。青色)
・共通テスト予想問題パック(Z会。緑色)

共通テスト本番さながらの冊子とマークシートがセットになった予想問題パックは、12月頃になると書店に並ぶようになります。

 

これら予想問題パックは、本番前の最終仕上げとして使います。
家で本番のように時間を計り、共通試験の予行練習として取り組んでみましょう。

 

基本的に各社若干共通テスト本体よりは難しめに作られていますが、やはり難易度は河合塾<駿台<Z会。
「より正確な点数予想を立てたい」「いい点取ってモチベを上げていきたい」という人は河合塾を、「本番より難しい問題に接して心の準備をしておきたい」という人は駿台やZ会を購入するといいでしょう。

 

ただし、駿台は地学が、Z会は地学と物理基礎がセット内容に含まれていないため注意が必要です。

共通テスト対策は「効率重視」で!

 

共通テストのことが気になるとつい先取りして勉強を始めたくなってしまいますが、共通テスト対策の問題集を使うのは、10月〜11月頃からでOK。
対策パックタイプならば12月ぐらいにならないと発売されませんので、それ以降で大丈夫です。

 

それまでは、教科書の基本と入試基礎を固め、国公立2次試験や私大の一般入試対策を中心に勉強するのがセオリー。
そうすることで、二次試験や一般入試に対しての勉強時間を確保するとともに、最適なタイミングで共通テストを受験できるようになります。

 

10月以降も共通テスト対策と同時進行で二次試験、一般入試対策も進めていかなくてはならないので、共通テスト対策はそれだけに時間をかけず、「効率重視」で行うことが肝要です。

 

共通テストは問題集も多く、センター試験も含めると過去問が膨大な量になってしまいます。
友達に「私は10年分過去問解いたよ」「5冊も問題集やったよ」などと聞くと焦ってしまうかもしれませんが、それよりも「これ」と決めた1つ〜2つの問題集を完璧にするほうが効率的な得点アップになる、ということを覚えておきましょう。

 

自分の受験科目にあった問題集を選ぼう

共通テスト対策の問題集は、大きく分けると「参考書タイプ」「問題演習タイプ」「予想問題パックタイプ」の3つ。
それぞれ使うのに適した教科とタイミングが違うため、自分の受験スタイルに合わせて適した問題集を選ぶようにしましょう。

 

共通テストはまだ過去問も少なく、どんな問題が出るのか不安になることも多いでしょう。
しかし、今まで勉強してきたことをしっかり理解していれば、多少聞かれ方が違ったところで困ることはありません。

 

「これだけ勉強したのだから大丈夫!」と思えるよう、しっかり練習をして共通テストに臨みましょう!

 

 

 

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二木原 恭子

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九州大学大学院修士課程修了(哲学専攻)、千葉県出身。大学は上智大学文学部哲学科。 勉強する時はリプトンの紅茶を常にお供にしていた。 受験時は特に世界史に苦労...

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