医大生インタビュー(5)
指定校推薦について(女子医Oさん)
多くの入試では選択肢に挙がるものの、医学部受験では珍しい選択肢となる「推薦」。
枠が少ないため、興味はあっても情報が少なく、歯痒い思いをする人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は謎の多い「医学部の指定校推薦」を利用して合格された先輩にお話を伺いました。
先輩はなぜ指定校推薦を選び、どんな試験を受けて合格したのでしょうか?
今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!
Oさん
東京女子医科大学医学部 5年生
現役合格
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女子医の指定校推薦について
今回は、現在女子医の医学部に通うOさんに、医者になったきっかけと指定校推薦を利用した理由、試験内容についてインタビューしています。
合格率は高いものの辞退ができない指定校推薦、他の学校を受けられなくなってしまうことに不安などはなかったのでしょうか。
なぜ医者になろうと思ったのか?
– 医師になろうと思ったきっかけはなんですか?
Oさん:「医者になりたい」というよりも、「医学部に行きたい」と思ったのが一番大きな動機です。
高校1年生の時、文系も含めて様々な大学・学部のオープンキャンパスに参加しました。
その中で、母のすすめで参加した医学部のオープンキャンパスで解剖や体のことについて学び、面白いと感じたのがきっかけです。
ですから、医者になりたいというのはあとからついてきました。
元々キャリアや資格を得たいと思っていましたし、男女による差の少ない職業のように感じた点も魅力的でした。
指定校推薦で受験した理由は?
– 指定校推薦を利用した理由はなんですか?
Oさん:元々はあまり指定校推薦で受験するつもりはありませんでした。
しかし、成績が伸び悩んだことをきっかけとして選択肢に入ってきました。
私の学校では医学部の指定校推薦は女子医しかなかったため、他の学校にもチャレンジするかどうか最初は迷いました。
しかし、塾の先生からも「いい学校だよ」と言われましたし、実際に自分でも調べてみて良さそうだと感じたので、指定校推薦で受験することにしました。
結果的に現役合格できたのもあり、指定校推薦を利用してよかったと思っています。
指定校推薦の合格率は高い?
– 普通の指定校推薦と、医学部の指定校推薦で違うところはありますか?
Oさん:女子医の場合はなかったですね。
枠そのものは少ないですが、学校内の選抜に通って指定校推薦に選ばれればほぼ100%合格できます。
また、推薦の試験内容もよくある形式でした。
事前に願書や志望理由書などを書き、当日は小論文と面接だけでしたので。
10月の初旬という早い段階に合格が分かるという点も同じですね。
ただ、他の医学部は、指定校推薦が60人分あっても20人ほどしか受からないところもあるそうなので、そこは学校によって違うのかなと。
次回の医大生インタビューは「女子医の雰囲気」!
医学部だと、指定校推薦でも特殊な部分があるのかと思いましたが、意外と普通の場合と同じなのですね。
次回は、女子医が実際にどんな雰囲気なのかについてお伺いします。
医学部というと「授業が大変」「体育会系」というイメージがありますが、女子医科大学はどのような学校なのでしょうか?
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