【2023最新版】共通テスト7割で目指せる大学と勉強法を教えます

医学部入試情報

共通テスト7割ってどんなレベルなの?

どんな大学を目指せるの?

そういった不安を抱える受験生のために、点数とボーダーの考え方をお伝えします!また、後半には7割取るための勉強法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

共通テスト得点率70%のレベルは?

共通テストの平均点と難易度

2022年共通テスト数I・Aの結果が出たとき、受験業界に衝撃が走りました。平均点が驚異の37.96点をたたきだしたのです。

共通テストの難化傾向を改めて証明しました。

実際に、2020年より前の6年間のセンター国数英総合平均点は343.2点(得点率:57.2%)でした。それが2022年には、共通テスト国数英総合平均点が312.53点(得点率:52%)にまで減少しました。

以前のセンター試験では平均点6割を目指して試験が作られていました。しかし、共通テストは平均点5割を目指して作られています。

共通テストで平均7割取るのはセンター試験より難しく、標準的な問題をミスなく取りきる力が必要になります。

二次の結果に左右される!得点率とボーダーの考え方

毎年、各予備校が共通テストのボーダーラインを発表しています。

たとえば、2022年度金沢大学医学類(医学部医学科)前期入試の共通テストボーダー得点率は77%です。しかし、77%以下の全員が不合格、77%以上の全員が合格となるわけではありません。

ボーダー得点率というのは、「合格率が50%となる共通テスト得点率」のことです。もう一度、金沢大学の例で考えてみましょう。得点率75%の受験生が10人いたとします。そのうち二次試験を経て合格したのは3人でした。この場合、合格率は30%です。一方、得点率80%の受験生10人のうち、8人が合格すると合格率80%となります。つまり、その得点率だった受験生のうち、半分が合格した得点率をボーダーと設定します。

共通テストの点数がボーダーを超えていて不合格になることも、ボーダー以下で合格になることも十分ありえるのです。

共通テスト7割で目指せる大学

私立大学共通テスト利用では日東駒専がボーダー

近年、私立大学の共通テスト利用入試の人気がますます高まっており、ボーダーの点数も上昇し続けています。

日東駒専を目指すなら7割前後、MARCHを目指すなら最低でも8割、人気学部では8割後半を目指しましょう。

こちらのウェブサイトに日東駒専学部別ボーダーが掲載されています。

国立大学文系

共通テスト7割で各地の国立大学、学部によっては旧帝大を狙うことができます。

国立大学理系

理系も共通テスト7割を取れると、国立大学の選択の幅が広がり、旧帝大も狙えます。こちらの一覧をご覧ください。

理系学部の中でも保健学部が目立ちます。看護師や放射線技師に興味のある受験生は、まず共通テスト7割を目指しましょう。

共通テスト7割で医学部は目指せる?~逆転合格の5%理論~

共通テスト7割で医学部は目指せるのでしょうか。

二次試験の得点配分が高いほど逆転の可能性は増えますが、具体的に逆転の可能性の大きさをを表したのが「5%理論」です。

たとえば金沢大学医学類では、共通テストを圧縮し450点満点、二次試験1050点満点です。2022年度の共通テストボーダー得点率77%を圧縮後の点数に換算すると約346点となります。もし66%の得点率(圧縮後約300点)だった場合、ボーダーの点数との差は346-300=46点です。46点は二次試験の点数1050点の約4.4%。5%を下回るので、二次逆転の可能性は十分あります。

つまり、共通テストの得点とボーダーとの点数差が二次試験の点数の5%以内である場合、二次試験で逆転できる可能性は十分にあると言えます。

共通テストで7割取るための勉強法

共通テストの形式に慣れる

共通テストの独特の穴埋め形式の問題を解くには慣れが必要です。

特に、数学の誘導に慣れるのに時間がかかります。8月後半から週に1度、時間を測って1年分の数学の問題を解いてください。

共通テスト利用を考えている受験生は10月頃から、二次試験もある受験生は12月から共通テストの練習に専念しましょう。

苦手過ぎる科目を作らない

共通テストで7割取るためには、得意科目で8割以上、苦手科目でも6割を切らないようにする必要があります。得意科目で9割以上取れるのであれば、ひとまず得意科目の勉強を休み、点数の伸びしろの大きい苦手科目に取り組みましょう。

Medichenでは苦手科目ごとに勉強方法をお伝えしてきました。リスニングが苦手な方はこちらの記事が参考になります。

特に理系は国語の対策が後回しになりがちです。こちらの記事でも紹介していますが、出口汪先生の現代文講義は論理的でわかりやすく、読んでいると現代文への苦手意識がなくなりました。

記事でも紹介していますが、古文単語と漢文の句法暗記は必須です。こちらの本に重要な句法が分かりやすくまとめられています。

苦手を対策し7割目指そう

共通テストで7割取れると、国立大学選択の幅がグッと広がります。

現役医学生が紹介している勉強法を採り入れて、是非とも苦手を対策し、合格を目指しましょう。

Medichenでは受験生の皆さんを応援しています。

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