北海道大学の特徴は!?他大学との違いや入試難易度のまとめ

医学部入試情報

北海道といえば北海道グルメや雄大な自然スポットが有名で都道府県魅力度ランキングで13年連続1位になる程、魅力的な場所です。そんな北海道には3つの医学部がありますが、その中でもっとも有名な北海道大学医学部について紹介したいと思います。

北海道大学医学部とは!?

北海道大学医学部は北海道札幌市にある北海道大学札幌キャンパスの中にあります。札幌キャンパスは札幌市の中心地である札幌駅の北側、徒歩5分ほどの場所にあり立地は非常に良いです。しかし、札幌キャンパスは敷地面積が177万㎡と広いため、医学部棟は札幌駅からはだいぶ離れた場所にあり、最寄りの駅は札幌駅ではなく札幌市営地下鉄南北線の北12条駅か北18条駅となります。

札幌キャンパスの東側を南北に走る北大通りやその周辺には飲食店や居酒屋が多く、特にスープカレーや中華の店が多い印象があります。また、実家を出て一人暮らしをしている北大の学生のほとんどは北大通りの周辺に住んでいます。そのため、食料品を買うためのスーパーも所々にあります。

大学生が休日を過ごす場所としては、札幌駅やその南側にある大通り公園の周辺、そしてさらに南側にあるすすきのがあります。

札幌駅の中には、アピア、エスタ、パセオ、札幌ステラプレイス、大丸札幌店といった大型の複合商業施設がいくつも入っており、飲食店、アパレルショップ、書店、映画館などがあるため、休日を満喫できます。

大通公園では、コロナ禍になる前はさっぽろ雪まつりやオータムフェストなどの季節に応じたイベントが開催されていました。

北海道大学医学部の偏差値

北海道大学の医学部医学科の偏差値は河合塾の全統記述模試では65~67.4となっています。これは他の国公立大学の医学部の偏差値の中では大体真ん中くらいです。また、駿台の全国模試では67となっています。これも他の国公立大学の医学部の偏差値の中では大体真ん中よりやや上くらいです。この2つの予備校の偏差値のみでは正確なことは言えませんが、北海道大学の医学部の難易度は国公立大学の医学部のなかでは平均よりやや高い難易度だと思われます。また、北海道大学は旧帝国大学の一つですが、河合塾の偏差値でも駿台の偏差値でも旧帝国大学の中では最も低いです。

河合塾の全統記述模試で、同等の偏差値である医学部は筑波,新潟,金沢,信州,岐阜,浜医,三重,滋医, 鳥取,岡山,広島, 山口,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿大,琉球,名市,京府でかなり多いです。駿台の全国模試で、同等の偏差値である医学部は金沢,岡山,横市,奈医です。この2つの情報から、岡山大学医学部と金沢大学医学部は北海道大学医学部とほぼ同じ難易度であることが予想されます。北海道大学医学部の受験を考えている人はこの2つの医学部も候補にしてみてはいかがでしょうか。

北海道大学医学部の受験科目

北海道大学医学部は国公立大学なので一次試験の共通テストと二次試験の個別学力試験の合計点で合否が決まります。825点満点で、内訳は共通テストが300点、個別学力試験が525点です。共通テストの比率は36.4%と医学部のなかでは低い方です。

共通テストは、国語が200点→80点、社会が100点→40点、数学が200点→60点、理科が200点→60点、英語が200点→60点となっており、国語と社会の比重がやや高いです。

個別学力試験は、数学が150点、理科が150点、英語(独語、仏語、中国語でも可)が150点、面接が75点の計525点満点となっています。理科は、物理、化学、生物の3科目から2科目を選ぶのですが、物理が必須となっているため、物理・化学か物理・生物の組み合わせのみとなります。また、面接の配点が高いため注意が必要です。

北海道大学医学部の学費

北海道大学医学部は入学金が28万2000円、授業料が年間53万5800円で、6年間のトータルの学費は349万6800円となります。しかし、四年生時に行われる共用試験のCBTや六年生時に行われる医師国家試験の対策として教科書や映像授業、問題集を購入する必要があるため、実際にかかる学費はプラス10数万円ほどと考えた方がよいでしょう。また、実家を出て一人暮らしする際には、家賃などの生活費もかかるためそこも考慮するべきです。

北海道大学医学部の特徴①

ここでは、北海道大学医学部がほかの医学部と違う点を紹介します。それは、教養課程で他学部の人と関わることができることです。北海道大学は総合大学であるため、医学部以外にも多くの学部があります。1年生では基礎クラスと呼ばれるクラスに分かれるのですが、このクラスは他学部の人と同じになります。一クラス50名ほどですが、医学部医学科の人は2,3人です。医学部の人は医学部の部活に入る場合が多く、他学部の人と関わることが少なくなりがちなので、一年生の基礎クラスは他学部の人と関わる貴重な機会となります。

北海道大学医学部の特徴②

ここでは北海道大学医学部のオススメポイント紹介します。それは、キャンパスです。北大のキャンパスは広いというイメージがある方は多いと思いますが、それだけではないです。自然が豊かであるため、季節によってさまざまな姿になります。夏は緑がきれいで、秋は紅葉がきれいで、冬は雪景色がきれいです。ぜひ北海道大学に入学して自然豊かなキャンパスで大学生活をおくりましょう!

北海道大学医学部のまとめ

ここまで、北海道大学についてのさまざまな情報を書いてきましたが、最後に合格へのアドバイスをしたいと思います。北海道大学の医学部の入試の特徴として他学部と同じ問題を解くということがあります。医学部は一般的に他学部よりも偏差値が高いので、他学部と同じ問題を解くということは必然的に高い正答率が求められます。そのことから入試の本番では少しわからない問題があるだけでも相当な焦りにつながる場合が多いです。でもそれは他の人も同じです。解けない問題があっても切り替えることがとても大切だと思います。この記事を読んで北海道大学医学部に少しでも興味を持ってくれる人がいたらうれしいです。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

【2023年版】 現役医大生が選ぶ医学部予備校おすすめTOP5