1時間までなら問題ない?ゲームと受験の両立を目指そう!

ゲーム、楽しいですよね。
ついつい時間を忘れて、ゲームをプレイしてしまう経験は誰にでもあると思います。
しかし、受験生ともなればゲームによって、勉強時間が減ってしまうのは避けたいですよね。
ゲームはしたい、しかし、受験も頑張りたい。
そのように葛藤する受験生も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな受験生に向けて勉強とゲームの両立について解説したいと思います。
Contents
1.ゲームをすると頭が悪くなる?
ゲームばっかりやっている子どもは頭が悪くなる。最近は言われなくなって来ましたが、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ゲームをすることで、頭が悪くなるとすると、受験にとっては悪影響です。本当に、ゲームをしていると、頭が悪くなるのでしょうか。
研究によると、ゲームによって「頭が悪くなる」ことはないようです。オーストリアの心理学者が、ドイツ人の思春期の子どもを対象に行った研究を参考にします。その結果、長時間ゲームをプレイしても、成績への影響はわずかだったようです。また、子どもの知的能力への影響は全くなかったという結果がでました。ゲームに夢中になっても、成績がわずかに下がる可能性はありますが、「頭が悪くなる」ことはないことがわかりました。
「ゲームのやりすぎは子供の学力に「少しだけ」影響する―海外研究結果」について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
2.受験への悪影響はある?
ゲームが、知的能力に直接影響を与えないことはわかりました。しかし、ゲームで毎日長時間遊んでいると、受験勉強に対して悪影響があるのではと考える人もいます。次は、受験への影響を考えていきたいと思います。
結論から言います。ゲームのプレイ時間が1時間までだったら難関校に受かる確率はむしろ上がる、しかし、3時間以上プレイしていると難関校に進学するのは難しいということがわかりました。
高校受験を経験した約1万4千人を対象に、中学時代のゲームのプレイ時間と、高校進学実績を比較する調査を参考にしました。この調査では、ゲームプレイ時間別に、偏差値60以上の高校への進学率を比較しました。その結果、ゲームをプレイしない人の難関校への進学率は、20.9%、ゲームを1時間ほどプレイする人は22.1%でした。一方、3時間ほどプレイする人の進学率は、15.3%、4時間以上プレイする人は10.9%でした。これは、高校受験を対象とした調査ですが、ゲームプレイ時間が長時間でなければ、受験への影響は少ないことがわかっています。
難関校に受かりたいならば、長時間、具体的には3時間以上遊ばなければ、影響は少ないでしょう。
ゲームのプレイ時間と高校受験について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
3.自分でルールを決めよう!
ゲームについて、「自分で決めたルールがあった」と答えた人の進学実績は良かったが、「家族と決めたルールがあった」と答えた人の進学実績は上がっていないという結果もあります。受験勉強とゲームを両立するためには、自分でゲームについてルールを決め、それを守ることが重要です。ゲームについてのルールを守ることで、自己管理能力を上げていきましょう。
4. 勉強と両立するためのルール
これからは、勉強と両立するためのルールの例を紹介していきたいと思います。ぜひ、参考にしてみてください。
① ゲームは1日1時間まで。
研究によると、ゲームは1日1時間までなら、進学実績が悪くなる可能性は低いようです。ゲームは1日1時間までと決めて守ってみたらどうでしょうか。
② ゲームをするデバイスを決める。
ゲームをするデバイスを決めてみてはどうでしょうか。スマホを持っている受験生は多いと思います。スマホでゲーム、家に帰ってSwitchでゲーム、ついでにパソコンでもゲームと、使っている全ての機器でゲームをしていると、ゲーム時間が増えていきます。ゲームを遊ぶデバイスを一つにすることで、ゲーム時間を減らせるのではないでしょうか。
③ ゲームをする場所を決める。
家のリビングでしかやらないなど、場所を決めてゲームをしてみてはどうでしょうか。場所を決めることで、家でも、学校でも、移動中もなどゲーム時間が増えることを防止できます。
④ ゲームをプレイした分だけ、勉強をするようにする。
ゲームをしたら勉強をする。そういった習慣をつけてみてはどうでしょうか。例えば、ゲームで1時間遊んだら、1時間勉強することにします。ゲームで遊ぶときは、同じ分だけ勉強しなくてはなりません。ゲームをプレイしても、勉強時間を確保できるよう頑張りましょう。
5.気合いではどうにもならない人へ。
ルールを決めても、守るのは難しいですよね。ゲームは1日1時間だけと決めても、ついずるずると遊んでしまうことはよくあると思います。そんな人へおすすめなのが、時間制限をつけることです。スマホやSwitch、PS4、そのほかのゲーム機器には、制限時間をかけられる機能がついています。この機能を使って、強制的に何時間までしかプレイできないようにしましょう。
プレイ時間制限についてのアンケート調査があります。それによると、ゲームプレイ時間を制限している回答者の、72.7%がゲーム依存症対策として効果があると回答しています。気合いだけではどうにもならない。ゲーム依存症気味の自覚がある人におすすめです。
『【ゲーム規制】プレイ時間制限、過半数が効果「あると思う」』について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
私もスマホゲームに対して時間制限をかけているのですが、効果があります。自分はのめり込みやすい性格なのですが、時間制限をかけることで、ゲームと良い距離感を取れていると思います。
時間制限をかける方法については、以下のリンクを参考にしてください。
まとめ
今回は、受験とゲームの両立について解説しました。ゲームは楽しいですが、合格を目指すならば、誘惑のもとですね。ゲームとよい距離感をもって、楽しめるとよいですね。
東京都三鷹市の大学に通う4年生。専攻は宗教と哲学。根っからの文系だが、国立大学を志望したため受験時代は数学に苦しんだ。最近はまっていることはKpopアイドル。YouTubeでファンカムを延々と見ている。

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