大学受験に塾はなぜ必要なの?その理由を教えます

医学部対策の勉強法

最近は進学校の生徒でも大学受験に向けて塾に通う人が多くみられます。

しかし中には塾や予備校に通わずに大学に合格する人もいますので塾に通うべきか迷っている方も多いでしょう。

ここでは塾に通うメリットとデメリットをご紹介します。

塾に通うメリット

大学受験に向けて何をすればいいか分かる

漠然と受験勉強といっても何をしたらいいのか分からない方も多いと思います。そんな方は塾講師に相談するのがおすすめです。塾講師は受験のエキスパートなので最短で合格に導く方法を熟知しています。年度ごとの全体の傾向や大学ごとの出題傾向も研究していますので、大学受験に特化した指導を受けられるのが塾に通う大きなメリットです。旧帝大や早慶などメジャーな大学を受験する場合は大学ごとの対策講座が充実している塾もありますのでより志望大学に合わせた勉強を進めることができます。また個別指導では個人のレベルに合わせた指導を受けられますので自分の苦手分野を補い得意分野を伸ばす大きな手助けとなります。

参考書選びに困らない

塾のテキストは大学受験に向けてやるべきことが網羅されています。特に実績のある大手予備校のテキストは市販の参考書が不要なレベルの完成度です。インターネットの口コミで良いものや売れていると宣伝されている参考書を片っ端から買って消化不良になるよりも、塾のテキストをやり込んだ方がよほど実力が付きます。また塾講師やチューターにおすすめの参考書を聞けば必ず親身に対応してもらえますので今の自分に合った参考書を選びやすくなります。

いつでも質問できる

高校では先生に質問しづらい雰囲気だったり、先生が部活などの雑用で忙しくなかなか捕まえられなかったりすることがあります。しかし塾ではいつでも質問に対応してもらえることが多いです。塾講師は生徒を大学に合格させることに一生懸命ですので質問に行けば聞いた以上のことを教えてもらえることもよくあります。塾講師は生徒を大学に合格させられる指導力を持っていますので学校の先生に質問するよりも的確な答えが返ってくる可能性が高いです。またチューターがいる塾ではより気軽に質問に行きやすいです。勉強のことだけでなく受験生活のことなど色々な相談に乗ってもらえますので積極的に活用しましょう。

学校よりも高度な授業を受けられる

進学校ではない学校で難関大学を受験しようと思っても学校の授業のレベルが受験レベルに追いついていない場合があります。また進学校でも受験勉強は生徒の自主性に任せて学校では十分な指導をしてもらえない場合もあります。そのようなときは塾で受験に特化した授業を受けるのが得策です。初めて学ぶ内容は独学ではなかなか難しいことも多いですのでまずは誰かに教えてもらうとスムーズに学習を始められます。

優秀な人を目の当たりにできる

大手進学塾では模試の成績優秀者の常連が通っていたりします。もしかしたら同じ教室で机を並べて同じ授業を受けることもあるかもしれません。全国トップクラスの人を目の当たりにすることで刺激を受け、自分も頑張ろうという気持ちになれたらいいですね!

勉強の習慣ができる

毎週この曜日のこの時間は塾に通う、というだけでも勉強の習慣をつけるのに大いに役立ちます。塾によっては宿題が出されますので半ば強制的に家で勉強する習慣をつけることもできます。また小テストなどで定期的に勉強の定着の度合いや自分の実力をはかる機会がありますので目標を立てやすく、勉強のモチベーションを保つのにも役立ちます。

塾に通うデメリット

時間が取られる

塾の時間割はほとんどが放課後夜遅くまで、場合によっては土日に授業があることもあります。特に現役生は部活もやって塾も通ってとなると早く帰れる日がなくなってしまうかもしれません。そうなると塾で習った内容だけでなく学校の授業の内容の復習が間に合わなくなる危険があります。学校も塾も中途半端になってどちらもついていけなくなると本末転倒です。塾に通うとしてもしっかりと復習が間に合うくらいの配分で講義の予定を入れましょう。できれば学校の授業に関しては予習ができるくらいの余裕をもったスケジュールにすることをおすすめします。

疲れがたまる

私が通っていた塾は授業は3時間でしたが延長や居残りは当たり前でいつも帰りが遅くなっていました。それに加えて膨大な宿題が出されましたのでかなり疲れがたまっていました。同じ塾に通っている友達と励ましあって乗り越えましたが、体調を崩しては元も子もないので無理のない範囲で予定を入れましょう。

自分のレベルに合っていないと続かない・意味がない

背伸びして自分のレベルよりはるかに高いレベルの塾に入ってしまうとついていけなくなり途中で辞める原因となります。全く理解していないのにただノートを写すだけでは力はつきませんし、小テストなどでいつも悪い点数しか取れないと自信もやる気も失ってしまいます。もし塾の授業についていけないと思ったら、講座のレベルを下げるか個別指導など自分のレベルに合わせた指導を受けられる塾に変えることを検討しましょう。大手予備校では集団授業に加えて個別指導のプランを選択できるコースもありますので調べてみるとよいでしょう。逆に自分のレベルより低いレベルの塾に通っても成績が伸びない原因となります。塾ではいつも1番、テストはいつも満点といった方はレベルの高い塾に変えることをおすすめします。

お金がかかる

当たり前ですが、塾に通うには学費が必要です。通常授業の学費に加えて夏季講習や冬期講習の費用もかかります。個別指導では生徒1~数人に対して講師1人がつきますので割高となります。塾によっては成績優秀者は特待生として学費が免除になる場合もありますが、特待生になるのはかなり難しいのが現実です。塾に入る前にトータルでどのくらいの費用がかかるのかはしっかりと確認してください。

塾に通わなくてもいい人とは?

塾に通わなくてもいい人は以下に当てはまる人です。

・勉強の習慣が確立している

・自分の苦手分野をしっかりと認識しており自分で対策ができる

・全国模試でいい成績を取れている

特に模試は塾に通っている進学校の生徒と自分を比較するのにとても有用です。塾に通うかどうかは模試の成績を基準に検討するのがよいでしょう。

自分に合った受験勉強をしよう

すべての科目を塾に通う必要は全くありません。私は英語と数学のみ塾に通い、理科と小論文は通信教育を利用していました。まわりも苦手科目のみ、夏季講習のみ、志望校別のみといった人も多かったです。塾講師並みの授業をする先生もいましたので途中で塾を辞めて学校の授業のみで現役で東大に受かった同級生もいました。塾には必ずしも通う必要はありませんが、自分の実力と志望校までの距離が離れている場合は検討するのもいいかもしれませんね。

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