あなたのアピールポイントは?~医学部受験を含む大学受験の面接にオススメの自己PR~
みなさんこんにちは。もう10月なのにまだまだ汗ばむ天気ですね。
今回は、面接に使える自己PRについてお話ししたいと思います。
推薦入試では必ずと言っていいほど聞かれるテーマであり、自分を上手くアピールすることができれば、合格をグッと引き寄せることができます。
それでは見ていきましょう!!
自己PRとは?目的は?
そもそも自己PRとはなんでしょうか?
入試においては、面接官に対して「自分がどんな人間なのか、どんな魅力を持っているのか」を表現する場と言えます。
また、面接官からすると「この受験者が本学に相応しい人間なのか、将来在校生・卒業生となってもいい人物か」を確認する場です。
そのため、面接官は
客観的な自己分析能力
誠実な人間性
ありのままの人物像
といったポイントを見ています。
ではここから、具体的にどうやって自己PRをしていくのかを確認していきましょう。
自分がどんな人物なのか考えてみよう
みなさんは
「あなたはどんな人物ですか?」と聞かれたら、どう答えますか?
どう答えていいかわからなくなる人も多いのではないでしょうか。
そこでまずは具体例を挙げていくことをオススメします。
・小学校の時に熱中していたことは?
・中学校/高校の時の部活は?
・習い事はどんなことをしているか?
・生活の中で気をつけていることは?
・普段どんなことをするのが好きか?
・学校生活の1番の思い出は?
このように自分の今までの人生を振り返っていきます。そして、その時の出来事を詳細に思い返していきましょう。
オススメは、付箋などを使ってエピソードやキーワードとなる言葉を書いていき、似た付箋同士をグループにして紙に貼っていきます。すると、紙の上に自然とグループごとの島ができていき自分を表すようなエピソードがまとまっていくと思います。
次にそのグループごとに、付箋同士で共通点を見つけ出し、一言で表せる言葉を書いていきましょう。
例えば
『小学校・中学校・高校で皆勤賞だった』
『部活の練習では毎朝7時に学校に行って練習していた』
『いつもテストの2週間前からは1日の勉強時間が8時間以上になるように時間の確保をしていた』
この3つのエピソードは、時間や日々の生活にまつわる誇れるエピソードですよね。
全てに共通していることはなんでしょう?
私なら、「タイムマネジメント能力がある」とまとめると思います。
このように具体例→抽象化、と言った流れができるようになれば、もう自己PRは完成したも同然です。この作業を何回か繰り返し、まとめていきましょう。
グループを作って言葉でまとめていくことで、「自分が一体どんな人物なのか」を形作ることができます。
次はまとめることでできた言葉を実際にどのように使って自己PRしていくのか見ていきましょう。
自己PRの具体的な実践方法
「では自己PRをしてください」と言われたらどうしますか?
・タイムマネジメント能力がある
・リーダーシップがある
・探究心がある
この3つが自分のPRポイントとして挙がっていた場合、どのように話を構築していきますか?
とっさにどうやって話していけばいいのか戸惑いますよね。
この時、私はテンプレートを使います。
私は医学部受験生の面接指導を数年行っていますが、いつもこの型で自己PRをするように勧めています。型があることで、途中で話すことがわからなくなったり無駄に緊張することがなくなります。
私にはPRポイントが〇つあります。
1つ目は〇〇です。+エピソード
2つ目は△△です。+エピソード
3つ目は##です。+エピソード
この3つが私のPRポイントだと考えています。
このような流れで話していきます。
ここで、例えば医療系などの学部がそのまま仕事になるようなところの面接の場合は
「私には@@(職種)になるのに必要な資質が3つあります」のように言い始めるととてもまとまっていると思います。この時に、エピソードは最低でも2つ、できれば3つ用意しておきましょう。1つだけですとなかなかあなたの魅力が伝わらないです。
そしてエピソードを話す際は、できるだけ具体的に話しましょう。エピソードを話した際に面接官が想像できるくらいまで話せると、話に引き込むことができます。
そして、なるべく暗記してきたことを悟られないように話す工夫をしましょう。
「えーっと…(次なんだっけ?)」と言いながら斜め上を見て思い出すようなことはせず、話の途中で少しずつ言葉を絞り出すように話すとより自然です。
時間ですが、決められていればそれに従いましょう。2,3分で話すケースが多いです。また、時間が少しオーバーしてしまった場合は、よほどのことがない限り、あちらから止められたり指摘されることはないと思います。しっかりと自分をアピールしましょう。
自分がいかに合格したいかをアピールしよう
いかがでしたか?ぼんやりとでも自己PRに向けてやるべきことは定まってきたでしょうか?
自己PRは、面接の中でも特に自分からアピールできる絶好の機会です。
なんて言えばいいのかわからない、というのはとてももったいないことです。むしろこの質問が来たら、チャンスだと思いましょう。ここで面接官に好印象を与えることができれば、合格がかなり近づきます。
このほかにも面接でされる大事な質問は数多くあります。医学部受験でよくされる質問については以前まとめましたので、ぜひ読んでみてください。
自己PRも含めて嘘のない受け答えの準備をして、本番に臨みましょう!!
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