二次試験や後期試験に受かるコツを伝授!絶対に諦めるな!

医学部入試情報

この記事では、国公立大学や私立大学の後期試験での受験を予定、検討している人に向けて概要を解説します。

また最後には、追い込まれている方へ向け、受験期後半の「気持ちの保ち方」にも触れているので、ぜひご覧ください。

そもそも一次試験、二次試験とは?

国公立大学の受験では、共通テストに加えて二次試験の結果を合わせることで合否が決定します。

この共通テストのことを一次試験と言います。

二次試験は各大学ごとの試験で、試験日程によって前期(2/25~)、中期(3/8~)、後期(3/12~)と分かれてます。

前期日程 後期日程
出願期間 1月下旬~2月上旬 1月下旬~2月上旬
試験日程 2月下旬 3月中旬
募集人数 8割 2割
試験科目 ・文系:英語、数学、国語、地歴公民の中から2~3科目

・理系:英語、数学、理科の中から2~3科目

各大学ごとに異なる

・前期日程と同じ ・総合問題

・小論文 ・共テのみなど

 

 

注意点として、

①「後期日程」の出願のタイミングは「前期日程」と同じであること

②「前期日程」で合格し、入学手続きをした場合、「後期日程」は合格対象外となること

が挙げられます。

「前期日程」で合格した場合、後期日程や中期日程の合否を確認することなく、「前期日程」で合格した大学への入学の判断をすることになります。

私大の後期試験の特徴

前期試験の合否状況によって受験を考えられる

私立大学の後期試験は、前期試験の受験や合格発表を終えてから出願できます。

そのため大学・学部の選択肢が広くなり、より高いレベルの大学を受験したり、確実に受かるであろう大学の受験をすることができます。

出願期間が長い

私立大学の後期日程は主に3月に実施されるため、その年の大学受験の最後の受験チャンスとなります。

大学によっては試験の直前まで出願受付をしているところもあるので、自分の合否の状況を考えて出願したり、すでに合格している大学より高いレベルの大学の受験を考えることができます。

出願の受付期間中にミスなく願書を送付できるよう、早め早めに準備しましょう。

共テ利用入試や受験科目が少ない入試がある

国公立大学の一部と私立大学の一部では、後期日程にも共通テスト利用入試を取り入れてる大学があります。

後期日程の共通テスト利用入試は共通テスト受験後に出願できるため、自己採点の点数と予備校が発表するボーダーを比べながら出願を考えることができます。

出願を視野に入れている人は志望校の出願日程を確認しましょう。

また私立大学の後期試験では1~2科目で受験可能な大学が多いです。

自分の得意科目に絞って受験科目を選択するなど、科目に応じた対策を計画することで、より合格可能性を高めましょう。

私立医学部の受験について

私大医学部では受験者数が多いため、筆記試験に通過した人のみ、次の面接・小論文の試験を受験できるというシステムであることがほとんどです。

ですので筆記試験に通過したという発表を聞いてから、別日に面接の試験を受けることになり、

筆記試験の合否状況によって受験のスケジュールが変わってきます。

私大医学部の前期日程では後期日程に比べ、

「この大学の筆記試験に合格したから、ここの大学の筆記試験は日が重なって受験できないな」となることが多くあります。

後期日程の方が難易度が高いというワナ

大手の予備校などでは、二次試験は前期日程に比べ後期日程のほうが難易度が高いと言われています。

それは、

①前期日程の方が募集人数が多い

②後期試験は募集人数が少なく、高倍率になる

③後期日程では後がない状況で受験する人が一定数いるため、確実に合格できる大学を受験する人がいる

④私大後期では受験科目が少ないため、ワンチャンスを狙う受験生がいる→ますます高倍率になる

などの理由が挙げられます。

 

ですが、後期試験の受験は、直前まで、受験準備や対策に時間を使えます。

また何度か試験本番を経て都度、振り返りをすることで、「自分の弱点」や「試験の解き方」を改善していくこともできますし、いい意味で場慣れしやすいです。
さらに本番は、諦めて受験しにくる学生(途中で帰る、試験中寝ている)や、そもそも受験に来ない学生も多いです。

メンタル的に非常に厳しい時期ですが、だからこそ「負けずに準備を続けられている人」に合格のチャンスが来ます。

受験でも最後まで諦めないことが「非常に大事」

受験生だと「諦めるな」など散々聞かされていると思うので、そんなのどうでもいいよと思うかもしれませんが、

たとえほんの少しだけの一歩一歩でも、最後には大きな味方をすると自分は考えます。

 

少し長くなってしまいますが、僕の受験期の経験と反省をお話させていただくと、僕は医学部を複数受験して初めて一次試験通過の発表を確認したのは、

2月終わり~3月上旬くらいで後期の初めくらいでした。

前期に受験したほとんどの大学は不合格だったわけですが、不合格が連続すると「もうどこにも受からないんじゃないか」と考えたり、

「あれだけ勉強したのに、予備校費用や日頃の送り迎えとか親にも散々迷惑かけたのに、本当に自分はどうしようもないな」と思ったりしていました。

浪人してやり通すと決め、逃げ道はなかったので、自分の情けなさにひたすら絶望して涙したことを覚えています。

2月終わりにかけ勉強時間がゼロに近づいていき、僕はたまたまこのタイミングで筆記試験通過の知らせが来たのですが、自分を責める考え方を続けてしまい、後期日程期間中もほとんど勉強が手につきませんでした。

結局、後期試験はどこの大学にも通りませんでした。

※僕の医学部合格体験記です↓

 

今振り返ると、この自分を責める考え方と、それまで積み重ねてきたことへの評価が過少すぎたことが、メンタルブレイクや後期試験の結果の要因だと考えています。

反省ではなく「自分を責めても」プラスにはなかなか変わりませんし、この考え方は負のほうへループしてしまいます。

(自分はダメな奴→ 努力しない、結果が出ない→ やっぱり自分はどうしようもない奴、、、)

それよりも、「今まで積み重ねてきたこと」、「自分の目標や夢」、「ここまでなんとかやってきた自分」に自信をもって、じゃあ何をすべきか、どうやったらうまくいくか等プラスに考えるべきであったなと振り返って思います。

※受験期のメンタル、プレッシャーについてはこちらも参考にしてください↓

 

簡単なことではないと思いますが、苦境にいる受験生の方にはそれまで努力してきた「自分」を信じて少しだけでもプラスに進んでもらいたいなと思います。

 

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