【最新版】共通テスト受験者数の推移は?これからの傾向も分析!

医学部入試情報

共通テストが2025年度入試から受験科目が増えたり、出題形式が変更されたりと大きな変化がありました。

これまでの共通テストとの違いに驚いた人も多いのではないでしょうか。
「現役生と浪人生の比率はどうなんだろう」「ほかの人はどんな科目を選んでいるのだろうか」など、全体の動向の変化が気になってきますよね。

この記事では、2025年の共通テスト受験者数や共通テストが始まってからの受験者の推移、科目ごとの受験者数などとその結果わかる傾向などについて解説します。
2025年以降の共通テスト受験を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

共通テスト2025の受験者数

 

大学入試センターの「令和7年度大学入学共通テスト実施結果の概要」によると、2025年の共通テストの志願者数は本試験と追試を合わせて495,171人でした。
この数は2024年度に比べて約3000人(本試験のみの比較。前年比 -0.7%)減っていますが、高校卒業見込者全体の数の減り(約2万人、2%ほど減少しています)に比べてるとこの減少率は穏やかなため、高校生の受験率そのものは上昇していると考えられます。

 

出願資格別の内訳は、高校学校等卒業見込者(現役生)が86.0%(前年比 -0.7)、高等学校等卒業者(浪人生)は13.1%( +0.8%)、それ以外(高認合格者・高専3年修了者・海外の学校・専修学校高等課程終了等)が計0.9%( -0.1%)。また、90%以上が普通科出身です。

 

高専も高等専修学校も耳慣れない人が多いかもしれませんが、どちらも中学卒業後通える高等教育機関です。
高専とは高等専門学校のことで、実践的な技術者になることを目的として5年間通う教育機関で、高等専修学校は、早くから専門的な教育を受けたい人向けに資格取得や職業訓練を主な目的として教育を行う教育機関です。高専は工業系と商船系が、専修学校は看護系が多くなっています。(ちなみに、高専は5年の過程を修了してから大学へ編入することも可能です)

 

高校卒業見込者全体のうち共通テストを受験した割合は45.5%。
つまり、高校を卒業した人のうちの半数弱が共通テストを受けていることになります。
浪人生は67.7%が1浪、13.3%が2浪、19.1%が3浪となっており、3浪以上が多いように見えます。

ただし、これは再受験生なども含んだ数のため実際の浪人生の数はそれよりも少なくなっているでしょう。

 

共通テスト受験者数の推移

共通テスト受験者数は以下のように推移しています。

受験者数(人) 受験率(%)
2025 462,066 93.31
2024 457,608 93.03
2023 474,061 92.48
2022 488,383 92.08
2021 484,113 90.45

(独立行政法人 大学入試センターの大学入学共通テストの実施概要の結果より)

受験率が90%に近い理由としては、そもそも共通テストを受ける意味はあまりなかったが、学校で全員申し込みしたためになんとなく受験していた私大専願者や、学校型推薦などですでに合格している人などが棄権しているからだと考えられます。

 

2025年度共通テストの受験生が多い科目

受験生が多い科目は国語と外国語(リーディングもしくは筆記)・英語リスニングで、外国語は98.7%、国語も94.9%が受験しています。
次いで多いのが地理歴史,公民で86.7%、数学①で75.5%、理科72.7%、数学②で69.8%%程度、一番低い情報が65.5%の受験率です。

 

地理歴史,公民・理科の科目選択率は以下のようになっています。

【地理歴史・公民】

地理総合,地理探究 歴史総合,日本史探究 歴史総合,世界史探究 公共,倫理 公共,政治・経済 地理総合/歴史総合/公共
科目選択率(%) 26.5 24.2 14.6 6.1 26.9 1.6

高校での開講率、科目履修率共に世界史のほうが高く、半数近くの生徒は地理を履修していないにもかかわらず、実際に入試に使用される率としては世界史より地理のほうが高くなっています。(https://www.mext.go.jp/content/20240626-mxt_kyoiku01-000036713_02.pdf による)

 

世界史に比べて覚える内容が少なく常識で賄える部分が大きい点、独学で勉強しやすい点などから地理選択が可能な受験生は積極的に地理を受験しているものと見られ、特に1科目のみ受験する人(多くが理系と考えられます)から支持を受けています。

 

地理歴史と公民を2科目選択する場合は、歴史総合,日本史探究公共,政治・経済(37.0%:以下選択者の割合)、公共,倫理(7.0%)との組み合わせが、歴史総合,世界史探究は公共,政治・経済(19.2%)と公共,倫理(5.9%)が人気です。
地理総合,地理探究公共,政治・経済や歴史総合,世界史探究と組み合わせる人が多くなりますが、そもそも2科目選択者には地理選択をしている人が少ないです。

 

【理科②】

物理 化学 生物 地学
1科目目と2科目目の合計科目選択率(%) 27.7 35.0 11.1 0.5

理科の科目で人気なのは物理と化学となっており、2科目選択の場合は物理+化学を選択する人が約7割です。

 

ただし理科①、つまり「理科基礎」を選択する場合は、生物基礎+化学基礎の組み合わせが多く、44.2%となっています。

理系の場合はより出願範囲の広い物理+化学を、文系の場合は暗記で高得点を取りやすい生物基礎+化学基礎、あるいは地学基礎を選択するのが主流になっています。

 

 

 

国立型・私立型の割合

全受験者の平均受験科目数は6.31となっています。
国立型、つまり8科目受験した人が全受験者のうち57.9%、私立型、つまり3科目受験した人が19.2%です。

 

つまり、実際に共通テストを受験しているうち、だいたい3分の2以上は国立大学を受験する層ということになるでしょう。
「私立受験者でも受験する意味がある」と言われる共通テストですが、私大受験のためだけに共通テストを受ける人は意外とそこまでいないのです。

 

自分が私大専願で共通テストを受けるかどうか迷った時は、その点も加味して考えるといいかもしれません。

 

受験者数から考える、これからの共通テストの予測

 

これからの共通テストはどう変化するのでしょうか。

 

まず、現役生中心の受験率はこれからも続くだろうと考えられます。

 

学校推薦型選抜などで合格する割合も増え、相対的に現役生以外の合格枠が少なくなっているため、浪人は医学部などの偏差値上位大学、あるいは美大などを目指す人などが多くなってくるでしょう。

ただし、長期的に見れば高校生の数が減るため、受験者は徐々に減っていくでしょう。
大学に進む人の割合は増えているため、人口減少の割合より受験者数の減りは穏やかになるはずです。

 

しかし、10年前、20年前の入試と比べてみても分かるように、「受験者数が変化する=入試の難易度が変化する」とはならないと考えられます。
来年の共通テスト受験を考えている人は、まずはしっかり自分の勉強と向き合い、少しでもライバルより高得点を取れるように頑張りましょう!

 

 

 

 

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