当日慌てないよう注意!共通テストの会場を把握しておこう
大学入学共通テストの会場ってなんでこんなに遠いの?そう思ったことはありませんか?
自宅の近くに会場があるのに、そこには選ばれず遠くの大学まで行かされた経験のある人も多い事でしょう。
どうして、このような事が起きるのでしょうか。
今回はセンター試験の会場の決め方を見ていきましょう。
現在高校生で、大学入学共通テストってどこで受けるの?だとか、どうやって試験会場は決まるの?と気になる方にもわかりやすいよう、共通テストの試験会場の決まり方を一から解説していきます。
大学入学共通テストを実施している、大学入試センターのホームページも合わせて御覧ください。
Contents
共通テスト試験会場の大原則
大学入試センターのホームページにある、大学入試共通テストの仕組み・運営のところでは試験場に関して、以下のように書かれています。
(1)高等学校又は中等教育学校卒業見込者は、出願時に在学している学校が所在する試験地区内の試験場
(2)高等学校又は中等教育学校卒業者等は、志願票に記入された現住所の試験地区内の試験場
大きく分けると、現在高校やそれに相当する学校に通っている人(現役生)は、その学校がある地域の試験会場。
すでに、高校などを卒業している人(浪人生など)は、自分の家がある地域の試験場に自動的に割り振られることになります。
試験場は、全国の国公私立大学が中心で、一部の高校も会場となります。大学入試センターによると、本試験は、677試験場で実施されるそうです。
また、追試験も48試験場で実施されます。例年は追試験は全国2試験場でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2022年は全都道府県に会場が設けられました。
現役生は高校の場所から選ばれる
現役生の場合は高校の所在地から近い場所が選ばれます。
従って、自宅から遠くの高校に通っている場合は共通テストの会場も遠くなると言う事です。
ただし、同じ高校であっても毎年同じ場所ではない場合もあります。
人数の都合上、別の場所に変わったり、同じ高校でも人によって異なる事も稀にあるようなので、届いた受験票をしっかりと確認することは大切です。
浪人生の場合は居住地から選ばれる
次に浪人生の場合を見ていきましょう。
浪人生の場合は、基本的に居住地から近い会場が選定されます。
現役時代に比べてアクセスはよくなるでしょうが、現役時代に受けた会場と異なる場合があるので注意が必要です。
ただし、申請する住所は住民登録地以外でも問題ないようです。
例えば、予備校の近くで受けたいなど希望がある場合は、予備校の住所で登録するのもいいでしょう。
そうすれば、同じ予備校に通う仲間と一緒に試験を受けられます。
結果なども予備校に届くことには注意が必要
もし、予備校の住所で申請した場合、成績結果なども予備校に送付される事になります。
残念ながら出願後の住所変更は受け付けていないようなので、こればかりはどうする事も出来ません。
出願後に自宅の住所が変わってしまった場合も同じで変更が出来ませんので、郵便局に転居届を出すようにしましょう。
そうすれば、自動的に新住所へ転送してくれます。
自分の受験する場所はチェックしておこう!
試験会場に試験開始ぎりぎりに到着すると落ち着く間のないまま、試験に臨むことになります。
筆者である私は、高校3年生のとき、大岡山駅の近くにある大学で共通テストを受験することになりました。共通テストを受けるのがはじめてだった私は、少しでも本番のときの緊張を和らげるため、試験の前日に試験会場を下見することにしました。
そして試験が翌日にせまった日、予定通り、電車に乗って意気揚々と下見へでかけます。私はこのとき受験票をよくチェックしていなかったため、大岡山駅ではなく代官山駅の近くの大学で受験すると思い込んでいました。どんな場所だろうと思いながら代官山駅に降りた私でしたが、どうみても事前に調べていた地図と位置情報が合いませんでした。
このとき、やっと私の共通テストの受験会場がが大岡山駅の近くにある大学だと気づいたのです。代官山駅から大岡山駅は電車で15分くらいのところにあり、無事に下見を済ませることが出来ましたが、一歩間違えたら本番の朝に同じことをしていたかと思うと、冷や汗が止まりません。
せっかくこれまで一生懸命、医学部合格に向けて勉強してきたのに、試験時間に遅刻してしまって試験が受けられない!となったら悔やんでも悔やみきれませんよね?
一番は下見に行くことですが、家でgoogleのストリートビューを用いたり、地図でイメージしておいたりするだけでも良いので、必ず受験場所に関しても確認しておきましょう。
会場の決定はいつ?
さて、上記で会場の決め方が分かったところで、実際いつごろ会場が分かるの?と疑問が湧くことでしょう。
会場の決定は、大体11月下旬あたりなようです。
受験生がその会場の決定を知ることが出来るのは、受験票が大体12月上旬に届くので、その時に初めて会場について知ることが出来ます。
12月上旬といえば、入学試験までもう少しという追い込みの時期。勉強で手一杯という受験生も多いとは思います。
しかし、共通テストを受けられないと国公立大学や共通テストを利用する私立大学への入学する道が閉ざされてしまいます。
共通テストの受験票が届いたら、まずは自分が受ける試験会場、日程やスケジュールをきちんと確認し、間違いがないかとか、試験会場の場所の確認を怠らないようにしましょう。
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