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医師の人数はどれくらい?男女比や勤務形態別人数

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医師の人数は?

昨今、医師不足の問題が取り沙汰されることがありますが、実際に日本で働いている医師はどのくらいいるのでしょうか?男女比や年代別の人口などのほか、診療科や勤務形態ごとの医師の人数についてもご紹介します!

日本に医師は何人いるの?

厚生労働省の調査によれば、2020年12月31日現在で日本には339,623人の医師がいます。2018年の前回調査時に比べ3.8%増加しています。また、人口10万人に対する医師の数は269.2人となっており、前回調査時から10.4人増加しています。

男女比は、男性77.2%に対して女性22.8%でした。依然として男性医師が多いものの、今回の調査では初めて女性医師が7万人を超え、過去最高となりました。

なお、この統計は日本国内に住所のある医師・歯科医師・薬剤師が法律に基づいて提出した届出票をもとに集計されています。そのため、医師免許を持っていても届け出ていない人は統計に含まれません。ちなみに、歯科医師の人数は107,443人、薬剤師の人数は321,982人と、いずれも医師より少ない結果となりました。今回参照した調査は厚生労働省のホームページに掲載されています。

医師の人数を年代別に見ると?

医師の人数を年代別に見ると、29歳以下が9.8%、30〜39歳が20.5%、40〜49歳が20.8%、50〜59歳が20.9%、60〜69歳が17.6%、70歳以上が10.5%となっています。70歳以上の医師の人数は前回調査時に比べ11.8%上昇していて、高齢医師が増えていることが伺えます。開業医であれば定年がありませんし、生涯現役で活躍されている先生方が増えているのかもしれませんね。なお、医師の平均年齢は50.5歳となりました。

また、各年代ごとの女性医師の割合を見ると、29歳以下が36.3%、30〜39歳が31.2%、40〜49歳が28.3%、50〜59歳が18.8%、60〜69歳が11.7%、70歳以上が9.7%となっており、若い年代ほど女性医師の割合が多いことがわかります。

ちなみに医学生の人数は?

では、未来の医師となる医学生は全国にどのくらいいるのでしょうか?

文部科学省によると、令和3年度の全国81大学における医学部医学科の入学定員の合計は9360人でした。この統計には防衛医科大学校は含まれません。現在在籍している学生の合計数のデータは残念ながら文部科学省からは公表されていませんが、6万人弱の学生が医学部医学科に在籍している計算になります。

医学生の男女比は、以下の記事で詳しく取り上げていますがだいたい6:4くらいです。

近年自分の大学の医学部医学科の入学者でも女子の割合が増えている実感がありますし、今後女性医師はますます増えていくと考えられます。

勤務形態別医師の人数

医師はどこで働いている?

全医師のうち、病院や診療所などの医療施設に従事する医師は323,700人と、全体の95.3%を占めます。そのほか、基礎研究や行政機関など臨床以外に携わる医師は9,419人で全体の2.8%となっており、そのほかの働き方としては介護老人保健施設の従事者などがあります。

医療施設に従事する医師の内訳としては、大学病院に勤務する医師が57,481人、大学病院以外の病院に勤務する医師が158,993人、診療所に勤務する医師が107,226人となっています。

平均年齢を見ると、大学病院の医師は39.3歳、大学病院以外の病院の医師は47.2歳、診療所の医師は60.2歳となっています。大学病院は研修医など若手の医師が多く在籍することから平均年齢が低くなっていると考えられます。また、開業医は定年がないため、診療所の医師の平均年齢が高くなっていると考えられます。医師のキャリアとして、大学病院やその他の病院で研鑽を積んでから診療所を開業する人も多いため、このデータには納得がいきます。

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診療科ごとの人数は?

診療科ごとの人数を見ると、臨床研修医を除いた医師の中で最も人数が多いのは内科で61,514人隣、全体の19.0%を占めています。ついで人数が多いのは整形外科の22,520人(7.0%)、小児科の17,997人(5.6%)です。

診療科別の平均年齢を見ると、最も高いのは肛門外科の60.3歳、最も低いのは救急科の41.8歳でした。救急科が専門医として確立されてから火が浅いことから、平均年齢が低くなっているのかもしれません。

なお、臨床研修医の人数は18,310人で全体の5.7%を占めています。

都道府県ごとの医師の人数は?

都道府県ごとに必要な医師数は、各都道府県の人口によって変わってきます。なのでここでは、人口10万人あたりの医師数で各都道府県ごとの医師数を見ていきます。

人口10万人あたりの医師数が最も多いのは徳島県の338.4人でした。ついで京都府の332.6人、高知県の322.0人となっています。逆に人口10万人あたりの医師数が最も少ないのは埼玉県の177.8人、ついで茨城県の193.8人、新潟県の204.3人となっています。

地方では医師不足が深刻なイメージがあったため徳島県や高知県で医師が多いのは意外でしたが、西日本では各府県に国公立大学の医学部が設置されているところが多いので医師を養成しやすいのかもしれません。埼玉県は国公立大学の医学部がありませんし、東京に近いことから医師が東京に流出してしまっているのかもしれません。

西日本に医師が多く、東日本に医師が少ない問題について取り上げていた記事を以下に載せておきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。日本には現在約34万人の医師がいます。近年医学部医学科の定員拡張が行われていたことや、高齢の医師が生涯働き続けるケースが増えることなどを考えると今後医師の人数は増えることが予想されます。医師不足が解消される一方で、今後医師が余ってしまうことも考えられます。都市部では専門医を取得するための研修プログラムに人数制限が設けられているところもあり、今後医師となる人にとって影響は避けられません。働き方も多様になる中で、今後の医師としてのキャリアをどう歩むべきかよく考える必要があります。

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Shotaro Hirata

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東京慈恵会医科大学で日々奮闘している医学生ライター。 横浜の聖光学院高校を卒業後、東京慈恵会医科大学に現役合格。数学が得意ではなかったが、得意科目の英語の成...

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