合格した医学部受験生が実践していた!勉強のやる気を出す方法20選

医学部受験生の生活習慣

やる気が出なくて焦ってしまうこと、ありませんか。

受験生なら誰もが一度は同じような焦りを抱いたことがあるはずです。

ここでやる気のないままダラダラするか、何か行動を起こせるかが合格を左右します。

また、医学部に入学してからも進級試験、卒業試験、国家試験などがあり、さらには医師になってからも専門医試験を受けることになります。

最初の関門である受験勉強は、自分なりの勉強方法を見つけたり、自己管理を練習したりするためのものです。

今回は、医大生がやる気を出すために実践している方法をご紹介します!ぜひいろいろ試してみて、自分に合う方法を見つけてください。

医大生が効果を実感した「今すぐやる気を出す」方法20選

1. できるだけ毎日15分程度の軽い運動をする

身体を動かすと、気分が高まってきますよね。これは、脳内でドーパミンというホルモンが分泌され、交感神経の亢進が促されるためです。このドーパミンの影響によって、運動した後しばらくは、感覚が洗練され、集中力が高まる状態が維持されるのです。

特にオススメなのが、「短時間のランニング」「ヨガ」「ストレッチ」「サイクリング」です。

勉強の合間に軽く運動することで、リフレッシュとなり、勉強効率が上がります。15分程度の運動を意識しましょう。

一方、長時間の運動は疲労につながり、集中力も低下するのでおすすめできません。

受験生の頃、よくランニングをしていました。走った後は頭が冴え、集中力も格段に上がりました。

毎日の運動が理想的ですが、忙しいときででも週に2回は軽く運動しましょう。

2.志望校や勉強時間の目標を高く設定する

志望校を今の自分の実力より高いところに設定することで、危機感を高め、最大限に実力を伸ばすことができます。

また、勉強時間の目標を高く設定することも有効です。例えば私は受験生の頃、夏休みに1日10時間勉強すると目標を立てましたが、実際の勉強時間は8時間ほどでした。もし、目標を8時間に設定していたら8時間も達成できなかったかもしれません。

目標は必ずしも達成しなくてもいいと考えて、高い目標を設定することでやる気を引き出すことができます。

3. 好きな科目から解いて初動のハードルを下げる

何かを始めるときは、初動のハードルを下げることが重要です。

初動のハードルを下げる必要性について、詳しくは以下の記事をご参照ください。

そのためには、好きな科目から始めるのがおすすめです。それぞれの好きな科目に応じて、例えば社会の教科書を読んだり、微分積分の問題を解いたりするといい気分転換になります。また、英語の音読をすることで眠気覚ましにもなります。

4. とりあえず1分勉強してみる

とりあえず、1分やってみましょう。
こんな人はいませんか。勉強のやる気がでない。乗る気になるまで待って、そしたら勉強しよう。これは大きな間違いです。

人間の脳は、作業を始めることで、興奮状態になる性質をもっています。
このことを作業興奮といいます。

作業興奮について詳しくは、こちらに詳しく解説してあります。

5. ルーティンにする

アスリートが試合前に行うルーティンについて、聞いたことはありませんか?

勉強も同じで、勉強の前に、ルーティン化した行動をするとよいでしょう。勉強の前に、ある行動を必ず行うようにします。そして、やる気がでないときは、その行動をしてみましょう。勉強に対するやる気がでてきます。

私も勉強をする前に音楽を聴いています。
私はレポートを書くのが大嫌いなのですが、レポートを書くときには、必ず同じCDを聞くようにしています。

6. 食後にコーヒーを飲む

コーヒーには、眠気を覚ましたり集中力をアップさせたりする効果があります。眠くなりやすい食後に飲むのがオススメです。

好きなコーヒーを用意して、勉強の気分をあげましょう。ただし、飲みすぎには要注意です。

コーヒーの詳しい効能や、おすすめの商品についてこちらの記事で解説しています。

7. 勉強スペースをキレイにかつシンプルに

ふとした時に視覚にさまざまな情報が入ってこないよう、常に勉強スペースはキレイに保っておきましょう。そうすることで、汚いなあ、片付けないと、といったネガティブな気持ちを勉強中に感じることもなくなり、集中して勉強することができます。

また、机の上に誘惑となるものを置かないことも重要です。机の上にテレビやスマホを置くのは、集中力を下げる原因になります。絶対にやってはいけません。

8. 集中と休憩を繰り返す「ポモドーロ法」を実践する

「50分だけ集中しよう」と決めることも効果的です。区切りを決めておくことで、集中力が高まります。

また、集中する時間と休憩時間を繰り返して、集中力を持続させる「ポモドーロ」というテクニックがあります。50分の集中時間と10分の休憩時間でも良し、25分の集中時間と5分の休憩時間でも良し。使いやすいようにカスタマイズしてみましょう。

9. 勉強時間を見える化する

受験生の夏休みには、毎日8時間勉強していました。

受験生なら当たり前と思われるかもしれませんが、長時間の勉強を毎日続けるのは、意外と難しいです。受験は持久戦で、たまに頑張って10時間勉強できても、継続できなかったら意味がありません。

毎日8時間を続けるために、日記帳に勉強した時間数を記録しました。1時間勉強するごとに、日記帳に可愛いシールを貼っていくと、気分も上がりました。

毎日の継続を見える化すると、モチベーションアップに繋がるのでおすすめです。

iOSユーザーなら、勉強時間を色塗りする便利アプリを利用できます!

10. 学校や自習室など場所を変える

同じ場所で長時間勉強しているとだんだんグダグダしてくるものです。そんな時は場所を変えるとまた集中できるようになります。

高3のときに近所の自習室に通い出してからは、「学校→自習室→家→自習室」のように、よく勉強場所を変えていました……

難問にあたって「もう解きたくない!」という気持ちになったら、場所を移動しました。不思議なことに、歩いていると新しい解き方のアイデアが浮かぶことが何度もありました。

こちらで無料で利用できる自習場所を紹介しているので、ぜひご参照ください。

11. ほうびとして甘い物を食べる

今日は問題集を〇ページ進めると計画を立て、計画通りに勉強が進んだら好きなお菓子を食べる、という方法があります。

とても単純な勉強法ですが、好きなものが待っていると思うとやる気も出てきますよね。

この時の「ほうび」として甘いものがオススメです!

勉強をすると、脳に必要な栄養素である糖分が不足しがちになります。そこで、糖分を補って脳に栄養補給をしてあげる必要があります。ブドウ糖、チョコレート、バナナなど甘いものを食べて糖分を補給しましょう。

12.「 もし不合格になってしまったら・・・」最悪の想定をしてみる

それでもやる気が出ない場合は、もし志望校も後期日程も全部不合格になってしまったらどうなるか本気で想像してみましょう。考えただけで恐ろしいはずです。もう1年、受験生活が続くのは誰しも嫌ですよね?そうならないためにも今、問題を解き続けるしか方法はありません。

13. 締め切り効果を利用する

皆さんは夏休みの最終日に焦って宿題を終わらせた経験はありますか?あえて締め切りまでの期間を短く設定することで、いつも以上の集中力が働くことを「締め切り効果」と言います。

これを利用し、例えば「明日までに問題集〇ページまで進める」と、短期的な目標を設定すると集中力を高めて問題に取り組むことができます。

14. スマホ以外のリフレッシュ方法を見つける

「分かっていてもやりがち」なのが、休憩時間にスマホをいじってしまうこと。
スマホのライトは人間の神経を興奮させる働きを持っていますし、画面を見つめて情報を取り入れていると目と脳は休まりません。

休憩時間にSNSなどを見ると気持ち的にはリフレッシュできるかもしれませんが、人間の体的には休憩ができていないのです。
体が休まっていないので、休憩時間が終わっても集中力や注意力などのコンディションは回復しないまま。
つまり、休憩をした意味がなくなってしまう……どころか、無駄に時間を浪費しただけになってしまうのです。

受験生のころ、スマホに代わるリフレッシュ方法を探していて、目を付けたのが「けん玉」でした。

休憩時間に練習していたら、いつの間にか「日本一周」という技ができるように。しかし、熱中すると休憩時間を超えてけん玉をしてしまっていたので、何事も熱中しすぎないように気をつけましょう。

15. 家族に宣言してリビングで勉強する

家族に「〇時間勉強する」と宣言し、リビングで勉強するのも効果的です。

家族の監視(見守り)の目線をうまく利用しましょう。

16. 友達と勉強してモチベーションを高め合う

1人では何となくやる気が出ないときも、友達が勉強している姿を見ると自然とやる気が出てきますよね。

勉強したくない気分になったとき、よく塾の自習室や図書館に行っていました。他の人が勉強しているのを見ると「焦り」が出てきて、すぐに勉強に取り掛かれます。

さらに人に教えることで、より深い理解を獲得できます。切磋琢磨できる仲間と、問題について説明し合うことで知識が定着するのです。

私は数学が苦手な理系だったので、よく数学が得意な友達に教えてもらったり、逆に文系の友達に教えたりしていました。いざ教えると、実は理解していなかったことなどがわかり、教えている方もとても勉強になります。

医学部の勉強は、ほとんどが暗記です。暗記問題も友達と話すと、より覚えやすくなるので、試験前はよく友達と一緒に勉強しています。友達とゴロを作り合うのもオススメです。

17. 30分以内の昼寝で午後の集中力アップ

夜しっかり寝ていても、ずっと勉強していると眠くなってしまうこともあります。そんなときには、思い切って昼寝をしてみましょう。

と言っても、ベッドでぐっすり寝てしまってはついつい寝過ぎてしまいますし、夜に眠れなくなってしまい、生活リズムが崩れてしまいます。

15分〜30分くらいの間で時間を決め、勉強机など熟睡はできない環境で眠りましょう。電車の中など移動中に昼寝ができれば時間の有効活用になりますね。起きた後はしっかりストレッチをして、目を覚まして勉強に気持ちを切り替えましょう。

18. 当たり前だけど生活リズムを崩さないことが何より重要

言うまでもなく体調管理の基本は、正しい生活習慣です。

より具体的に言うと、「睡眠時間を削らず、早寝早起きをし、バランスの取れた食事を摂る」ことが大切です。

思ったようにその日の勉強が進まないと、その分を取り戻そうと夜ふかしして勉強する人がいますが、これはあまり良くありません。
というのも、寝るのが遅くなるとその分朝起きるのが遅くなるか、あるいはしっかりと睡眠を取れないまま目覚めることになってしまうからです。

起きる時間が遅くなってしまうと生活リズムが崩れてしまいますし、睡眠時間が短くなる場合は一晩寝ても集中力や発想力が回復しきらないままになってしまいます。
どちらにしてもコンディションが低下してしまいますので、思ったように勉強が進まなくても調整できるようなスケジュールをあらかじめ考えておくようにしましょう。

19. 「今日は休む日」と決める

人間なので毎日勉強していたら疲れたり、単純に体調が悪かったりする日もあるでしょう。そんな時は思い切って休みましょう。時には体と心の充電も必要です。しっかり休むことで、次の日にまたしっかり勉強できるようになります。

一番良くないのは、「勉強しなきゃ」と思いながらダラダラと時間を過ごしてしまうことです。焦りが大きくなるばかりで何も良いことはありません。

20. 気分転換をしていても、勉強のことを頭の片隅に置いておく

完全に勉強のことを忘れて気分転換をすると、再び勉強モードに戻るのが難しくなり、気づけば1時間休憩していた、なんてことも。

いわゆる「成績のいい人」は頭の片隅で常に勉強のことを考えています。例えば、さっき解けなかった問題や、暗記したけど仕組みが分からずモヤモヤしていることなどが頭をよぎります。

受験勉強ではこの状態が理想的です。

やる気の出し方は人それぞれ!自分に合ったやり方を見つけよう

受験生なら誰でも悩む「やる気」の出し方。

医大生も同じ道を通ってきました。

高校生のころに、自分なりのやる気の出し方を見つけられたおかげで、大学の試験も乗り切ることができました。

諦めずにいろいろな方法を試し、自分の「やる気の出し方」を見つけましょう。

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