生理の不調が受験に影響したらどうしよう?解決策を解説します
みなさんこんにちは。年末年始になり、入試本番まであと少し。最後の追い込みをしている時期ですね。春がやってくるまであと少しです。
今日は、女子受験生にとって切っても切れない、生理に関してお話ししたいと思います。
「生理と受験日が重なったら…」「あの眠気が本番きたらどうしよう!」と思っている方も多いかもしれません。どうやって受験を乗り切っていくか。早速見ていきましょう。
そもそもなぜ生理で不調が出るのか?
生理が始まる1週間くらい前からイライラしたり、気分が落ち込んだり。でも生理が来たらよくなる。そんな人はいませんか?これは治療できるもので、PMS(月経前症候群)と言います。詳細な原因は今の所不明ですが、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の不均衡が関係している、と言われています。
また、生理前には女性ホルモンの1つであるプロゲステロンの分泌量が増加します。すると基礎体温が上昇し、眠気の元となります。月経中に眠気が強い人もこれが原因と言われています。
生理の直前、または生理中の腹痛、気持ち悪さ、頭痛などが強くなると、勉強に集中できなくなります。日常生活に支障が出るレベルですので、これを月経困難症といいます。これもPMSと同じで治療対象なんです。これはプロスタグランジンという、子宮の一部から生成される物質が子宮の筋肉を過度に収縮させて、血管を収縮させたりすることによって起こると言われています。
他にも、生理が1ヶ月の間に数回来る、逆に生理が来なくなってしまった、という症状の方もいると思います。これは受験勉強のストレスの場合もありますし、他の原因からくる事もあります。
女子受験生にとって、生理の不調で頭を抱えるのは当たり前、我慢しなくてはいけない。と思っている受験生の人も多いのではないでしょうか?
我慢する必要ありません。適切な対処をしていきましょう。
取れる対策は?
まず手っ取り早くできる対策をいくつかご紹介していきます。
①体を温める
月経困難症では、血管の収縮によって症状が出現するとお話ししました。そのため、体を温めて、血管を緩めてあげることが効果的、と言われています。今は寒い時期ですので、普段よりも着込んだり、暖かい靴下やネックフォーマー、腹巻などを活用しましょう。
②ハーブティーを飲む
使うハーブによって得られる効能が違います。生理の不調に効くと言われているハーブが意外とたくさんあるんです。
・チェストベリー
チェストツリーと言われる木にできる果実です。古くから生理痛や月経不順といった症状に効くと言われて重宝されてきました。一般用医薬品として、日本で唯一のPMS治療薬であるプレフェミンにもこのチェストベリーの成分が配合されています。
・カモミール
多くの方が一度は見聞きしたことがある名前だと思います。甘い香りと穏やかな香りで、万人に好まれるハーブです。PMSにだけではなく、炎症効果もあると言われています。
・セントジョーンズワート
和名をセイヨウオトギリソウと言います。この名前の方が聞いたことがある方は多いかもしれません。精神的な不調に対して使われることの多いハーブで、PMSで生じる気分の落ち込みや不安に対して効果があると言われています。
③症状に対する薬を飲む
市販薬であれば薬局で買えますし、すぐに対処することができますね。
頭痛や腹痛にはバファリンやロキソニン、PMSの症状には先ほども紹介したプレフェミンもいいでしょう。また、漢方という手もあります。漢方は薬剤師さんにも出してもらえる場合があります。
④病院へ行く
上で、生理に関する不調が出るもの2つ紹介しました。どちらも治療可能です。
試験が直前の今ですが、薬を出してもらうことで症状の改善が図れます。
婦人科のクリニックに行ってまずは診察を受けましょう。
しかし、クリニックにいくのが抵抗がある…という方もいると思います。病院に行くくらいなら我慢すればいい、と考える人もいるでしょう。
しかし、今あげた対処法の中で一番効果があるのがこの4番。
私の友人には、生理が来るたびにひどい生理痛に悩まされ、毎回痛み止めが欠かせない人がいます。彼女も痛み止めを飲めばいいと思っていたようですが、ある時痛みが増していっていることに気づきました。そこで意を決して婦人科を受診。低用量ピルを処方されたそうです。飲み始めた途端に効果が現れ、生理痛が大幅に改善されたそうです。
低用量ピルの場合は、経血量もかなり少なくしてくれます。出血量が多くて困っている人にとっては朗報でしょう。また、低用量ピルは基本的に毎日飲むもので、飲み方によって生理がくる日をずらすことができます。大事な試験の日と生理が被らないようにしたい!そんな人にも有用です。
生理は上手に向き合えるもの
いかがでしたか?自分の症状に合った対処法が見つかりましたか?
生理痛はあるのが当たり前、我慢して当然、と考えてしまうのは本当に残念なことです。勉強を頑張っているみなさんは、これ以上我慢する必要ないと思います。
受験直前ではありますが、たとえ受験までの短い間だったとしても、適切に対処すれば快適に過ごして勉強に集中することが可能です。
婦人科から処方してもらう薬は保険適用のものが多く、財布にも優しいです。
そして、今生理との正しい付き合い方を身につけることができれば、これから先もっと自由に過ごすことができるようになるかもしれません。
みなさんの残りの受験生活が順調にいきますように!
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