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【速報2022】東海地方の総本山!名古屋大学医学部!

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私は水泳をやめてから冷え性で、末端神経が冷えているため、夏の温度の高さは、さほど気にならなくなりました。だからといって快適に過ごしているかというと、そうでもなく、「冷房や扇風機で末端神経が冷える一方、湿度の高さで過ごしにくく、とりわけ寝苦しい」という拷問のような苦しさも少しあります。やはり「湿度の高い夏」というのは、人体にとって害です。東北地方や、カナダやヨーロッパなどの夏は、たとえ気温が上がっても、もっと湿度が低いので過ごしやすいです。

さて本日は、いよいよ名古屋大学医学部を紹介・分析します。これまで関東圏・甲信越や北陸地方の国公立大医学部に焦点を絞ってきましたが、旧帝大の一つである名古屋大学を扱って、次回からは名古屋以西の国公立大医学部を取り扱っていきますよ。

名古屋大学医学部の最新情報

名古屋大学ってどんなところ?

地元民から「名市(めいいち)」と呼ばれて親しまれている名古屋市立大学と並んで、名古屋大学は「名大(めいだい)」と呼ばれて、地元の人々から信頼と思慕を寄せられています。

以下の路線地図にあるように、名古屋市地下鉄には、東山公園の近くに「名古屋大学」という駅があり、名古屋市がさほど広くないことも手伝って、名古屋大学は市民の生活の中に溶け込んでいます。

また、旧帝大というと、つい東大・京大・阪大に目が行ってしまいますが、名古屋大学も非常に力を持っている大学であり、以下のニュースにあるように、最近では「大学院生への経済支援を拡充する」という発表が話題を呼びました。経済的な理由で大学院進学をあきらめるケースを防ぎ、日本社会の変革に必要な博士人材の活用に役立てるそうです。

そして、東海地方在住者を対象に「地元で評価の高い大学はどこ?」というテーマでアンケートを実施をしたところ、名古屋大学がダントツで1位だったという調査結果もあります。

「自由・闊達・進取」を学風・特色とする名古屋大学は、現在、世界ランキングTOP100を目指す力がある大学として、文科省の「スーパーグローバル大学事業」の「トップ型指定」を受けています。また言うまでもなく、関係者にはノーベル化学賞やノーベル物理学賞の受賞者もおり、名古屋市の面積が比較的小さい事とは裏腹に、世界をリードする第一級の大学です。

そんな、エリートが集う名古屋大学の医学部ですから、いろいろと知りたくなってくるのも当然です。

公式データに基づく名古屋大学医学部の最新入試情報や入試制度

名古屋大学医学部は、医学科と保健学科に分かれていますが、最新の2022年入試において、医学科は一般入試の前期日程と後期日程の双方で入試を実施しています。文科省と名古屋大学が発表した最新の公式情報に基づいて、分析していきます。

前期日程では、医学科の募集人員は90名でした(学校推薦型選抜を除く)。それに対し、150名が志願し、第1段階選抜を合格して最終選抜を受験したのは130名でした。そのうち95名が合格しています。

実質的な倍率は、1.58倍です。旧帝大だからと恐れるなかれ、かなり低い倍率です。名古屋大学の医学部だからと敬遠した受験生が多かったことが分析されます。

いっぽう、前期日程では学校推薦型選抜も実施しており、医学科の募集人員は12名で、志願者数と受験者数は17名、合格者数は12名でした。

さらに、後期日程では、医学科は5名を募集しました。それに対して38名が志願し、そのうち第1段階選抜を合格して最終選抜を受験したのは8名であり、合格者数は5名です。

「前期日程の95名 + 前期の推薦選抜12名 + 後期日程の5名」の計112名が名古屋大学の医学科の合格を勝ち取っており、全員入学しています。

名古屋大学公式の「受験生応援サイト」には、選抜状況、過去問題(正解と解答例を含む)、選抜要項、募集要項などの情報が網羅されています。とりわけ募集要項は、冊子での配布はないという事ですので、以下の公式サイトより閲覧・取得してください。

なお、医学科の選抜の種類についてですが、一般選抜においては、共通テストに加えて、前期日程では「個別学力検査により幅広い教養と知識について、面接により将来の医師・医学研究者としての適性について評価しする。加えて、県内の地域医療を担う意欲をもった人物を重視した選抜(地域枠)」を行うとあります。

また後期日程では、共通テストに加えて、「面接試験にて将来の医師、医学研究者としての適性及び学力を評価する選抜」を行うとあります。(来年の2023年入試では、前期日程の地域枠の定員は5名の予定で、正式に決まり次第、大学ホームページで発表されます)

なぜ上記の文言を取り上げたかというと、大学が発表した令和4年度の要項では、後期日程において「県内の地域医療の担う意欲」を重視すると記載されているのですが、令和5年度の要項では当該文言が削除されているからです。ですが、後期日程は、とにかく募集人数が少ないため、地域医療に意欲がある受験生が有利にある可能性は否定できないと分析できます。

なお、医学科の学校推薦型選抜については以下のように記載があり、前期日程と同様です。すなわち、「大学入学共通テストによる基礎学力の評価のみならず、面接試験により、医学研究者への志向性を持ち、将来研究医を目指す能力と資質を有した人物を重視した選抜」が行われます。

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名古屋大学医学部の入試科目や配点

医学部医学科の科目や配点については、来年行われる2023年入試(令和5年度入試)の詳細が大学より発表されていますので、それを解説・分析していきます。

まず一般選抜から見ていきましょう。医学部医学科の入試は、前期日程も後期日程も、かなり特徴のあるものになっています。

前期日程は、共通テスト900点、個別学力検査1650点、計2550点の勝負になります。個別学力検査の「数学」「理科」「英語」がそれぞれ500点ずつの配点で、かなり高く、粘り強く対策して、3科目でしっかりと点を稼ぐ必要があります。そして個別学力検査(2次試験)に「国語」もあるのが最大の特徴の一つですが、配点は150点と低く、なおかつ「国語総合・現代文B」から出題され、古文・漢文は除かれるので、理系受験生にとっての負担もそこまで大きくないです。(でも油断しないようにしましょう!)

さらに、個別学力検査(2次試験)の総合点が、共通テストの総合点の2倍近い比率であり、最終合格は2次試験重視であることも忘れないでおきましょう。

共通テストの各科目の配点は、「国語200点、地歴公民100点、数学と理科と外国語が200点ずつ」とオーソドックスなものです。個別学力検査の配点は、「国語150点、数学500点、理科500点、英語500点」で、きわめて特徴的です。共通テストの地歴公民は、「世界史B、日本史B、地理B、倫理・政経」より選択するので、現代社会での受験はできません。理科は、共通テストも2次試験も、「物理、化学、生物」より2科目選択。2次試験の数学は、数学Ⅲが含まれます。

後期日程は、まず前期日程と同じ配点で共通テストがあります(計900点)。そして、面接があります。面接は、前期日程でも後期日程でもあるのですが、「何点分か」などは明示されていません。レベルの高い国立大学なので、大学院入試のようでもあります。そのため、後期日程では、得点化される試験としては、共通テストの900点だけになりますが、後期日程では「英文の課題に基づいた面接(口頭試問)」を行うと明記があります。

医学部入試で口頭試問を行うのは、レベルの高い医学部だけになります。また、後期日程入試に関しては、大学側からの情報開示が比較的少ないのですが、医学科入試に関しては「前期日程は、大学入学共通テストの成績が900点満点中600点以上の者を第 1 段階選抜の合格者とします。」「後期日程については、募集人員( 5 名)の約12倍までの者を、大学入学共通テストの成績に基づいて第 1 段階選抜の合格者とします。」ということは明示されています。

医学科の学校推薦型選抜についても解説

学校推薦型選抜は、やはり、かなり特殊な形態の入試です。

名古屋大学の医学部医学科においては、共通テストを受験するのはもちろんのこと(科目は、一般選抜の前期日程や後期日程と同じです)、大学が発表する要項において、「医学研究者への志向性を持つ人材であり、調査書の学習成績概評がAに属し、学習成績・人物ともに特に優秀で、学校長等からⒶとして責任ある推薦を受け、合格した場合には必ず入学することを確約できる者」と出願資格が規定されています。

世界でもトップレベルの名古屋大学でも、合格した場合には必ず入学することが条件になっています。

また、各高等学校から推薦できる人数が1名と規定されているのも、ニッチですが厳しい規定です。

そして、第1次選考では「提出された志願理由書、推薦書及び調査書並びに大学入学共通テストの成績」により20名の合格者が決定され、面接選考に進めます。志願理由書、推薦書、調査書が全て加味されますが、配点や比率などは公表されていません。ある意味では、一種の「賭け」のような勝負になります。

第2次選考(面接)では、「和文と英文の課題を設定し、プレゼンテーションと口頭試問による面接を実施し合格者を決定します」ということです。プレゼンテーションがある点は、欧米の最新の傾向と潮流を汲むもので日本ではまだ斬新ですが、第1次選考に比べれば、今まで総合的に培った英語力と学力がダイレクトに反映されます。最近の日本の高校生は、プレゼンもだいぶ得意になりましたから。

なお、来年実施される医学科の学校推薦型選抜については、2022年の11月に大学ホームページで要項が発表されますので、以下のページから最新情報をご確認ください。

まとめ

以上、いかがでしたか。冒頭の名古屋大学についての概説で、大学院生への奨学金・経済支援が倍加することをお知らせしましたが、これはなにも医学部と無関係ではありません。

「研究医(医師免許を持つ研究者)奨学金制度」があり、「研究医を目指し、大学院(MD・PhDコースを含む)へ進学する者への経済的支援を図るため、国の政策に基づいた奨学金制度」が敷かれています。名古屋大学で医学博士を取れば、文字通り自然科学と医学のエリートとして栄光の道が開かれます。「国の施策に基づいた」とは、簡単に言うと、国のお金の奨学金という事ですから、現金な言い方で申しますと、ぜひ貰ったほうが得です。

その一例として、名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科のオリジナルサイトより、博士課程スカラーシッププログラムのページをご紹介します。医学部へ入学を希望する受験生は、医学系研究科・医学科のオリジナルサイトも、くまなくチェックしておきましょう!

どんなに多くの人に相談しても、どんなに多くの併願校に思いを巡らせても、実際に受験する大学を決めるのはあなた自身です。たくさん相談して、たくさん悩んで考えて、最後は、自分の未来を切り開くために、勇気をもって英断を下してください。

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Dietrich

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東京大学大学院修了。東京都出身。三多摩地域の自然をこよなく愛し、よくサイクリングを楽しむ。また大のドイツ通で、クラシック音楽鑑賞が趣味。英語とドイツ語とフラ...

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