【速報2022】個別試験重視!開学当初の理念が息づく大阪大学医学部医学科!

医学部入試情報

本日は、旧帝国大学の中でも屈指のレベルを誇る大阪大学が擁する医学部に絞って、医学部や医学科の情報をお届けします。

大阪近辺では、江戸時代以降、「政府」や「お役所」の「お膝元」を離れて、いわば在野の市民たちによって活発な商業や学問が営まれてきました。大阪大学医学部を知ることを通しても、そのような伝統と熱い気風を感じることができます。

大阪大学医学部の最新情報

大阪大学ってどんなところ?

1931年に大阪帝国大学が開学されたとき、医学部と理学部のみによるスタートでした。戦後の1949年に、工学部、文学部、法経学部(法律と経済という社会科学を学ぶ文系学部。かつてはドイツの影響で「法文学部」等もあった)が新設されました。

では、1931年の開学当初から医学部が設立されていたのには、何か由来があるのでしょうか。戦後になって医学部を新設した国公立大学も多いですから、気になるところです。実は、大阪帝国大学は、旧大阪医科大学を統合して設立されたので、必然的に最初から医学部があったのです。また、この旧大阪医科大学は、源流を遡(さかのぼ)れば江戸時代に緒方洪庵が開いた適塾にたどり着くとされており、大阪大学の本家本元は「適塾」にあると言われています。江戸時代より、商人・町人(市民)・財界の力が強かった大阪らしいエピソードです。

また、2007年に大阪外国語大学が大阪大学に併合され、大阪大学外国語学部となったことは比較的有名です。

そして、大阪大学公式サイトには、「第6代総長正田健次郎の基礎工学部創設の理念でもある「科学と技術の融合により真の文化を創造する」、第11代総長山村雄一の「地域に生き世界に伸びる」という理念や精神は大阪大学に受け継がれています」と謳われています。京阪神地区に在住の方に限らず、旧帝国大学や関西圏の大学に興味のある高校生は、公式サイトの「大阪大学の歴史」を読んで、大阪大学の理念や「知の本質」について考えをめぐらせてみるのも乙なことです。

 

 

公式データに基づく大阪大学医学部の最新入試情報!決して高くない医学科の実質倍率

では、文科省や大学が公表した最新の公式データに基づいて、大阪大学医学部の入試状況を分析していきます。

最新の令和4年度入試において、大阪大学医学部医学科は100名の募集を行いました。医学科でちょうど100名というのは、大阪大学のステータスやネームバリュー、国際的に最先端の研究大学としての実力と地位を考えれば、かなり多い定員であり、高校生にとって「広き門」が開かれています。

なお、医学部には医学科の他に保健学科もあり、保健学科には3つの専攻があります。保健学科の看護学専攻が80名の定員、放射線技術科学専攻が40名の定員、検査技術科学専攻が40名の定員で、医学部の定員は合計で260名です。大所帯となります。

医学部はどの学科・専攻も、ほぼ全員を一般選抜前期日程で募集していますが、すべての学科・専攻が若干名を学校推薦型選抜で募集しています。学校推薦型選抜では、医学科は「5名程度」を募集し、それに対し31名が志願し、3名が合格しています。倍率が高くなりましたね。なお学校推薦型選抜では、保健学科でも倍率が4倍を超える専攻が多いです。なお、総合型選抜は、医学部の入試では実施されていません。

そういった事情で、医学科は95名を前期日程で募集しました。それに対して260名が志願し、うち238名が実際に受験しました。このうち99名が合格しました。令和4年度の医学科の前期日程入試の「実質的倍率」を、実際に受験した人数と合格者数をもとに割り出してみると、ちょうど2.40倍となり、決して高くありません。(ちなみに、令和4年度入試では、前期日程で合格した99名と、学校推薦型選抜で合格した3名の計102名が医学科に入学しました。)

確かに日本では「東の東大、西の京大」が強烈なネームバリューやブランドを持っておりますが、実質的な研究実績においては、大阪大学も京都大学とほぼ同じとも捉えられます。ぜひ、鋼の意志と緻密な計画によって合格を勝ち取ってほしい医学科の1つです。合格したら、周囲から尊敬のまなざしを注がれ、進路や将来も切り開かれて、人生が変わります。

なお、2022年に行われた一般選抜について、学科・専攻ごとに、配点・最高点・最低点・平均点といった情報が、大阪大学公式サイトで公表されています。以下に画像を添付しますので、是非参考にしてください。

最新の令和5年度入試の要項が公表!後期入試は実施されず前期日程勝負

令和5年度入試(令和5年4月入学)の入学者選抜要項が、この度公式サイトで公表され、冊子体の配布も始まりました。

医学科は前期日程で90名が募集され、学校推薦型で5名程度が募集されます。

そして、医学部医学科は、共通テストの点数によって第1段階選抜が行われ、募集人数の約3倍の人数が第1段階選抜の合格者とされ、個別学力検査(2次試験)に進むことができます。なお、最低でも共通テスト900点満点中630点以上でないと、第1段階選抜を合格できません。そのため、たとえば、受験生全員の共通テストの成績が悪く、630点以上の人が募集人数の2倍しかいなかったら、第1段階選抜の合格者数は募集人数の2倍になりえます。

そして、医学科は、面接がある一方で、小論文は課されないとの事です。後期日程の入試は一切行わないとの事です。

以下のリンクより、令和5年度入試の選抜要項の全ページを閲覧できます。

また、入試日程はとりわけ重要ですので、以下に情報を貼り付けておきます。参考にしてください。

 

2023年に実施される医学科の入試の配点は?

最後に、2023年に実施される医学部医学科の前期日程の入試(定員:90名)の配点等を解説します。

まず何と言っても、最大の特徴は、令和4年度入試と同じく、「共通テスト500点:個別試験1500点」という、個別試験を重視する配点です。共通テストは、外国語・国語・地歴公民・数学・理科の全てが100点ずつの配点に換算されます。理科の配点が低く、数学の配点も低く、国語や地歴公民と同じですが、全体として「共通テスト:個別試験=1:3」となりますので、第1段階選抜を通過できるよう共通テスト対策も行いつつ、個別試験に最大の労力を注ぐ必要があります。

とはいっても、共通テストでは絶対に900点満点のうち630点を取らなければなりませんが、全体の受験生の共通テストの成績が優秀なら、募集人員の3倍が個別試験に進めるというシステム上、共通テストの成績がかなり良くても足切りを受ける可能性があります。

なお、共通テストの理科は、物理・生物・科学より2科目選択、数学では数学Ⅲは課されません。地歴公民は、世界史B,日本史B,地理B、「倫・政経」より1科目選択です。

個別試験の配点は、数学、理科、英語がそれぞれ500点ずつです。数学は、数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B。理科は、物理、化学、生物より2科目選択です。そして、面接について、詳しく注意書きが記されています。

個人面接(10分程度)によって、人間性・創造性豊かな医師及び医学研究者となるにふさわしい適性を計り、一般的態度、思考の柔軟性及び発言内容の論理性等を評価します。複数の面接員による評価を参考にして、場合によっては、複数回の面接をすることがあります。なお、面接の結果によって、医師及び医学研究者になる適性に欠けると判断された場合は、筆記試験の得点に関わらず不合格とします。)

上記の但し書きは、「複数の面接院による評価を参考にして・・・」のくだりは、日本語の意味が少し不明瞭ですが、とにかく、複数の面接員が評価すること、そして面接が複数回行われることがあることに違いないでしょう。面接の結果によっては、筆記試験がどんなに素晴らしくても不合格にあることがあるという、エリート国立大学型の面接試験になります。

まとめ

大阪大学は、ここ数年に絞って見ても、社会変革やイノベーション、そして生き甲斐を社会に生み出していくという大理念を掲げており、実際に優れた研究と教育によってそれらを遂行しています。偏差値が高いだけでなく、地域社会とグローバル化の両方を活性化していくという、大阪大学全体の理念に基づいて西欧的なアカデミックな使命を果たしている、優秀かつユニークな大学です。

大阪大学を気に入って医学部を受験すると決めたら、決してあきらめずに、図太く努力を重ねてください。入学してから刺激的な環境で得られる多くの大切なものは、それまでの苦労や涙を笑顔に変えてくれます。

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