医大生インタビュー(9)
聖マリの医学生になるまで(聖マリXさん)

合格するまでに何回もチャレンジする人も多い医学部。
「来年こそは医学部に合格したい」と考える人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は医学部に入るまでに浪人を経験された聖マリアンナ医科大学の先輩にお話をお伺いしました。
「なぜ医者になろうと思ったか」そして「浪人して併願校は変わったか」などを教えて下さいました!
「医者になりたいけど、進むべき医学部はどう決めたらいいの?」とお悩みの方必見です。
今回インタビューした医大生の先輩はこちらの方!
【お話を聞いた方】
Xさん
【学校・学年】
聖マリアンナ医科大学医学部
【現役・既卒】
2浪合格
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医学部に合格するまでの併願校
今回からは、聖マリに合格されたXさんにインタビューしています。
医者になったきっかけと、浪人時の話を教えていただきました。
医者になったきっかけは?
– 医者を志したきっかけはなんですか?
Xさん:小児喘息を患っていたことが最初のきっかけですね。
体育を見学したり、発作で保健室に行ったりしても、軽い発作だと治ってしまうため低学年ではサボったと言われてしまうこともありました。
中学・高校の時は医学部以外でもいいと思っていた時もありました。
しかし、仲のいい友人が病気で倒れてしまい、自分には何もできなかったことがショックで医師を目指すようになりました。
医学部を目指すリアルな意識が出てきたのは高2の終わり頃です。
現役時と浪人時の受験の違いはあったか
– 現役の時と浪人のときで、志望校の変化などはありましたか?
Xさん:現役の時は学力が足りず、自分でも不合格は分かっていたので「全力を出してどれだけ行けるか」の確認として受験しました。
だから、受けたのも国立1校と慶應義塾大学医学部・順天堂大学医学部の3校だけでした。
1浪目は国立と私立を7校ほど受けました。
挑戦校1、実力校3、滑り止め校3のスタンダードな形ですね。
ただ結局1浪のときも国立は2次で落ちてしまい、私立も補欠で繰り上げ合格が目の前で止まるという結果になってしまいました。
2浪してダメなら医学部はやめようと思っていたので、2浪の時は不安が強かったですね。
医学部以外なら生物系や薬学系の研究に進みたいと思い、医学部以外にも農学部・薬学部も受けました。
この時は聖マリ以外にも日大の農学部、理科大の薬学部にも合格しています。
– 志望校を決めるときに重視したことなどはありますか?
Xさん:受験の傾向より、払える学費かどうかが重要でした。
なので、「自分の受かりそうな偏差値で、払えそうな学費の学校を受けた」というのが正直なところです。
他には昭和大・東邦大を受けています。挑戦校として慈恵医大ですね。
多くの受験生にとって、医学部受験は受験の傾向よりも学費のハードルが高いと思います。
聖マリも安い方ではないのですが、神奈川県の奨学金が借りられたので進学を決めました。
次回は「医学部に入ってみてギャップを感じたこと」について!
「医学部は、問題傾向より学費が払えるかどうかが大きい」というのは確かに医学部ならではの志望校の選び方。
受験生の皆さんは、自分の偏差値を挙げて合格点を取れるようにしていくことはもちろん、どんな奨学金が使えるかもしっかりチェックしておいたほうがいいかもしれませんね。
さて次回は、Xさんが実際に医学部に入ってからのことをお伺いします。
「入学前に抱いていたイメージと、実際に入ってからのギャップはどこにあったか」を中心に話していただきました。
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