【2022保存版】共通テスト英語長文で9割取るための勉強法と参考書4選!

医学部対策の勉強法

皆さん受験勉強は進んでいますか?

今回は英語長文の勉強方法とおすすめの参考書を紹介します!

英語長文の心構え

単語力が最も重要!

構文が複雑だったり、文章が長かったりした場合でも、単語さえ分かっていればある程度意味を推測できます。

一般的には共通テストレベルで4000~5000語、難関大学レベルでは5000~6000語が必要だと言われています。学校の教材としておそらく4500語レベルの単語帳を使用しているところが多いでしょう。できるだけ早く、遅くとも高校2年生までに学校で購入した単語帳を全単語しっかり覚えておくことが必要です。

私の高校では、毎週10単語ずつ単語テストを行っていました。皆さんの中にも、このように毎日少しずつ単語を覚えていませんか?実はこの「毎日ちょっとずつ覚える」という方法はあまりおすすめしません。一旦覚えても必ず忘れるからです。

おすすめは、集中して一度に大量(50単語前後)を暗記し、それを1週間毎日小テスト形式で復習する方法です。毎日7単語ずつ覚えるより、50単語を7回復習する方が定着します。

暗記カードなどに書いておいて、覚えた単語をこまめに復習するようにしましょう。

文章の読み方

まず、The New York Times から引用した以下の文を読んでみてください。

“There, the local authorities over the weekend ordered most of the city’s 18 million residents to stay at home, postponed the start of the school year and shuttered most public transportation, after detecting about 400 cases in the past week.”

読みながら頭の中で次のように訳せるようになるのが目標です。

「そこで、地元政府は週末に1800万人の市民のほとんどに家にいるように指示した、学期始めを遅らせてほとんどの公共交通機関を閉ざした、先週400人の症例を見つけてから」

このようにほとんど直訳で構いません。日本語と英語では語順が異なりますが、日本語には「て、を、に、は、から、まで」などといった便利な助詞があるので、語順が違っても意味は通じます。

長く複雑な文でも、このようにコンマや関係代名詞、接続詞などで区切って塊ごとに直訳していけば難しくありません。

無視していい文法事項

長文で高得点を取るには、精読と速読のバランスが必要です。どちらかにこだわりすぎても高得点は取れません。

たとえば学校の授業でこんなことを習いませんでしたか?

「分詞構文には、時・条件・原因・譲歩・付帯状況・結果の6つの用法があり、それぞれ訳し方が異なるのでどの用法に値するか考える必要がある。」

こんなのは考えなくていいです。文法学者になるわけでないので、分詞構文は「~して」と訳せば大体合っています。速読のためには、○○の△つの用法といった文法事項は無視して構いません。

時間を測って練習しよう

大学受験では1分間に120~150語読むスピードが求められます。練習の際も必ず時間を測って解きましょう。初めは時間内に解けなくても、慣れればだんだん速く読めるようになります。

共通テスト英語長文におすすめの参考書4選

全レベル問題集英語長文

この本には構文の説明が詳しく書かれており、「精読」が鍛えられます。

1~6とレベルが分かれていますが、初めての英語長文の参考書としてレベル4がおすすめです。複雑な文の構文もていねいに解説していあり、苦手な人でも勉強しやすいです。レベル5とレベル6は少し構文の説明が省略されるので、レベル4で基礎的な力をつけてから他の問題集に挑戦するのもいいでしょう。

やっておきたい英語長文

国公立大学の入試問題から多く良問を集めている問題集です。全て記述式の問題なので、二次対策におすすめです。

なお4つのレベルのうち、最も基礎的な「やっておきたい英語長文300」にも多く国公立大学の入試問題が扱われており、英語に自信がない人には少し難しいかもしれません。また構文の解説が少なく、自分である程度SVなどを把握できる人におすすめです。

基礎的な力がある人はぜひ同シリーズ「やっておきたい英語長文500」に挑戦してみましょう。文章の質も設問も良いものばかりで、実践的な力が身に付きます。

英語長文レベル別問題集

こちらも構文の解説に力を入れており、すべての文に構文の説明が付いています。東進のレベル別シリーズは、細かくレベル分けされており自分に合ったレベルを見つけられること、有名塾講師の解説がわかりやすいこと、そして1冊に長文が12問しかないことが特徴です。設問が少ないので、短期集中で1冊を仕上げることができます。

私も高校生の頃に、英語と物理で東進のレベル別シリーズを使用していました。例えば私は、「今日から1週間を〇〇教科の強化週間」と設定し、短期集中で1教科ずつ取り組むスタイルだったので、短期間で問題集を仕上げられるこのシリーズを愛用していました。

英語が苦手な人はレベル4から、得意な人はレベル5を目標に練習するといいでしょう。

基礎英語長文問題精講

最後に、英語を得点源としたい人向けのおすすめを紹介します。「基礎」と名が付いていますが、かなり解きごたえのある問題ばかりです。

1冊にたっぷり40の文章が収録されています。それぞれに語彙問題、構文問題、和訳などの設問があり、さまざまな形式の問題に慣れることができるでしょう。一つひとつの構文の解説は詳しくないので、英語が苦手な人にはおすすめしません。

同シリーズにさらに難しい「英語長文問題精講」があります。高校時代、英語が得意だった私は気安くこの本に挑戦してしまい、難しすぎて数問で諦めた記憶があります。こちらは最難関国立大学レベルで、すでに英語が得意でさらに得意になりたい人におすすめです。

英語長文を得意にするには

これまで勉強方法とおすすめの参考書4選を紹介してきました。重要なのは、正しい方法で自分のレベルに合った教材で勉強することです。まずは「ぎりぎり読める」くらいの文章から練習を始めましょう。

正しい方法で努力すれば、必ず力がつきます。「精読」と「速読」を鍛えて、共通テスト英語での9割獲得を目指しましょう。

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