【2023受験生必読】受験勉強が将来に役立つこと7選
何のために受験勉強をするのか分からない…。
親や先生に「勉強しなさい」と言われる、周囲の友人も勉強をしている、などを理由に何となく勉強しているけれど、受験勉強をする意味や大学に進学する意味が見出せない方もいらっしゃのではないでしょうか。
また、すでに受験勉強中の方の中にも、「しなければいけない勉強」や「成績」に追いかけられているような感覚になり、受験勉強の意味が分からなくなっている方もいるでしょう。
今回は、受験勉強をして大学に進学することに何の意味があるのか、7つの視点からその意味を解説し、さらに受験勉強の意味に悩む方がすべきことを紹介します。
Contents
受験勉強が将来に役立つこと7選
受験勉強をすることは一体何の意味があるのでしょうか。
受験勉強から得られるものは、「受験勉強それ自体から得られること」、「大学に進学することで得られること」の大きく二つに分けられます。
自己管理能力が身につく
大学受験を経験することで身につく最も重要な能力は自己管理能力でしょう。
自己管理能力とは、目標や時間、行動、健康などを自分で管理しコントロールする能力です。
この能力は大学受験をする上で自ずと求められ、培われます。
- 1日の時間の使い方や勉強について、ベストと思われる方法を考えて、試してみる、うまくいったかふり返る、そして改善していく。
- 自分の苦手分野や弱点を洗い出し、成績を上げるために戦略を考える。
- どこで勉強をするのが良いか考える。カフェや図書館、自習室などいろいろな場所を試してみる。その日の勉強の進み具合や集中度合いによってその場所に通ったり、たまに勉強場所を変えたり、工夫しようとする。
この、計画を立て、実行し、振り返り、修正する、という自己管理の能力は社会人になってからもずっと求められる能力です。
自分で試行錯誤することができるようになれば、それ自体が大きな学びとして意味があります。
こちらのページでは、社会で働く上での自己管理能力について詳しく説明されています。
「勉強の仕方」「努力の仕方」が分かるようになる
さらに、自己管理として試行錯誤を繰り返したことで、見つけた自分の「オリジナル」も今後大きく活かすことができます。
受験以降も、資格試験などで勉強をする機会は必ずあるでしょう。
その時に自分に合った「勉強の仕方」「努力の仕方」がわかっていれば強みになります。
「勉強の仕方」として、勉強をする場所を例に挙げると、勉強の気分が上がらない時や苦手な科目はカフェの方がはかどる、逆にテスト前日で追い込まれているときは図書館など静かな場所の方がはかどる、など。
把握していることで今後勉強するときに役立ちますね。
「努力の仕方」についても同様です。努力の仕方とは具体的に、必要な努力、目的にフォーカスした努力、さらには努力を続けるための方法などがあるでしょう。
SNSは断ち切った方が良いのか、息抜きのためにむしろあった方が良いのか、ノートはどのくらい作り込むのが自分に合っているのかなどが例として挙げられます。
努力の経験が自信に繋がる
自分の「遊びたい」「もっと寝ていたい」という欲望にあらがいながら、「勉強を続けた」「努力した」という経験は自信になります。
また、勉強は自分の成長を実感しやすいものでもあります。努力が確実に自分を成長させている、と感じることができることも自信に繋がるのです。
「自分は努力することができる」「学ぶ能力がある」と思うことができれば、新たなスキルや知識を学ぶ必要が出てきた時の心理的なハードルがぐっと下がることは間違いありません。
教養が身につく
ここまでは「経験」として大学受験が役立つ面を見てきましたが、受験勉強で学ぶ内容自体も、自分の財産になります。
それは、「教養」です。
教養は最近はビジネスマンにも注目されていて、書店にも関連書籍が多く並べられています。
世界史・地理・経済・倫理などは、世界の政治や経済の流れを知るために役に立つでしょう。
数学も、限られた情報を整理し、公式を必要に応じて用いることは情報整理能力や問題解決力を培います。また、作業能力や処理能力も求められるでしょう。
このように、受験勉強を通して、社会で役立つ「教養」を学ぶことができるのです。
大学時代に新たなものや人との出会いがある
ここからは「大学に進学することで得られること」について紹介します。
1つ目は、人や分野との出会いで、自分の視野や選択肢を広げられるということです。
大学では、様々な価値観を持った人に出会います。
シンプルな例を挙げると、大学には様々な出身地域の人が集まります。育ってきた環境が違えば、価値観も違いますよね。
様々な人に出会うことは、自分の視野を広げてくれます。
また、大学では様々な分野の授業を取ることができます。そして、それぞれの科目は専門の教授に教えてもらうことができるのです。
卒業のための単位を取るため、深く考えず取った授業で、全く知らなかったことを知ることは、自分の将来の選択肢を広げるでしょう。
大学での「人」「分野」の出会いが持つ意味は大きいのではないでしょうか。
「大学生」になったからできる経験がある
「大学生」という立場は、学割が使えるだけではありません。
「大学生」だからできることがたくさんあります。
インターンやサークルに参加できることは大きなメリットでしょう。
インターンとは、学生が社会に出る前に、興味のある企業で実際に働いてみることです。
インターンに参加することで自分が興味がある業界や企業が自分に合うか確かめることもできます。
インターンについて詳しく知りたい方はこちらのページを参考にしてください。
また、サークル活動では、高校の時より大きな規模で自分の好きなことに情熱を注ぐことができます。
バンド好きな友人は、ライブを運営するサークルに入り、自分が好きなデビュー前のバンドを呼んでライブを主催しています。
サークルやインターンに参加しなくても、大学生は自分の時間を作りやすいので、自分の好きなことは何かじっくり考えたり、取り組んだりすることができるでしょう。
「大卒」の学歴が手に入る
現代は、学歴より能力が重視される社会になってきています。
また、偏差値が高い大学に通ったから、大卒だから、といって「偉い」わけでもありません。
しかし、大卒であることは、「努力できる」ことや「その大学に行ける地頭の良さがある」ことの証明になるという側面は否定できません。
あなたのことを何も知らない人が、あなたがどんな人なのか、どのように生きてきたか、を判断する1つの材料になるのです。
受験の意味に悩む受験生がすべきことは?自分と向き合おう
ここまで、受験勉強がどのように役に立つのか紹介してきましたが、受験勉強をすべきか、もしくはしたいのか、自分の気持ちが分からない方もいるでしょう。
「一般論として役に立つこと」と「自分にとって役に立つこと」は時に別物です。
「自分にとって役に立つこと」なのか、考えてみる必要があるかもしれません。
将来の夢について考えてみる
大学受験は自分の将来のためにするもの。将来を思い描いてみることが大切です。
自分の将来の夢を考えてみましょう。
将来の夢と言っても「弁護士」「カウンセラー」など、職業である必要はなく、「こんなことがしたい」「こんな風になりたい」「こんな生活がしたい」と、自分がワクワクできる未来であれば大丈夫です。
受験生や高校生として過ごす時間も、人生の中の貴重な時間です。
「将来こんなふうになれたら嬉しい」と思う未来に繋げるために、どんな選択をし、何に時間を使うのか考えれば、自分にとって受験勉強が持つ意味が見つかるのではないでしょうか。
自分の価値観を掘り下げてみる
自分がワクワクする将来の姿、と言われてもなかなかイメージが湧かないかもしれません。
その時は、自分の考えや価値観を掘り下げて自分と向き合うことが解決の糸口になるでしょう。
自分が何に感動するのか、何に夢中になれるか、考えてみてください。
もちろん、考えや価値観は日々自分の中で変わっていくのが当たり前のことです。
それでも、今の自分にとってベストなのは何か考えることが、後悔しない選択に繋がります。
まだ自分が夢中になれるものが分からないのであれば、大学に進学することが選択肢になるかもしれません。
大学での新たな出会いが自分の視野を広げてくれるでしょう。
受験勉強をすることや大学進学が自分の人生にどんな意味があるか、上に挙げた「受験勉強が将来役に立つこと7選」を参考に考えてみてください。
まとめ
今回は、受験勉強をする意味について紹介しました。
受験勉強を通して学んだことやその経験は自分の財産になります。
また、大学に進学することで得られる出会い・学び・経験も多くあります。
自分にとっての大学受験の意味を見つけるためには、夢や価値観について考えてみることが役立つでしょう。
今回紹介したことを、自分にとってベストな選択をするためのヒントにしてみてください。
神奈川生まれ、東京育ちで、東京医科歯科大学医学部に在学中のライター。
バックパッカーとして世界を旅したいという夢を持つ。
服の好みが数ヶ月単位で変わることが悩み。
受験生時代の得意科目は古文と生物。普段は優柔不断だが、物理から生物に鞍替えすることは1日で決断した。
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