【大学受験 英文法】構文暗記がカギ!受験に受かる勉強法はこれだ!

医学部対策の勉強法

英文法の勉強方法で悩んでいる方はいませんか。授業でなんとなく習っただけで、いまいち対策の仕方が分からない方も多いのではないでしょうか。

英文法の勉強法は、一言でいえば「構文暗記」です。

ここでは、構文暗記の方法やオススメの教材を紹介し、最後に試験で問われやすい文法事項を厳選しました。ぜひ最後までご覧ください。

 

英文法学習の鉄則

遅くても高2から構文暗記を始める

高2になると、大体の文法事項の学習を終えているはずです。高3の本格的な受験勉強が始まる前に、構文暗記を始めましょう。私の高校では、高2の秋に後に紹介する “Next Stage” が配られました。毎回の授業で構文暗記の小テストがありましたが、できれば授業の進度を無視し、できるだけ早く一冊の暗記を完成させてください。

「受験構文」の丸暗記が必須

突然ですが、以下の文を訳せますか?

He went away without so much as saying goodbye.

(彼はさよならさえも言わずに行ってしまった)

ここでの without so much as は「~さえもしないで」という意味になります。簡単な語彙もつなげると新しい意味になり、とてもややこしいですよね。私は英検1級を持っており、普段から英語の動画を視聴していますが、こんな難しい表現は聞いたことがありません。口語的には、”He went away without even saying good-bye.” と言うことが多いでしょう。

このように受験英語でしか使われない、難解でややこしい表現がたくさん出題されます。どうしてそういう意味になるのかあまり深く考えずに、受験英語だと割り切って暗記してください。

実際の生きた英語はもっとシンプルです。受験英語が嫌になっても、英語を諦めないでほしいです。英語にたくさん触れて慣れていくと、YouTubeやTwitterの世界が何百倍にも広がりますよ。

一冊を完璧にする

大学受験で出題される重要構文は決まっており、どの構文の本を購入しても内容はほぼ同じです。後ほどおすすめの教材をレベル別に紹介するので、その内のどれかひとつを完璧に暗記しましょう。

暗記のポイントは、一度にたくさん暗記し (50構文ほど)、それを繰り返し小テスト形式で復習することです。また他教科の勉強に疲れたときに、息抜きとして音読するのもおすすめです。

オススメの参考書やウェブサイト

スタンダードレベル:Next Stage または Vintage

受験構文のバイブルです。どちらも似たような内容なので、どちらか一冊を完璧に暗記してください。収録されている1500問を完璧に暗記出来たら、難関校や医学部受験にも十分対応できます。

苦手な方向け:肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本

Next StageとVintageは例題形式だったのに対し、こちらの本では構文解釈の説明がメインとなっています。学校の文法の授業がいまいち理解できなかった方におすすめの教材です。「間接目的語」「同格節」といった難しい文法用語を使わずに、平易な言葉で構成立てて説明してくれています。

超上級者向け:東進 英文法レベル別問題集 レベル5 / レベル6

東進のレベル別シリーズは、自分に合ったレベルを選べるのと、少ない問題数でサクサク解けるのが好きで他の科目でも愛用していました。英文法レベル別問題集はレベル1~6ありますが、レベル1~4は Next Stage や Vintage で代用できます。その二冊を完成させた後、さらに英文法の力を付けたい方にレベル5(有名私大対策)とレベル6(超難関大対策)がおすすめです。

英語に自信があったので、軽い気持ちでレベル5を購入しましたが、非常に難しかったです。解けない問題もたくさんありました。受験英語の中でも特に間違えやすい良問ばかりを集めており、問題数は少ないですが、とても力がつきます。

大学受験STEPのウェブサイト:一問一答!英文法クエスト

机に向かう勉強に疲れた方、気分転換にクイズでもどうでしょうか。単元別や全単元からランダム、スピードアタックなどさまざまな出題形式を選べます。解きごたえのある問題ばかりです。この記事を読み終えたら、ぜひ下のリンクからチャレンジしてみてください。ちなみに私は「全単元スピードチェック(4択)」にて、11問/20問正解しました……。

これだけは覚えておきたい超重要構文!!

lieとlayとlie

lie (lie-lay-lain-lying) 自動詞 : 横たわる、寝る、そこにいる

例)She lay down on the sofa. (彼女はソファに横たわった)

lay (lay-laid-laid-laying) 他動詞 : 横たわらせる、置く

例)The railroad was laid in this town. (鉄道がこの街に敷設された)

意味も似ていて、lieの過去形とlayの原形が全く同じなので非常にややこしいです。lay(横たわらせる)は他動詞なので、後に目的語が続くはずです。目的語がないものはlie(横たわる)を選択し、受け身のものはlay(横たわらせる、置く)を使い、was laid(置かれた)としましょう。

また、lie(嘘をつく)も忘れてはいけません。こちらは lie-lied-lied-lying と活用します。

倒置

①仮定法の倒置

Had I had much money, I could have bought that car. (=If I had had much money, I could have bought that car.)

②文頭否定語による倒置

Hardly had I left the house when it began to rain. (家を出るとすぐに雨が降り始めた)

Only do I listen to Kpop. (私はkpopだけ聞きます)

文頭に “Hardly/ Scarcely/ No sooner/ Little/ Not until/ Only” などの否定や限定を表す語がある場合は要注意です。その他の倒置に比べて存在感が薄いですが、頻出なので意識的に覚えましょう。

③強調の倒置

Up came the ball. (ボールが上がってきた)

④感嘆の倒置

What a cute baby he is! (なんて可愛いベビーなんだ!)

倒置について、こちらのウェブサイトで詳しくまとめてあります。

まとめ

受験の世界では、難解でややこしい構文がこぞって出題されます。実はこれらの特殊な構文を覚えても、受験以外に使う場面はあまりありません。今は受験のためにわりきって構文暗記を徹底してください。でも本当は、シンプルで生きた英語を吸収したり使ったりするのはとても楽しいことなので、受験が終わったら、ぜひ英語の楽しさを感じ直してくださいね。

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