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社会人から医師を目指して医学部に編入するには?

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「医学部の編入試験を受けようと考えている」「医師になれるものなら、医学部の編入試験受験を考えているが迷っている」という方も、いらっしゃると思います。本日は、そのような「医学部の編入試験について知りたい」と方のためのいう方のための解説記事です。

医学部編入試験の概要や、合格するための方法について解説してきます。

社会人から医者が目指せる編入試験とは?

すでに大学を卒業していて、社会人経験をある程度重ねたからこそ受験できる、医学部の入学試験があります。それが、「医学部学士編入」の入学試験です。

「医学部学士編入」とは、医学以外の学問分野を専攻して4年制大学を卒業した人のうち、医学に対して明確な目的意識を有する「学士」を医学部の2年次もしくは3年次に編入させる制度です。現在、国立大学を中心に35の大学で、この入試制度が実施されていますが、私が一番よく聞くのは、2年次もしくは3年次に編入してからの勉強が極めてハードであるという事です。医師になるためには、現役で医学部に合格した人でさえ地獄のようにハードな6年間の修学を終えなくてはならないわけですから、すでに学問や大学の勉強から離れた人や、文系出身の人が、中途から編入して医学部の勉強についていくことの大変さを考えただけで、すでに苦労が身にしみるというものではないでしょうか。

でも、高校生の時には考えなかったけど、社会人経験を積んだ後だからこそ「医師になりたい」「医師としてキャリアを積み、輝きたい」と考える人も、一定数必ずいるものだと思います。そういう方のために門戸が開かれているのが、「医学部学士編入」の入試制度であると言えるでしょう。

また、現在のように、多くの大学で医学部学士編入試験が行われるようになったのには、2000年に文部科学省から全国の国立大学医学部に出された「ある通達」が背景にあります。それは、以下の内容の通達です:「良医育成のため、大学を卒業し、社会経験を積んだ人材を、積極的に医学部に編入させること」

大学によって、「地域医療に貢献する医師を求める」といったオリジナルの傾向はありますが、医学部に学士編入するためには、入学後は、大学での専攻や社会人経験や数学や生物と言った得意分野などを活かしつつ、タフな精神力と体力でもって医師になってから医学界に貢献し続けるという「鋼の意志」が必要とされると言えるでしょう。

医学部学士編入の科目や難易度、倍率は?

では、「難しい」「やはり倍率が高い」とも聞くし「社会人にとって有利である」とも聞く医学部学士編入の難易度や、科目数など入試制度はどうなっているのでしょうか。とても気になるところですよね。

医学部学士編入の入試でも、高3生が受験する一般入試と同じく、「1次:学科試験 ⇒ 2次:面接(集団討論)」という順番が通常です。

でも、ほとんどの大学で学科試験の科目数は、医学部学士編入のほうが一般入試より少なくなっており、また共通テストも課されないため、働きながら受験に挑む社会人にとっては好都合の入試だと言えます。医学部学士編入の入試に関する情報を付け加えますと、学科試験の前に就職の時のように書類審査が課される大学もあり、またTOEICなど英語実力検定のスコアが求められる大学もあります。

では、気になる学科試験の科目は、具体的にはどうなっているのでしょうか。それは、以下の3つのパターンに大別されるようです。

(1)英語、生命科学、物理+化学

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(2)英語、生命科学

(3)英語、生命科学、物理+化学、数学

英語と生命科学が必須で、多くの大学ではそれに追加されるとしても物理と化学だけであるようです。数学が課されない大学が多いので、これは再受験生や社会人にとって、かなり有利で好都合であるといえます。文系の人でも医学部学士編入に合格できる一因でもあるでしょう。

では、英語や、物理と化学のレベルは、どの程度なのでしょうか。一度大学を卒業している「学士」に課される入学試験なので、ある程度以上の知識や思考力が求められることには変わりありません。「大学の教養課程レベル」以上であると思っておけば問題ないでしょう。

そうなると、医学部学士編入で必須のもう一つの科目、「生命科学」とはどんなものであるのか気になりますよね。これについては、「高校の生物をベースに、人体に関する内容をさらに発展させた科目」であると言えそうです。具体的な内容については、分子細胞生物学に始まって、生化学、生理学、分子生物学、神経科学、免疫学、組織学まで含まれるという事なので、難易度の高い医学部の一般入試レベルに加えて大学で勉強する範囲まで含まれると考えるのが妥当でしょう。

また、医学部学士編入では、小論文や面接が重視されるとも言われており、学科試験の代りに小論文を複数課す大学もあるくらいです。

では次は、医学部学士編入の難易度や倍率についてです。昨今、ようやく医学部人気は落ち着いてきたとはいえ、倍率は依然として高く、国公立の前期で約5倍、後期で約18倍が平均的で、複数校出願が可能な私立に至っては平均で約19倍と言われています。学士編入にあっても倍率は「高止まり」しており、だいたい10倍~20倍と言われています。やはり、高いですね! また各大学の募集定員は5名~15名であることが一般的なようです。

ただし、この数字にはカラクリがあり、実際にはそこまで競争は苛烈ではないとも言われています。なぜかと言いますと、医学部学士編入は、私立大学医学部の入試と同様に、入試日程がバラバラであるために複数校の併願が可能なのです。そのため、優秀な人は5つ以上の大学に受かり、最終的には1つを除いて辞退しますから、補欠合格や繰上り合格がたくさん出るわけですね。最終的な実質倍率としては、3倍~4倍というのが妥当ではないかと言われています。これくらいならば、働きながら受験する社会人の方でも希望を持って臨める入試であると言えそうです。

どうやって勉強すればいい?

多くの社会人の再受験生は、モチベーション維持のためや、専門的な知識やノウハウ、刺激的な環境を求めて「医学部学士編入」コースのあるの予備校で学ぶことが多いようです。これについては、私も大賛成です。「医学部学士編入」コースは、勤続している社会人でも通えるよう、土日に開講されているので、まずは予備校に問い合わせてみましょう!

また、働きながら勉強し受験することについても、私は賛成です。その際、医学部に受かってからの生活(生活費)をどうするのか、医学部の学費はどうやって工面するのかを考えながら前に進みましょう。

さらに、社会人は若い人と比べて勉強時間の確保が難しいため、「勉強は量より質」と腹をくくり、スキマ時間、土日、有休、仕事の前と後の時間を効果的に使って勉強を積みましょう。社会人経験を活かせば、効率よく、要領よく、集中して勉強を進めていくことができるはずです。

このあたりの点については、「働きながら医学部再受験を成功させるには?」という記事にまとめてありますので、参考になさってください。

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Dietrich

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東京大学大学院修了。東京都出身。三多摩地域の自然をこよなく愛し、よくサイクリングを楽しむ。また大のドイツ通で、クラシック音楽鑑賞が趣味。英語とドイツ語とフラ...

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