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医学部の大学院の仕組みは?卒業まで何年かかる?

Campus Life
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みなさんこんにちは。10月に入って、今年も残すところあと3ヶ月ですね。

今日は、医学部を卒業したその後の進学先である「大学院」についてお話ししたいと思います。

医学部にも入ってないのにまだ早すぎる!と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、学生生活はあっという間です。それに、院に進む未来も考えると、将来自分にどんなことができるのか、キャリアを考えるきっかけにもなると思います。

医学部の大学院の特徴

まず、一般的に大学院といえば修士課程が2年、博士課程が3年ですね。しかし、医学部医学科は6年制のカリキュラムのため、卒業後は、すぐに博士課程4年のコースに乗ることができます。これは一般的な大学院との大きな違いですね。

この4年間の間に、自分の専門とする分野に関連した基礎研究や臨床研究を行います。

 

博士の学位を取得する方法が2通りあります。

1つ目は、大学院の博士課程において、所定の単位の取得と博士論文の審査に合格することで学位を取得する「課程博士」です。入学して4年後には学位申請の準備ができます。誰が研究の指導にあたるのかも明確です。

2つ目は大学院の博士課程を修了したのと同等の学力を有することを確認された上で(つまり院の単位を取得しなくても良い)、大学院が行う博士論文の審査に合格することで学位を取得する「論文博士」です。指導者も期限を決めて決定するわけではないため、きっかり4年で卒業できるわけではありません。10年以上かかる人もいるそうです。

大学院に進むメリットは?

そもそも医師になった後に、また勉強するために大学院に戻る必要なんてあるのでしょうか?

大学院進学には様々な理由があるんです。

①出世に必要

実は、大学院で博士課程を修了していない人は「講師」以上の出世ができない、という暗黙のルールがあります。

これは私も実際に聞いた話で、大学院に進学して研究、論文執筆といった一連の流れを経験していない人は准教授、教授といった出世コースに行くことができないようです。もちろん例外もあるでしょう。しかし、医局に入局して専門医を取得したり、学会発表などを経験する上で上司や教授の人からのアドバイスがとても重要になります。研究をしてある程度の学位を持っている人でなければ、説得力のある教育を人に施すということは難しいと思います。

だからこそ、医学博士の取得が出世のための必要条件となるのでしょうね。

 

②学位が肩書きに箔を付けるから

どうでもいい〜〜と思う方もいるかもしれません(笑)

でもこれ、結構重要なんです。

みなさんは、実家が開業されていたらそれを継ぐ予定ですか?それとも、開業したいと思っていますか?

もしこの2つに当てはまるのであれば、博士課程は取っておいてもいいかもしれません。自分が病院という組織を離れた後に、自分の価値を証明してくれるものは案外多くはありません。親の後を継ぐ、となった場合でも「この先生は信頼できるのか」という判断を患者さんがするための材料にもなります。開業するのであればなおさらです。

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どんな研究をしていたのか、どんな論文を書いていたのか、を患者さんが知ることは信頼関係を築く上でとても役立ちますし、自分が開業した後では大学院に進学するといった時間は持てなくなります。

クリニックで働く予定の人は、取得を考えてもいいかもしれません。

学費はいくらかかる?

医学部に6年間通ってやっと医師になれたと思ったらまた学生生活。

しかもフルタイムで働けるわけではないからこそ、金銭面が不安ですよね。

国公立の大学院であれば、1年間の授業料が東京大学 で520,800円、京都大学では535,800円と50万円あまりです。

私立の大学院であれば、慶應大学で1,110,000円、東京女子医科大学では850,000円など、大学院によって金額がバラバラです。また、自大学出身者への授業料減免を行なっている大学院や、独自に奨学金を設けている院など学費に関する制度は多種多様です。自分が受験する大学の大学院にはどんな制度があるのか、ぜひ調べてみてください。

 

さて、大学院生になったら研究と臨床現場での仕事はどうやってやりくりするのでしょうか?

実は、大学院生という身分の傍ら、アルバイトをして生活費を稼ぐ医師がとても多いです。働き方は様々で

・平日は研究に明け暮れ、土日で泊まり込みのアルバイトをして稼ぐ人
・大学院で研究をしながら、平日の1,2日で外来のアルバイトをするor夜勤や当直で稼ぐ

など、組み合わせ方もその人のライフスタイルに応じて変わってきます。特に、すでに結婚されていたりお子さんがいらっしゃる先生は、時間の使い方を考えなくてはいけませんね。

すでに医局に入局していて、同じ大学の院で研究している場合は、教授や自分の上司が勤務時間の調整などに協力してくれる、なんてこともあったりなかったり(笑)

自分のキャリアを想像して、なりたい像を目指そう

いかがでしたか?なんか難しいな…と思った方もいらっしゃるかもしれません。

みなさんはすでになりたい医師像や、やってみたい仕事がありますか?

まだ決まっていない人は、医学部で見つかるかもしれません。もうすでに見つかっている人はもっと具体的な目標ができるかもしれません。みなさんの夢を実現するのに大学院が大きなサポートとなってくれる可能性があります。

ぜひ、勉強したいこと、やってみたいことを大切にしてください☆

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